6月5日から公開の『孤高のメス』観に行って来ました。
ここ数日の堤さんのバラエティーやトーク番組出演を観てて、
ますます早く観に行きたかったので、
今日行って来ました
トーク番組なんかに出られているときは、
「キャー
かっこいい~
」な堤さんなんですが、
役者の顔のときのは別物です。
きっちりそれぞれの役をこなされるので、
堤さんを観ているんだけど、
ちゃんと話に引きずり込ませてくれ、
ストーリーの登場人物として観る事が出来るのがなんだか不思議なんです。
いわゆるアイドル系の俳優さんとは、
その辺が違うんでしょうね。
さてさて、感想の方なんですが、
ストーリーとしての感想。
ネタバレあるかもしれませんので、まだ観てない人は読まない方がいいかも?
『母と息子』の関係がかなり見所だと思います。
夏川さん演じる中村浪子と保育園に通う息子。
これは現在の私の状況とオーバーラップしました。
もちろん私はシングルマザーでもないし働いてもいないのですが、
それぐらいの子供がいる母としての目線です。
余さん演じる武井静と高校生の息子。
これはなんだか将来の私の目線・・・というか、
もし息子達が同じような状況になったとしたら、
私だったらどうするんだろう・・・。
ストーリーでは高校生の息子くんが脳死状態になるんですが、
そこで自分の息子の臓器を提供するという判断を、
もし私だったら果たして下せるのだろうか・・・。
子を持つ母ならかなり感情移入してしまうのではないでしょうか。
特に私は余さんの演技はほんとに素晴らしいと思いました。
めちゃくちゃ引き込まれました。
私はあんまり映画とかで泣かないんですけど、
自然と涙がこぼれました。
どんなシーンで泣いたか、なんて書くのはあまりり意味がないとも思うんですが、
一応自分の記録の為に書いておきます。
・高校生の息子くんがドナーになって手術室に運ばれて行くシーン
・また手術室から息子くんが戻って来たシーン
・余さん演じる武井静先生の指揮で子供たちが合唱しているシーン
全部、余さんにやられました
もちろん堤真一さん演じる当麻医師の冷静で人間味があり正義感の強いヒーロー的な要素、
これももちろん見所です。
でもご本人は少し控えめに演技されたようです。
前に前に出る「オレはこんな演技が出来るんだぜ」的な物とは違うと感じられたそうで。
主役の控えた演技により、特に母子の心の葛藤みたいな部分が強調され、とても良かったと思います。
ヒーロー映画じゃなく、ヒューマン映画なんだと思いました。
しかしあんな当麻先生・・・というか上司?自分が看護士だったら、やっぱ惚れてまうやろーーーー。
夏川さん演じる中村浪子が病院の中で翌日の手術の勉強をして来た時、
当麻医師が入ってくるシーンがあるんですが、
あれ、なんだかドキドキしちゃいました。
最後の病院で記念撮影をする前のやりとりも、
なんだか胸が切なくなり、
鈍感な当麻先生にも笑えました。
劇中で都はるみさんの歌が出てくるのが、
なんともアンバランスなんですが、
それが逆に当麻先生のお茶目な部分を出す意味で重要なんでしょうね。
原作はポール・モーリアの設定だったらしいのですが、
『完璧なお医者さまの意外性』というところで、
唯一笑いのあったシーンです。
堤さん達が一生懸命練習されたという手術シーン、
映画中たくさん出て来ます。
役者さん達が練習された努力ももちろんですが、
臓器等を作られた小道具さん達も素晴らしい訳なんですよね。
『医者と役者はチームワークと言う点で似ているところがある』
とおっしゃってたの、なんだかわかる気がしました。
役者もスタッフも皆頑張ってるから、素晴らしい物が出来上がるんですね。
医療の現場でも、きっと先生だけでは成り立たない物なんでしょう。
さて一番大きなテーマでもある、
『脳死移植』。
私がもし脳死状態になったら、
ドナーになってもいいかも、と思えました。
ただもし私自身がドナーの意思があっても、
家族がイヤだと言えば、辞めておいて欲しい。
やはり残された人間が、納得出来る事が一番なんだなぁと思いました。
観客の一人でも「ドナーになってもいいかも」と思わせる事が出来たのなら、
この映画はとても意味のある映画になる事でしょう。
ここ数日の堤さんのバラエティーやトーク番組出演を観てて、
ますます早く観に行きたかったので、
今日行って来ました

トーク番組なんかに出られているときは、
「キャー
かっこいい~
」な堤さんなんですが、役者の顔のときのは別物です。
きっちりそれぞれの役をこなされるので、
堤さんを観ているんだけど、
ちゃんと話に引きずり込ませてくれ、
ストーリーの登場人物として観る事が出来るのがなんだか不思議なんです。
いわゆるアイドル系の俳優さんとは、
その辺が違うんでしょうね。
さてさて、感想の方なんですが、
ストーリーとしての感想。
ネタバレあるかもしれませんので、まだ観てない人は読まない方がいいかも?
『母と息子』の関係がかなり見所だと思います。
夏川さん演じる中村浪子と保育園に通う息子。
これは現在の私の状況とオーバーラップしました。
もちろん私はシングルマザーでもないし働いてもいないのですが、
それぐらいの子供がいる母としての目線です。
余さん演じる武井静と高校生の息子。
これはなんだか将来の私の目線・・・というか、
もし息子達が同じような状況になったとしたら、
私だったらどうするんだろう・・・。
ストーリーでは高校生の息子くんが脳死状態になるんですが、
そこで自分の息子の臓器を提供するという判断を、
もし私だったら果たして下せるのだろうか・・・。
子を持つ母ならかなり感情移入してしまうのではないでしょうか。
特に私は余さんの演技はほんとに素晴らしいと思いました。
めちゃくちゃ引き込まれました。
私はあんまり映画とかで泣かないんですけど、
自然と涙がこぼれました。
どんなシーンで泣いたか、なんて書くのはあまりり意味がないとも思うんですが、
一応自分の記録の為に書いておきます。
・高校生の息子くんがドナーになって手術室に運ばれて行くシーン
・また手術室から息子くんが戻って来たシーン
・余さん演じる武井静先生の指揮で子供たちが合唱しているシーン
全部、余さんにやられました
もちろん堤真一さん演じる当麻医師の冷静で人間味があり正義感の強いヒーロー的な要素、
これももちろん見所です。
でもご本人は少し控えめに演技されたようです。
前に前に出る「オレはこんな演技が出来るんだぜ」的な物とは違うと感じられたそうで。
主役の控えた演技により、特に母子の心の葛藤みたいな部分が強調され、とても良かったと思います。
ヒーロー映画じゃなく、ヒューマン映画なんだと思いました。
しかしあんな当麻先生・・・というか上司?自分が看護士だったら、やっぱ惚れてまうやろーーーー。
夏川さん演じる中村浪子が病院の中で翌日の手術の勉強をして来た時、
当麻医師が入ってくるシーンがあるんですが、
あれ、なんだかドキドキしちゃいました。
最後の病院で記念撮影をする前のやりとりも、
なんだか胸が切なくなり、
鈍感な当麻先生にも笑えました。
劇中で都はるみさんの歌が出てくるのが、
なんともアンバランスなんですが、
それが逆に当麻先生のお茶目な部分を出す意味で重要なんでしょうね。
原作はポール・モーリアの設定だったらしいのですが、
『完璧なお医者さまの意外性』というところで、
唯一笑いのあったシーンです。
堤さん達が一生懸命練習されたという手術シーン、
映画中たくさん出て来ます。
役者さん達が練習された努力ももちろんですが、
臓器等を作られた小道具さん達も素晴らしい訳なんですよね。
『医者と役者はチームワークと言う点で似ているところがある』
とおっしゃってたの、なんだかわかる気がしました。
役者もスタッフも皆頑張ってるから、素晴らしい物が出来上がるんですね。
医療の現場でも、きっと先生だけでは成り立たない物なんでしょう。
さて一番大きなテーマでもある、
『脳死移植』。
私がもし脳死状態になったら、
ドナーになってもいいかも、と思えました。
ただもし私自身がドナーの意思があっても、
家族がイヤだと言えば、辞めておいて欲しい。
やはり残された人間が、納得出来る事が一番なんだなぁと思いました。
観客の一人でも「ドナーになってもいいかも」と思わせる事が出来たのなら、
この映画はとても意味のある映画になる事でしょう。