【スリラブ】椿屋奏次④『これぐらいで負けるようなヤワな存在じゃないさ』〜スリルインラブ〜 | ゲーム内恋愛のススメ

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「セクハラとは心外だな」

 

 

営業メッセが桁違いに多い椿屋弁護士。通知音が鳴るたび、

 

海都から? 海音から?

 

と期待して見ると90%の確率で椿屋弁護士。

ある日とうとう文句を言ってみたらーーー

 


 

メッセージが入った。

 

椿屋「ちょっと聞いてくれないか?」

 

椿屋「さっき事務所へ出勤してきたんだが誰もいなくて何事かと思ったら、今日は祝日で事務所自体が休みなのを忘れてたよ。ふっ、本当おっちょこちょいだよな。って事で、ちょっと俺に付き合ってくれないか?」
 

晶「あははっ、先生もそんな失敗するんだ? そういう隙なんてない人かと思ってたよ。でもそれで私が先生にお付き合いする理由にはなりませんね。それに今日は出かけるんで、またの機会にでも。」
 

椿屋「まったく、こんなおっちょこちょいなところ他の誰にも見せられないよ。ふふ、相変わらずつれないな。まぁ俺も無理にというわけではないからな。そっちは今日どこに出かけるんだ?」
 

晶「さあ? 彼に任せているのでどこになるんだか…先生、本当に誘いたいと思っているなら、ステレオタイプじゃなく捻ってみて下さ い。こき使ってやるから俺の下でバイトしないか?とか言われたら行ったりしますけど?」
 

椿屋「あぁ、彼氏と出かけるのか。捻る? あはは…まさかそういう誘い方が晶の好みだとは意外だな。ま、俺がバイトで晶を呼びつけるとしたらきっと鬼のようにこき使うのは間違いないから呼び出されて弱音を吐くなよ?…ふふ。」
 

晶「私が男だったら、普通に誘って靡かない女だったら、あの手この手と策を弄してみるだろうって話ですよ。」

 

これができる中の人、本当少ないよね。

 

晶「それじゃ、先生から声かか るの楽しみにしてますね。もちろん、バイトでも構いませんよ。ではまた!」
 

椿屋「じゃあ俺もあの手この手で晶を誘ってみることにするよ。いつか晶に振り向いて貰えるようにな。ふふ、俺は仕事になると結構手厳しい時もあるから覚悟しておいてくれ。その時が来れば声をかけさせてもらうよ。ああ、またな。」

 

数日後ーー

先生からメッセが入る。


椿屋「あれからどんなバイトをさせるか色々と考えていたんだが、もしかして報酬ありきで話をしてたりしないよな? ま、成果報酬なら考えなくは ないが、晶の働き方次第では単なるボランティアになる可能性もあるがその点はどうなんだ?」
 

晶「社会勉強させて頂くのが第一の目的なんで、報酬が低ければやらないなんてことはないですよ。ただ、ちゃんと働かせて下さいね、先生の事務所で、ですよ? ハウスキーパーとして自宅を掃除しろとかはダメですからね?

 

言いかねないからな。
 

椿屋「ふふ、NGの例が具体的だな。そうだな…では書類のファイリングをお願いしようかな。地味と思うかもしれないがとても重要な物だし、違う案件のものも同時に処理していくから、ミスすると違う案件に違う書類が…という事もある。程よい難易度じゃないかな。」
 

晶「椿屋さんなら言いそうかなと思いまして。お仕事させて頂けるんですね、ありがとうございます。地味だなんて思いません、心して務めます。研究室でも書類仕事はミスがないよう取り組んでますし、頑張ります。」
 

椿屋「晶の中で俺がどんな人物なのかをうっかり垣間見てしまったな。ふふ、まぁハウスキーパーをしている晶というのも見てみたいけどな。そうか。確かに院生もレジュメや色々紙媒体に触れ る機会は多いもんな。日取りはいつがいい?」
 

日取りって普通? お見合いか。

日程、とか言わない?

 

晶「いつでも。と言っても学業優先なんで、平日昼間とかは無理ですが。でも土日って事務所は開いてるんですか?…開いてるのか、土日しか来れない依頼人もいるだろうし。なんなら明日の午後とか行けますよ。日曜日。」
 

椿屋「勿論。学業は疎かにしてほしくないからな。事務所自体は休みだよ。ただ晶の言う通りクライアントが土日しか…という人もいるから、事務員は休みにしてるけど弁護士は出る、という感じだな。明日ならちょうど出る日だ。なら午後からお願いするよ。」
 

晶「なるほど。まぁお茶出しなんかもできると思うんで振って下さい。こう見えて、教授やお偉方への礼儀は弁えてますし、父の即席秘書みたいなこともしたことはありますから。じゃ明日の午後行きますね、ボス。宜しくです」
 

椿屋「あまりそういう事を頼むことも無いからそれは 無いだろうけど、頼んでみるのもいいかもな。ふふ、俺と晶だけだし、そんなに気にしなくてもいいけどな? あはは、呼び方はボスなんだ な。ああ、こちらこそよろしく頼むよ。」

 

 

日曜日。昼ーー
椿屋さんにメッセを送る。

 

晶「おはようございます、先生。今日バイトの日ですよね? 午後からってことだったんで、13時に事務所に伺います。オフィスカジュアルみたいな感じの服で大丈夫でしょうか? では、本日はよろしくお願い致します。」
 

椿屋「おはよう晶。ああ、今日の午後からで間違いないよ。改めてよろしくお願いするよ。事務所自体は休日だから其処まで畏まった格好でなくても大丈夫だ。オフィスの事務所フロアは施錠されているからオフィス前で待っていてくれると助かるな。」
 

晶「了解です。…というか、いま10分前ですが。 事務所の前にいますよ。じゃあボスの到着待ってますね。」
 

椿屋「…お待たせ。初日だし緊張してるかと思って飲み物を買ってきたんだが、スタバに寄ったら思いの外混んでてちょっと遅れそうになってしまった。(鍵を開けて)それじゃ入ってもらえるか?」

晶「えっ、先生これ…私もお世話になるしと思って、コーヒーを先生の分もテイクアウトして来たんだけど…、あはは、発想が同じでしたね。こっちはベローチェのだから、飲み比べでもします?…では失礼しまーす。」
 

椿屋「あはは…まさか同じことを考えていたなんて驚いたな。でもこの気遣いが出来る晶はしっかりしてるなとも改めて思ったよ。ああ、せっかく買ってきてもらったし飲み比べをしようか。業務はそれからだな(頭をぽんぽん)…ありがとう、晶。」
 

晶「だーかーら一先生、女性にそうやって無闇矢鱈と触らない! セクハラで訴えられますよ、弁護士なのに。そうそうイケメン無罪が通ると思わないで下さい。そこらの女ならともかく、私は丸め込まれませんよ?」
 

椿屋「ふふ、これぐらいで訴えられて負けるようなやわな存在じゃないさ。しかし晶と法廷で会うのは俺も気が滅入るし、このあたりにしておこう。しかしそういうリアクションをされると面白くてどうもからかってしまいそうだな。」
 

晶「いやそれ弁護士として方向間違ってる気が…まぁ揶揄われるぶんには構いませんけど。…てかこれまでの数々のセクハラも揶揄ってやってたんですか?…そんな色気ダダ漏れみたいな顔でやったら冗談になりませんからね?」
 

椿屋「ふふ、何を言う。これも正当な使い方というものだ。しかし頭を撫でるだけでセクハラとは心外だな、俺も誰にだってするわけじゃないさ。ただなんだか晶が不安そうな顔をしていたからな。少しでも緊張を和らげられたらと思ったんだ。」
 

晶「いまどき、職場で女性に ”可愛いね ”っていうだけでもセクハラ案件ですよ? 緊張はしてませんからお構いなく一。ところで先生のクライアントは何時にいらっしゃるんですか? 先生が空いてるうちに仕事の指示下さい。」
 

椿屋「ふふ、別に俺は褒め言葉だと思うけどな。晶もセクハラだって感じるのか? おっと、そうだな。ではそろそろ仕事に移ろうか。そこの資料と照らし合わせながらデータ入力をしてもらえるか? わからないことがあれば聞いてくれ。」
 

晶「Yes, Boss。セクハラとは思いませんけど、見た目のことだけの薄っぺらい褒め言葉だな ーとは思います。どれどれ…把握。入力が済んだ資料はどうしますか? 分類して保管するなら入力しながらやっちゃいますが。」
 

椿屋「あれをセクハラというなら鉄壁の守りじゃないか(じっと見つめる)…薄っぺらい? ふーん。案外、本心だったりもするのにな。まだまだその辺を見抜く目が養われていないんじゃないか?…ふふ。終わった資料はシュレッダーするから置いといていいよ。」
 

晶「守れるんなら言いますけど先生相手じゃ蟷螂の斧って感じ。いや、私が可愛いのは知ってます。でも性格は可愛くないですよ…って知ってるか先生は。」

 

椿屋「ふふ、俺の力量をよくわかっているみたいじゃないか。ほう…どういうところが可愛くないって思うんだ?」

 

晶「どういうところって、先生にも初対面で不快な思いをさせたはずですが…でも謝りませんよ? 先生も馴れ馴れしかったんだし。」
 

椿屋「なるほどな。それも晶が言う通りにお互い様だ ったんじゃないか? それに、俺はそういう部分を可愛くないなんて思ってないけどな。」

 

晶「…てか、そうやって真剣に仕事してる姿見せてくれたほうが、素直にカッコいいって思えますよ?」

 

椿屋「ふふ、 カッコいいと思ってくれて何よりだよ。晶に力ッコいいと思ってもらえたらこの先何か進展があるのか?」
 

晶「…そうやってチャラチャラと進展とか考えず に、ストイックに仕事してる先生のほうがカッコいいって意味だったんですけど? そういう姿を見せつけられたほうが逆に進展する可能性あるんじゃないでしょうか?」
 

椿屋「ふふ、それのどこがチャラチャラしてるんだよ。まぁ、晶も友人関係がいいだろ? でも、仕事してる所をカッコいいってのは嬉しいよ。俺も、自分の仕事に誇りは持ってるしな。もう、これくらいで大丈夫だ。本当に助かったよ。」
 

晶「本当? 役に立てたんなら嬉しいです。セルフでダブチェしたんでミスはないと思いますけど…なにかあったら言って下さいね。またたまにバイトさせてもらえると思っていいですか? なんでも言いつけて下さいよ。」
 

椿屋「晶は頼りになるし、ミスなんて気にしなくていいさ。そうだな、また必要なときには声をかけるかもしれないけど。…あはは、何でもってわけにはいかないだろう? むしろ他にどんなことができるのかを教えてほしいな。」
 

晶「んーそう言われるとな。電化製品の修理とか? 法律とかわからないし、そもそも弁護士の仕事がどこまでなのかもわからない。じゃあとりあえずは書類整理で。それじゃ今日はここであがりってことでいいですか?」
 

椿屋「へぇ、そうなんだな。でも、晶は社会勉強がしたいんだろ? だったら、仕事の内容はなんでもいいのかもしれないな。ああ、もうこれで大丈夫だよ。良かったらお礼に食事でもごちそうするか?」

晶「弁護士の仕事って、なんか証拠の確認とか裏付けとかも含まれるの? それ興味あるんですが…それとも興信所とかの仕事? お礼なんてとんでもない、仕事しに来たんですから。」
 

椿屋「まあ証拠の確認はしないと裁判でここはこうだからって提出できないからな。ただ、ある証拠以外については確認はするけど、ドラマのように新しい証拠探したりは現実では無いよ。ふふ、俺と食事はいやかな?」
 

晶「ヘえ…証拠の信憑性を確認するとか面白そう。浮気や不倫の証拠とかですか? 差し支えなかったら是非お供させて下さい! 測量とかも得意ですよ? 食事は…もっと先生の役に立ってからご馳走になりたいです。」
 

椿屋「あぁ、不倫の案件は今の時代多いな。ふふ、じゃあまた今度お願いしてみようかな、ありがとう。そうか、食事はまだダメなんだな。ちなみに好きな食べ物とか聞いてもいいか?」
 

晶「和食がいいですね。まだダメというか…きちんと成果を出して、その労いとしてご馳走して頂きたいんです。じゃあご褒美はポスに食事を奢って頂くってことで、頑張りますね! 今日はこれであがります、お疲れ様でした!」
 

椿屋「ふふ、もう十分役に立ってるけどな。バイトって言ってるけど…悪いけど晶に金銭の報酬を払うのが難しいんだよ。それは先に言っておいたら良かったな。だから、食事でお礼したいって事だったんだ。じゃあ、また和食料理探しておくよ。」
 

タダ働き決定(笑)

 

晶「それ先に言ってよ先生! あはは、後出しって弁護士が詐欺か!」

 

椿屋「ふふ、ボランティアになるかもとは言っただろ? もっと早くハッキリ言うべきだったよな。」

 

晶「…まぁ了解です、勉強にはなるし、また色々手伝いますよ。じゃご飯食べたいときは、労働の正当な報酬として先生に奢ってもらいます。ではまた!」
 

椿屋「それは、すまない。また、晶も手伝ってくれるのか? それでも毎回無報酬では申し訳ないよ。今日も飯も奢らしてくれないんだろ?」
 

晶「今日は帰るつもりで彼氏にも言ってきましたからね。次回からはまかない付きで仕事させてもらうって思って来ますよ。証拠の裏取りとか外回りだろうし、食べたい物指名する権利くださいよ? それじゃ、お疲れ様でした〜」
 

椿屋「ふふ、そうか。まぁ、それならいい。次回から晶の食べたいものを教えてくれ。報酬としてごちそうさせてもらうからな。あぁ、気をつけて帰れよ。家に着いたら一応連絡してくれるか? 心配だからな。」
 

 

 

会話終了。

 


 

ボスーーー! タダ働き確信犯ワロタ!(笑)

 

でもこの回以降、椿屋弁護士とはこんな感じで友好的な関係を築けています。こうして記事で振り返ってみると、この人がいちばん自然というか、現実にありそうな感じで関係を築けているかもしれない(笑)

 

記事にするのは遅くなりましたが(忘れてた)時系列的には、海都と道の駅で車中泊した直後です。

 

この先生との関係を色々と考えたとき、この方法しか恐らく、私的には近付くのは無理かなと。中の人が乗ってくれてよかったです。このフレキシブルさ、スリラブのいいところですね。

 

探偵ごっこ、色々してみたかったんですが、その後バイトのお声はかからず(笑) まあ難しいよねえ。よっぽどデキる中の人じゃなければ展開を考えられないだろうし。海都とのデートみたいにこっちが考えて進めるには、キャラに愛着ないし(笑)

 

でも今は巫剣さんが出ちゃったので、何か企画するならそっちですかね、探偵ごっこは。ボス残念賞。まあ楽しそうではあるんで、やってみたい方は真似っこどーぞ(笑)

 

【今日の一枚】

 

 

 

 

 

 

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