トランプ氏の黒人、有色人種差別発言が取り沙汰
されている。
意外というか、あまりに不勉強というか、
人種平等が西洋の産物だとおもいこんでいる馬鹿が
多いが、
伝統的にアメリカは建国以来一貫して人種差別国家である。
大体、アメリカが移民排斥などということを唱えている事自体、
定義矛盾である。
そもそも、アメリカ人という人種は居ないのだから。
いや・・・。厳密にはいるけれど。
インディアンが。
このインディアンという言葉自体が、コロンブスの誤解に
基づくものである。
スペインの後援をうけたコロンブスは、西回りの
インドルートを探検していた。
その結果、新大陸を見つけたのである。
イスラム世界では当時、ほぼ正確に地球のサイズを
理解していたのだが、西洋とイスラムのあいだの尺度の
解釈に微妙なズレ（3分の一程度）があり、
アメリカ大陸の位置をインドの位置と勘違いしてしまったのである。
その結果、インドに住む人＝インディアンとなった。
そんなことはどうでもいい。話を本題に戻そう。
では、インディアン（アメリカ先住民族）はどうなったのか？
答え 絶滅した（ほぼ）、虐殺と収奪、疫病の蔓延によって。
白人は、土地を取り上げ、徹底的に収奪したのである。
建国からこれである。
移民排斥って・・・。
お前が言うな！
である。
また、アメリカの黎明期、アメリカの鉄道建設などを支えたのは、
支那人の苦力（クーリー）だったのだが、
後に彼ら支那人たちは、「黄禍論」という意味不明な
人種差別主義によって排斥され、文字通り追い出された。
今日では絶対に触れられることのない黒歴史だろうが、
大陸横断鉄道が完成した後、東欧やアイルランド、
スコットランドからの移民が殺到したのだが、
そこには支那人移民がすでに住み着いてた。
しかも、彼らは上手に商売をし、財産を持つまでに至っていたのである。
そこで、白人はこの西海岸で何をしたか？
かつてのインディアンの虐殺よろしく、支那人居留地を襲撃、
虐殺し、追い払い財産を強奪したのである。
ゴールドラッシュのあと数年して、カリフォルニアで白人に殺された
支那人の数は、インディアに匹敵するとさえ言われている。
乞食同然の移民白人にとって、劣っているはずの有色人種が
定職をもって独立している姿は、納得できるものではなかったのである。
ごく最近まで、黒人差別を継続していたことでも
あきらかなように白人とは根本的に恐るべき差別主義者なのだ。
（黒人差別というより、黒人虐殺である
実際吊るしてんだから）
そもそも、現代の世界で人種差別はいけないことと
されているが、このスタンダードを作ったのは誰か？
それは他ならぬ日本人である。
この一事だけでも、日本という国の偉大さがわかるというものだろう。
世界に先駆けて人種平等提案をしたのは、日本
（大日本帝国）だったからだ。
パリ講和会議（1919）
これは白人の反対によって「当然に」退けられた。
当たり前である。この時代、差別というのは当たり前中の
当たり前だったのだから。
今日、ナチスドイツのユダヤ人虐殺が問題にされるが、
ユダヤ人虐殺など、普通なのである。白人にとって。
十字軍の景気付けのために軽くユダヤ人を血祭りに
揚げる話など中世の物語には結構出てくるぞ。
要するに、戦費の不足を補うために、
取りやすいから取ってるというごく単純な理屈であるが・・・。
十字軍とはエルサレム奪還を目指す聖戦。
というお題目のもとに、ヤリタイ放題ツアーとでも言うべき
壮大な蛮行である。
今日の観念では信じられないが、異教徒は殺しても
罪にならない。
これは重要なタームである。西洋史を理解する上で
人間とは普遍性がないということをりかいするべきである
１６４８年にウェストファリア条約が制定されるまで、
宗教の違いはすなわち、相手を殺す正当な理由として認められてた。
異教徒の殺害は正当だったのである。
日本人にはどうしてもこの感覚が理解できない。
わけもなく人を殺す。（日本人にはこう見える）
意味がわからない。
今日、西洋人は、人権だの、民主主義など、人道だのという
ことを声高に叫び、アフリカや支那を攻撃するが、
これはどう考えてもおかしい。
お前が言うな！
という意味で。
つまり、トランプ氏に代表される差別主義は
なにも昨日今日始まったのではない。
A．白人は伝統的に差別主義なのである。
PS
アメリカ大陸はどうしてアメリカ大陸っていうの？
発見者がアメリゴ・ベスプッチっていうからだよ。
（くだらない豆知識）
ちなみに支那人はアメリカのことを、
「美国」と表記するらしい。どうでもいいことだが。