約7年間勤めていた、動くブロードウェイこと、ザライドが10月16日に終わります。
このバス自体は12年続いていて、その中で30000公演以上を行ってきました。僕はその半分以上務めていたことになります。
2020年から2年近くストップしていて、なんとか再開し、しばらく頑張っていましたが、やはり2年間の歪みを取り戻すことができなかったようです。
個人的にもアメリカで一番パフォーマンスをしていた会社でもあり、おかげさまで普通はありえないであろう、パフォーマーとしての日米デュアル生活を可能にしてくれました。 ビザを取得する時も快くサポートしてくれたり、パフォーマーにも優しい職場でした。日本人のお客さんは、アメリカに次いで2番目に多かったらしく、日経メディア各種にも多く取り上げて頂きました。
また、日本を始め、ロンドン、ドバイ、サンフランシスコなど、他国へ展開する流れも構想としてありました。
ニューヨークは人の流れも早く、7年も働いていると当時からいたメンバーも、3、4人くらいしかいなくなっていて、新しく来るメンバーを教える立場にもなっていました。
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2014年にオーディションに「勝手に」応募したのが始まりです。
それまでは劇場の中で踊ったり、部屋の中で教えるダンスの仕事をメインで行っていた時に、ふと
「これってNYで踊っているって言えるのか・・?」
と感じるようになっていました。
お客さんは変われど、劇場内の景色は日米でそんなに違わないからです。
その時に、このバスを街で見た時に、NYの外の舞台の景色を背景に踊るという事が、まさにここでしか体験できない舞台だと思い、即メール。1年近く待ちましたが、スポットが空いてはれてパフォーマーとして採用されました。
色々な想い出があり、書ききれませんが、たくさんの友人や、関係者、家族にも乗ってもらいました。
文字通り雨の日も雪の日も、憧れのニューヨーク、マンハッタンの街並みを舞台に踊り続けてきました。
ただの、いちパフォーマーではありますが、ガイジンである自分がパフォーマーとして生き残ることができた大きなきっかけになったものでもありますし、自信を持っておすすめできるエンタメに関われたことは自分の大きな糧になりました。
終演時はNYにいることはできませんが、最後まで在籍できたこと、感慨深く、そしてとても感謝しています。
とはいえ、エンタメは終わらないし、踊ることも当然やめません。
これからも色々な方法で見ている人を楽しませたり、勇気づけることができるパフォーマーであり続けたいと思います。
https://experiencetheride.com/
あと1週間、上記のURLからチケットも販売して乗ることができますので、NYにいてまだ乗ったことのない方は、是非一度体感してみてくださいね!
再びアメリカで無職になりましたが、今後もありのままをお伝えしていきますので、どうぞ引き続きToshiアメリカ第二幕をお楽しみくださいませ
自分の人生の舞台は自分で決める。
※世界中どこでもワークショップ、パフォーマンス、講演も行きます。ご連絡お待ちしております
※もう2度と取れないライドと撮ったカレンダー2023年度バージョンも販売中です
※転んだ分だけ雪だるま形式で大きくなっていきます