あんたら「予知能力者」?

 

現代の社会で、

 

「私には予知能力がありま〜す」

 

などと言う輩がいても、

 

それを頭から真に受けるバカはそういないと

思うが、

 

信じられないことに「ある界隈」では、

 

それと似たようなことが、

 

まかり通ってしまうらしい・・・。

 

 

経済産業省は「成長産業」と位置づける

航空機産業に投資するそうである。

 

アプリオリに先立って、

どの産業が成長するのかわかる・・・?

 

やる前にわかっているから、投資するという論理。

 

あんたら、予知能力でもあるのかね?

 

この能力があれば倒産も失業も何もない。

(・・・はずである)

 

 

失敗しててwww。

 

成長したから「成長産業」なのですよ😂。

勝ったから「勝者」なのですよ😂。

 

「成長産業」だから成長したのではなく、

「勝者」だから勝ったのではないのです。

 

木の良し悪しを判断するには、

その実を持ってせよ。

 

・・・どんな実がなったのか?

 

リンゴがなったらリンゴの木。

 

ってわけ。

 

経済成長のために投資が必要。

 

これは正しいのだが、

 

問題なのはアプリオリに先立って「成長産業」が

わかる。

 

としている点である。

 

・・・というか、それがわからないから、

欠陥も多い市場経済を採用しているのである。

 

完全に需要予測が出来る!というなら、

計画経済の方が遥かに優秀であるから。

 

 

・・・まあ、結果はすでに歴史が証明している。

(ソビエト破綻の根本的な原因)

 

我々には予知能力はない、ということは

すでに自明である。

 

けれども彼らは、それがあるというのである。

 

もはや、オカルト😂。

 

今後、

誰かが「成長産業投資」の話をし始めた、

そいつは、神秘主義者かなにか、

占いをガチで信じる手合と思って間違いない。

 

もう、盛大に笑ってやるのが正しい振る舞いである。

 

PS

経産省にしても、財務省にしても

多分、わざとやってるんじゃないかな?

 

という節も大いにあるわけだが、

 

今、日本に本当に必要な経済政策は、

有効需要の創出、

(とくに消費性向の高い層への)減税と給付

だけである。

 

非常にシンプルでムダがない。

・・・というか、コレ以外の政策は基本的に

効果と効率の点で、

減税と給付に絶対に劣るため、

本来、マトモな知性があれば提案するはずなど

ないのだが、

 

マトモな知性があるやつのほうが少ないので

こうした非常に馬鹿げたことが

まかり通っているのである。

 

考えてみれば、

60年台以降の日本のダイオードやICの開発、

あるいはコンピュータ関連の開発に、

 

政府の公金がどの程度投入されていたのか・・・?

 

否、その必要があったかどうか。

 

これを考えればすぐにわかるだろ。

 

需要があれば供給される。

 

本質はただコレだけである。

 

政府が介入せねばならない事柄は、

安全保障、医療、教育などの市場経済とあまり

なじまないような事柄にだけ限定するべきであって、

 

民需に介入するなど烏滸の沙汰である。

 

それこそ、市場経済の否定そのものである。

 

景気対策だというなら、減税と給付。

これだけにすべきであるし、

 

特定の産業の強化が必要だと言うなら、

その「必要性」を納得させるべきである。

(なぜMRJを途中でやめたのか?)

 

必要だと言うなら、赤字云々ではなく、

最後までやりきらないといけないからだ。

 

方向性や整合性を尽く欠いており、

本当にアホらしい。