【アフリカ縦断、70日の旅が終わりました】
実際にはエジプトから南アフリカのアフリカ大陸南端の岬、希望峰までは55日で達成したのですが、その後も南アフリカを中心に3カ国、合計で13カ国のアフリカの旅となりました。
以前からアフリカを旅する友人たちの話を聞く中で、現地で直面する現実に心を動かされ人生が変わったという人が多いと知っていました。
いくつかのスラム地区やタウンシップなどを訪問し、家庭環境で学校に通えない子供たちを目の当たりにし、日本での当たり前の日常と自然と比較し、
貧困だけでなく、インフラや衛生面、治安の問題も実際に目の前に現れると、これまでの自分とこれからを考える大きなきっかけとなった。
スマホ盗まれたり、トラブルもあったけど、この経験は一生忘れられない瞬間となるだろう。
これからもそんな瞬間にもっと出会っていきたいと思う。
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ダンスの可能性
各地を回る中で改めて感じたのは、ダンスやアートの可能性。
これはもはや衣食住踊と同レベルと言ってもいい。厳しい生活環境の中で、芸術や音楽は生きがいであり、心の拠り所であり、現実を忘れることができる。
また、部族によってはお祭りや伝統儀式に生活を削って捧げている人もいる。
踊ったり歌ったりすることは誰でもすぐにできることで、現実の生活環境をすぐに変えることが難しい中での希望となっていた。
ダンスをやっていて良かったと感じる瞬間がそこにあった。
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自由と幸せ
アフリカの国々を旅していると、アフリカ人の自由さに感心することが多かった。
彼らは基本的に自分たちのペースで生きているが、優しく、時にはあまり話を聞かないこともある。
僕も自由の国と言われるアメリカに14年住んでいたが、何をもって自由と定義するかは人それぞれだけど、
アフリカの国々は植民地時代から独立して間もない国も多く、彼らが誇りを持って自分たちの国を創り上げている姿に感動する一方、政治的背景により、なかなか思うようにいかないような状況も現実にあった。
「自由である」という事は幸せに見せる努力よりも幸せになる努力を意味する。
アフリカの自然の雄大さや人々の優しさ、物価の安さなども魅力的だけど、僕が住みたい国ランキング暫定一位は依然、日本だ。
幸せになりたいと思い続ける限り、自分が不幸だと思いこむことになる。
不安を消したいと思い続ける限り、一生不安の沼から抜け出せない。
だったら、自分の本能に従おうと決めました。
だから、旅に出ました。
自分から動き出して重ねた体験は、人生における素晴らしい記憶の残高となる。貯金と違って減ることはない。
その経験はお金や肩書きの何倍もの価値を発揮する事もあるかもしれない。価値を追うのではなく、これからも体験を取りにいきたい。
やりたいことを見つけるためには、感動すればいい。心を震わせることができたらどんどん見つかる。
感動はCanとdo
『できる』と『する』から生まれる。
人生を楽しくするのは、知っていることより、まだ知らないこと。
旅はこれからも続きます。
ご覧頂きありがとうございました!
いつか地球のどこかでお会いしましょう。