シングルステッチの裾をチェーンステッチに変更する手順
GOEMON-タローです。
今日はシングルステッチで仕上げられたジーンズの裾をチェーンステッチに変更する際の手順の紹介です。
シングルステッチというのは、表側も裏側も同じ1本の線になっている仕上がりです。
裾上げとしては全く問題のない仕上がりです。
が、ジーンズの裾はやっはりチェーンステッチが良いなぁ・・・という方も多くいらっしゃるので、シングルステッチからチェーンステッチに変更のご依頼も多いんですね～
まずは変更前
裾の折り幅が少し広いので数ミリ狭くしつつ、糸の色も普通に黄色系に変更します。
まずはステッチを解いて折り返してある生地を開き、アイロンでプレス。
元々ステッチが入っていた場所は上の写真のようにステッチ跡が残っています。
新しく入れるチェーンステッチはこの跡の上に入れると自然な仕上がりになるので、この跡を基準に計算して仕上がり位置と裁断するところにチョークで線を引きカットします。
定規でバシッと一発で印付けが出来れば良いのですが、歪みもあるので少しづつ測りながらの作業になります。
後はチェーンステッチ裾上げ専用ミシン（ユニオンスペシャル４３２００G）でステッチを入れるだけですが、出来るだけ元々のステッチが入っていたところに入れたいので、ここでも微妙な調整が必要です…。
仕上がりはこんな具合に
表側はシングルステッチと変わりませんが、裏側がチェーン状になっているのがチェーンステッチです。
今回はかなりドンピシャに近く元々ステッチが入っていた跡にチェーンステッチを入れることが出来ました。
毎度このクオリティーで仕上げられれば良いのですが、ズレが生じます。
ズレと言っても１㎜以下のズレなんですが、元々の跡から1㎜ズレるのは結構見た目に影響します。
シングルステッチからチェーンステッチへの変更も普通に承っておりますので、チェーンステッチにすることで今までよりも少し気分よくジーンズを穿けたり、自信をもって穿けたり、要するに気分が上がれば何より。
お気軽にご相談くださいませ。
それでは、また。
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