最近話題のベーシックインカム。
福祉の平等化や、低コスト化の鍵などと
一部の層にもてそやされているが、
こんなものは、たちの悪い冗談であると私は思う。
そもそも、現在の財政均衡が至上命題のような
状態で、ベーシックインカムを導入すれば、
人頭税もどきの課税(消費税、固定資産税など)
が横行することは、疑う余地がない。
結果的に、又、人件費が切り下げられる。
(企業がこんなもに金をだすわけがないから)
また、TPPなどの関税障壁が取り除かれた状態では、
生産拠点を何処に置くかは、企業のフリーハンドであり、
ベーシックインカムがもたらすであろう、
「非効率な労働慣習」がそれに耐えうるとはとても思えない。
全世界が同時にベーシックインカムをやるなら、まだ
可能性が有るかもしれないが、現実的には不可能である。
また、そもそもベーシックインカムで企図されているものは、
言うなれば強者の論理としての、自己管理論であり、
リスクヘッジのための社会保障を切り捨て、
それを全て個人の責任に帰するような形に変更する、
ベーシックインカムは平等であっても、公平でない。
例えば、病弱で生まれる人間と、頑強な人間がいるとすると、
現在のシステムにおいては、後者は前者に対して一見不利な
制度のように思われる。が、実際には、誰が、病弱で、
誰が頑強であるかは、ランダムであり、
また、頑強な人間がある日突然、難病に罹るということは、
普通にありえる。
つまり、こうした不確実性をカバーするためにある社会保障を
安易に自己責任に帰することは、リスクを極大化する行為である
と言わざるをえない。
「全体」をみた上の政策とはとても言えない。
必ず、医療や、介護などのインフラが今より
切り下げられるに決まっているからである。
その他の側面として、
個人がどの程度金を稼ぎたいか?あるいは、使いたいかは
個人の自由であり、ベーシックインカムはそれを捻じ曲げる。
働かない人間は、自己の選択としてこれを
なしているのであり、それに対して国家が介入することは、
彼らの尊厳を傷つける行為である。
政府は、働きたい人が働ける世の中をつくりさえすればよく、
金銭を給付するのは基本的に間違っている。
それ以前に、きちんと賃金が上昇するような
政策を実施するのが先である。
私は、同様の理由で、子供手当にも反対である。
就業支援としての、保育所の整備などの政策は、労働効率上
極めて有用であるから、今後ももっと推進するべきと考えるが、
「子供手当て」の様な単純なバラマキ政策は、
結局、必要のない人にまで、それらをせねばならず
無駄な政策であると感じる。
(高額所得者等にも、当然その権利はあるため)
噴飯ものなのは、政府は高額所得者は自分から
辞退することが望ましいなどと
トンデモないことを言っている
始末である。誰が、辞退などするものか。
バカも休み休み言えといいたい。
だったら、地方公務員こそ辞退せよ。
(育休だの、産休だのも取り放題
お手盛りの○○手当だらけであり、
二重取りである)
子供は親が自らの資力で育てるべきである。
だからこそ、子供は親を信頼し、尊敬するのである。
金銭の不足が学ぶ機会に影響するというなら、
奨学金制度の充実
(優秀な人間が無料で学べるようにするなど)
を図れば良。
「子ども手当」などの広く薄い政策は政権の
人気取りにすぎない。
誰も、人の施しでなど暮らしたくはないのである。