A・B問題。
この世は全てA・B問題で出来ている。
ある日の朝、
TVの「星座うらないコーナー」にて、
いて座「今日は臨時収入があるかも」と出ていた。
ぼくは当然あるはずのものを探した。
「今日は臨時支出があるかも」を。
・・・当然ながらなかった。
まあ、このような不吉な話(?)は
うらないの主な視聴層には「うけ」が悪いと見えて、
ないわけだが。
しかし、
誰かが臨時収入を受け取るからには、
当然、
誰かが臨時支出を支払わねばならない。
・・・正月にたまたま出くわした、
遠縁の親戚の子供のようなものだな( ´∀` )。
AがあるからBがある。
作用(A)には、反作用(B)。
バターやクリーム(A)には、低脂肪乳(B)。
ガソリン(A)には、ケロシンやプラスチック(B)。
クレカのポイント(A)には、購買履歴(B)。
コインの裏と表。
表があるから、裏があり、
裏があるから、表がある。
表は又、裏であり、裏は又、表である。
表面的にだけ物を見ると、
その裏に隠れている物の意味や重要性は
永久に見えてこない。
PS
財務省が大好きな生活保護者叩き。
あの種の批判の中で最も多いものに、
「働け!」(A)というのがある。
けれども不思議なことに彼らは、
「雇え!」(B)とは決して言わない。
雇用者(A)になるためには、
雇い主(B)が必要なのだが、これは言わない。
160万世帯ほどいる生活保護自給者世帯の、
約55%は単身高齢者世帯であるそうだ。
これらの世帯の消費性向は1にきわめて近く、
政府の支出額のほぼすべてがGDPに変換される。
(乗数波及効果を含めると極めて高い景気刺激効果がある)
彼らをモラルハザードの温床だ!と揶揄する財務省。
一方、こちらには何も言わない。
(というか、大抵の国民は知らない)
わずか20社で消費税の還付金が2.2兆円。
(昨今の円安で増加傾向)
・・・こちらはモラルハザードではないという。
大企業群の消費性向は0.1以下であり、
仮に100億円程度還付しても、
数億円程度しかGDPには反映されない。
(ある種の企業群ではほぼ0のことも)
輸出還付金は、
下請け事業者が中間財について、
消費税を全額価格転嫁している、
だから、正当な還付である。
という建付けなのだが、
「あー、そうですね!」
と思う奴がどのくらいいるだろうか?
一番叩かれている生活保護自給者が、
一番GDP成長に貢献しており、
一番ほめそやされている大企業群が、
一番GDP成長を阻害しているという・・・。
「モノ余り」の近代経済の奇妙な事実。
貧者がいるから、富者がいる。
劣等生がいるから、優等生がいる。
美女がいるから、醜女がいる。
次回は閾値問題について。
