安物買いの銭失い。

 

安くあげようとして、結局、高く付く。

 

これは世にゆう

「安物買いの銭失い」である。

 

『サランボー』(フロベール)読了。

 

ローマとの宿命の戦いに勝利したカルタゴ。

 

もう傭兵はいらんから、支払いは安く抑えよう。

 

慢心した有力者たちは、

自分たちさえ良ければよいとばかりの

振る舞いを取り続け、

 

傭兵たちの恨みをかってしまう。

 

不穏な空気が漂うなか、

報酬の未払を発端にした傭兵たちの反乱が発生。

 

戦費調達を理由に

周辺部族からも過酷な税を取り立ていたカルタゴ。

 

反乱は、

みるみるうちに周辺部族にまで拡大。

 

事態の悪化に気が付かない有力者たちは、

打つ手を尽く間違えてしまう。

 

そして事態は最悪の方向へと進んでいく。

 

「勃興」には運が、

「亡び」には普遍性がある。

 

賢者は単に目前のことだけを考えるべきではなく、

特に将来に思いをいたさねばならぬ。

 

『歴史』(ポリヴィオス)より引用。


ちょっとケチりたいとか、

ちょっと見栄をはりたいとか、

 

考えるのが面倒なので、テキトーに処理しよう。

 

手柄にもならんし、

自分の責任じゃないからし〜らね。

 

こんなことは、

今やどこでも普通に行われているわけだが、

 

致命的な崩壊は、

悪意とも言えないような小さな利己心や

無思慮から起こる。

 

 

 


上の無責任と、

誰かがなんとかしてくれるだろう式の、

当事者意識の欠如😁。

 

先々を見据えて何かしようとする

為政者の異常なまでの少なさ。

(GDP成長の凍結)


「今だけ、金だけ、自分だけ」

現代日本と、カルタゴはよくにてる。

 

現代の傭兵っていえば、さしづめ移民?

 

困ったら外注、困ったら移民。

 

なんでもケチって安くあげようは結構だけども、

安物買いの銭失いにならなきゃいいけどな😁。

 

PS

軒を貸して母屋を取られる。

 

てな、慣用句もありますな。

 

昔の人は利口ですね。

 

政治家が論語を読まなくなって久しい現在、

論語どころか、マキャベリも、韓非子も、

ケインズも、ウェーバーも何も読まない。

 

プラトンも、アリストテレスも、なーーーんも。

 

・・・これでよく政治家でございって、言ってられますね😁。

 

アハハ。逆に感心するわ😂。

 

ホルスト・ガイヤー『馬鹿について』より、

馬鹿の定義を引用😁。

 

反省によっておのれを問題にできる人は

正真正銘の馬鹿ではありえない。

 

つまり、

自分が馬鹿かもしれないと一ミクロンでも

感じる人は、正真正銘の馬鹿ではない、

ということである。

 

THE 絵に描いた馬鹿。

 

 

サランボーの主人公の1人、

カルタゴ側を指揮して戦ったのはハミルカルは、

かの有名なハンニバルの親父。

 

 

HA・N・ZA・I・SYA。

 

ハ・ン・ザ・イ・シャ。

 

HA・N・NI・BA・RU。

 

ハ・ン・ニ・バ・ル。


・・・なんか音が似てね😁?

 

馬鹿らしくなってきたのでやめまーす♡。

 

・・・アホに何を言っても疲れるだけなので😁。