【インドネシア】3月の消費者信頼感、1年4カ月ぶり高水準
中央銀行が発表した3月の消費者信頼感指数(IKK、総合指数の速報値)は118.2となり、前月から2.0ポイント上昇した。雇用情勢や事業活動を中心に期待指数が改善。2カ月ぶりに前月を上回り、2012年11月以来、1年4カ月ぶりの高水準となった。
指数は100を超えると楽観圏、100を下回ると悲観圏となる。1カ月の支出額が500万ルピア(約4万5,600円)以上の世帯を中心に景況感は改善。総合指数を構成する期待指数(IEK、向こう半年の見通し)が3.2ポイント上昇の123.9となり、全体を押し上げた。うち雇用を示す指数が4.8ポイント、事業活動が3.9ポイント、それぞれ上昇した。収入は0.9ポイント上がった。
現況指数(IKE、半年前と比べた現状認識)は0.8ポイント上昇の112.5。4カ月連続で110以上の水準を維持した。
物価の見通しは、3カ月後(6月)の予想指数が175.2で、前月から4.5ポイント上昇。6月末にイスラム教の断食月(レバラン)が始まることで、飲食品やたばこ、衣料品の需要が高まるとみられているためだ。6カ月後(9月)は1.1ポイント上昇の178.6。政府が燃料や電力向けの補助金支出を減らす可能性があることが主な理由に挙げられた。
都市別(対象18都市、計4,600世帯)の総合指数は12都市で上昇した。北スラウェシ州マナドが18.4ポイント上昇の152.0と最大の伸びを示した。
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