持っていける物と、そうでない物。
人間の持ち物の中には、持っていけるものと、
そうでない物がある。
ローマの哲学者、セネカは、『母ヘルウィアへの慰め』という
母にあてた手紙の中で、このようなことを言っている。
追放とは、住む場所が変わるだけに過ぎない。
友や、住み慣れた故郷を離れることは、
辛いことではあるが、
私には、常に付き従う友がいる。
それは、「徳と知恵」である。
権力者は、他の全てを剥ぎ取ることはできるが、
唯2つ、「徳と知恵」だけは剥ぎ取ることができない。
文明のある場所とは、すなわち
「徳と知恵」のある場所である。
すなわち、私が「徳と知恵」とを携える限りにおいて、
私の住むところは、全て、「文明地」となる。
追放は私に、
致命的な影響を与えることはありません。
母上様にあっては、心痛なさいませんように。
と母を慰めたという。
ストア派に造詣の深かったセネカらしい
素晴らしい言説であると思う。
一体、どんな資産を大事にしなければいけないのか?
それを教えてくれる名言である。
PS
今日、またもや衝動買いをしてしまった(笑)。
近所のレンタルショップ(三洋堂)にいったら、
『ROME』のレンタル落ちが売っていた。
なんと、一枚100円。
激安だ!と思ったのだが、なんと、3枚以上買うと、
30%引き!!
一枚あたり77円!!!
全11巻をまとめ買いしてしまった。
この作品、カエサルとアウグストゥスを英雄として
扱う都合上、ブルータスとキケロは悪役として描かれる。
まあ、アングルであるから、しょうが無い(笑)。
思想家、哲学者としてのキケロと、
政治家としてのキケロの評価は当然違うわけだが、
そこらへんは複雑である。
ちなみに、あらゆる場合にアントニウスは
悪役である(売国奴野郎扱い(爆笑))。
私は、歴史物の作品は比較的好きだが・・・。
まあでも、そんなことは、この作品を購入した
理由ではない。
最大の購入理由は、
オクタヴィアの裸がみたいから
エローイんだもの(み○お)
20前後のケリー・コンドンはまじで美しい。
それが半裸、時には全裸で登場する。
劇ヤバ。鼻○ブーである(笑)。
問題は、全部見ると、
まる一日以上かかるってことだな・・・。
DVD借りても見ないで返すことがしばしばある(笑)。
まさか、これも・・・。
持っていける物と、そうでない物。