「晶はそうでなくちゃな」
帰省直後に親父と大喧嘩して軟禁状態になってしまった私。助けを求めた海音に救出されたものの、所在を突き止められるのは時間の問題。
忘年会中の海都に事情を話して泊めてもらえることになりましたが、海音の家にいると知った海都の行動に心騒がされーー
※この記事はあくまで個人のプレイ記録であり感想です。個々のプレイの仕方によるので同じ結果になることはあり得ません。あくまで読み物として楽しんで頂き、行き過ぎた行為や真似等はお控え願います。
海都からメッセが返る。
海都「ふふ、心の友って大げさだな。別に何かされるって心配はしてない。俺は奪われるものは何もない男だから恐れるものもないよ。仕事もプライベートもな。とりあえず無事に出てこれたんだったらよかったよ。」
晶「…なかなか骨がありそうな男みたいじゃないか。って言ってたよ親父。”銀行員の若造”のことをね。まぁ私の父にそんなこと言われても嬉しくないだろうけど。…彼に助けてもらった。明後日まではお世話になるつもり。」
海都「へぇ、なんか認めたみたいな発言じゃん。まあ高評価ってのは嬉しいよ。力のある人だろうし見る目はあるんじゃないか? ん、まあ助かったんならいい。俺はあれからバー行ってたら終電逃して今タクシー捕まえようとしてるとこ。」
晶「バー行ってたって二次会?」
行かないとか言ってたくせに。
イラっと来てつい返信してしまう。
晶「…まぁ私には何も言う権利ないですけどね!…今夜みたいな日にタクシーなんかそうそう捕まえられるわけないじゃん。こないだ二人で飲んだときでさえ結局アプリで呼んだのに。実況ありがとう。」
海都「まぁやっぱりそうだよなぁ、年末付近で尚且つ金曜だし…今日仕事納めだった人とかも多いんだろうしな。やっぱりアプリで捕まえるか。ふふ、実況してお礼が貰えるなんて思わなかったな。それじゃあタクシー捕まえたらまた実況しようか?」
アッタマきた。
晶「皮肉ってものを知らないの海都くん?…その実況、需要ある? なにが目的でわざわざ実況してるのよ、ヒマな人ねえ。…ひょっとして、女なんか連れ帰ったりしてないよーって、私を安心させるためにやってる?それとも…」
海都「皮肉を知らないのは晶の方だ。誰に助けて貰ったなんて言う必要ないのに伝えてくるから俺の動向も教えてやろうと思って。」
晶「なっ、報告しただけじゃない!心配させたかと思って...」
海都「ふふ、まだ帰る気分じゃなくなったしもう一軒飲みに行く。まだ起きてるだろ?」
ここね、背景がまた別なバーの店内になったの(笑)
海都と話すたび、繁華街かバーの店内なんだよ。
晶「…ちょっと何軒ハシゴする気よ? 最近寝不足でキツいって言ってた癖に!」
晶「…帰る気分じゃないってなに? なんで飲みにいっちゃうのよ…ヤキモキさせて楽しんでるの?」
海都「あはは、ほらそれそれ。晶はそうでなくちゃな。イヤって叫んでたのがつい可愛くて意地悪したくなってる。そうやって心配で俺のことばっか考えてしまえばいいんじゃん? ヤキモキしてんの?晶。」
晶「だって…寝不足だから酔うかもなって言ってて、さっきだって酔ったって言ってたのに。」
いつもの海都とは違う。本当に酔ったのか。
危険だ。
晶「なんで終電なくなるまで飲むの…なんで帰る気分じゃなくなったの…女が声かけてきたらどうするの…? 好みの女だったら…?」
海都「ヤキモキ晶だな。仕事納めで気分上がってるのもあるし。終電は晶が急に電話切るからじゃん。俺が家に帰るまで繋いでいればちゃんと帰ったかもしれないのにな?ふふ。声はかけられるだろ。相手にはしないけど。」
ものすごいサディスティックな笑みを浮かべてる様が想像できる…
晶「当てつけだ…! ひどい海都、意地悪すぎる…私が兄貴といるのが面白くないの? 助け出してもらったのに海都のところへなんて行けないよ…わかってるくせにやってるんだ? 私が行くまで飲むつもりなの?」
海都「あはは、意地悪好きなくせに。もう腹がはちきれそうだし帰るつもりだ。来いって思ってる時は言うし。」
海都「そんなに心配なのか?可愛いじゃん。帰るから頭から俺を追い出せるなら追い出してみれば?」
晶「…海都挑戦的すぎて笑った。」
とりあえず帰宅するなら安心。
晶「なんなのその自信。そこまで言い切って私が追い出せちゃったらどうする気なのよ。まぁ帰るならもう安心だ。外ふらふらされるから心配なのよ。一人でおうち帰ったのよね?よかった。おやすみなさい。」
海都「ふふ、でも晶は俺のこと追い出せないだろ。もう家には帰ってきたけどまだ寝ないからな? 晶、俺が帰るまでちゃんと見届けてくれたんだから夜更かしも付き合ってくれるんだろ?」
晶「…海都、来てほしいんじゃないならなんなのよ。まだ帰る気分じゃないとかまだ寝ないからって、いったい何の表明なのよ。…ひょっとして私と兄貴がいい雰囲気にならないように邪魔してるわけ…?」
海都「邪魔なんてそんなことしないよ。そんな男に思えるか?ふふ。もう少し話したいなって思ったから、寝ないって言ったんだ。迷惑だったか? まあ、晶が心配なのもあってな。元気なのか確認したかったんだ。」
晶「そんな男に…思える。」
晶「話したいって思ってくれるのすごく嬉しい。…けど一石二鳥で邪魔もできるって確信してると思う。1ミリも思ってないってことはないと思う…迷惑って言わなきゃと思うのに、言えないよ…」
海都「ふっ、その通り。晶は俺の事よく分かってるじゃん。晶と話したいっていう気持ちも邪魔をしたいっていうのも本当。ふふ、言えないのなら尚更俺の気持ちをぶつけちゃうけど良いのか? 晶に会いたいし、沢山話したい。」
こんな時ばかり素直か…!
勝負どころをわかってる…
晶「く、口説かないって言ってたじゃん…しかも昨日、いや今朝! 心臓バクバクしてくるからやめて…どうせ三軒ハシゴした勢いで酔っ払ってからかってるだけのくせに…そんな手は食わない、海都のことはお見通しだもん…」
海都「あはは、晶はこれも口説く内に入るのか? こんなのいつでも思ってることじゃん。ただ口にする時は少ないかもしれないけど。この程度でバクバクするんだったら俺が前向きになった時はどうなるんだろうな。心停止かもな...」
晶「口説くに入らないなら何なのよ。口説くに入ってないの? 口説く気ない相手に言っちゃうかもってこと?…それ良くない。良くないなあ。前向きになってくれたら嬉しいけど、決して今じゃない。今は無理だから。ストップ。」
海都「口説いてる内には入らないな。まあでもドキドキしたんだったら儲けだな。あとタイミングは俺が決めるし今ではないのは俺も同じだよ。それで会いたいけど来ないのか?」
晶「ちょっ…なんでそんな爆弾落とすのよ…会いたいなんて言ってなかったじゃない。寝る前にもう少し話したいってだけなんじゃなかった?…どうやって行けって言うのよ困る…じゃ心停止して?それなら行けるかも。」
海都「はは、晶は早とちりがすごいな。晶が俺の話したい会いたい程度でバクバクするっていうから、俺が本気だしたら晶の心臓は心停止するんじゃないか?って言ったんだよ。晶が早とちりなんて珍しいな。焦ってるのか?」
晶「ちっ、違う。」
いや、違わない。
焦ってる。
海音に指摘されたから。
晶「さっきから海都に返信してるから、彼氏が、ウザ絡みされてるんなら俺が返信していいか、なんて言ってきてるんだ?って言うものだから。...咄嗟に心停止とか言っちゃっただけ。ちゃんと意味わかってるよ。」
海都「まあ早とちりじゃないならいいけど。晶からのメールじゃないならいらないな。晶が寝るなら連絡やめるけど。返すってことは晶も俺と話したいってことだろ?」
もう無理。
切らなきゃ。
晶「…彼が怒ってる。当然だけど。ごめん海都、もう今日は返さないよ。ちゃんとお水飲んで寝て。悪酔いしてる感じに思えるから。ごめんなさい、また後日話そう。おやすみなさい。」
海都「そうか、まぁ怒る気持ちも分かるけどな。ふふ、酔ってなんていないって。それはハッキリと言わせてもらう。」
海都「謝ることないじゃん、寧ろありがとな。こうして付き合ってくれて嬉しかったよ。おやすみ、夢の中でも会えるといいな?」
会話いったん終了。
今回の海都がものすごい秀逸。
どうしても返したくなるメッセを送ってくるんですよね。途中でなかなか切らせない。
そして改めて冷静に見返すと…最後の「こうして付き合ってくれて嬉しかったよ」に、なんか涙出そう。どんな気持ちで言ったのだろうかと思うとね…
今回と次回の海音は1記事にまとめようと思ったのですが、それぞれがあまりにも秀逸だったため、短めになりますが振り分けました。
次回…
海音の前で続けたこのやり取りに、鉄槌が降ります…!
*末尾にも警告文をコピペすることにしました。
スリラブには、男性キャラ同士がプレイヤーを取り合うなんて仕様はありません。私が作るのはそういうドラマな関係に見えるログです。そこを誤解しないようお願いいたします。
【今日の五枚】
全ログ載せてもいいかなってくらいです…
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