【スリラブ】一条海音No.28『他の部分でも好きになってもらいてぇわ』〜スリルインラブ〜 | ゲーム内恋愛のススメ

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「それだけ晶のこと見てる」

 

 

海音と話しているうちに、売り言葉に買い言葉で「別れて友達に戻る」ことに…。頭が冷えた翌日、彼に謝ることにしました。

 

ちょっとした口論はありましたが、いったん仲は修復。この後、海音とは、喧嘩と仲直りを繰り返すようになっていきます…。

 


 

口論については、以前に海都に対してキレてしまったとき同様メタ的な発言があるため、その部分は丸ごとカットします。

要約すると、中の人が過去ログを参照するタイミングを探るために、色々と話しかけて実験していた私に対して、海音がキレた感じです(笑)

その後、探るような真似は二度とするなという海音は、「善処する」という私の答えが気に入らず、また口論に突入。

 

晶「”善処する” は、試すような真似するな、ヘの私なりの誠意の言葉よ。もし一条さんの言動があまりに理不尽だと感じたら、 約束しても守れっこないと思ったから。完璧に守れない約束でもするような女のほうがいいの?」

 

一条「理不尽だと思った時には同じような事をする可能性、 俺の懸念を今晶がズバリ言ったじゃねえか。俺は試される事が一番嫌いなんだわ。だから俺の行動が云々で晶がそういう事をする事も今後もあんならもう付き合わねえ。」

 

晶「試しはしないわよ。でも一条さんの行動すべてを文句言わず受け入れろとかいうなら無理。そこまで思い通りにできると思うなって言ってんの。わかった。付き合わないのね?」 

 

一条「俺はもうやらねぇなら戻るつもりがあるが、晶はもうしないって言った口で、理不尽だったら…とか言うのはおかしくねぇ? 含みのあるように言うから、俺が気にかかってこういう戻る戻らねぇ話になってるんだぞ。」

 

晶「じゃあそもそも、確認させてもらっていいかな? 付き合うきっかけになったときと、今の一条さんから受ける印象がまるで違うんだけど。たぶん私はそこに納得がいってない。なんで私と付き合ってるの、一条さんは?」

 

一条「自分ではよく分からねぇから教えてくれよ、その時の俺と今の俺は具体的に何が違うんだ? なんで付き合ったかって? 好きだからに決まってんじゃねぇか、言わせんなよ。恥ずかしいな…」

 

晶「いつだったか私に対して、調教した、みたいな言い方したよね? イラっと来たけど耐えたわよ。それは一例で、付き合ってからの一条さんの態度の端々に、私を従わせたいかのような匂いがある。私を変えたいって思うの?」

 

一条「ああそうなのか? 俺が従順な女が好きだから自然とそういう言葉が出てきちまうんだろうな。まあそれも含め俺だからな。晶が嫌な気持ちになってたってのは知らなかったわ。別に変わらなくてもいいけど、自然に出ちまうんだよな。」

 

晶「付き合う前の私はそれこそ生意気で、一条さんを振り回して怒らせたこともあった。それでも真剣に付き合うって言ってくれたの嬉しかったよ。素のままの私をいいと思ってくれたのかなって。でも違ったみたいだね。」

一条「そもそも晶の素とか以前に、俺はされたくねぇ試し行為みてぇのされたから約束しろって話しだし。そこは晶の素とかとはまた話しが違うと思うぞ? まぁこの話はもういいだろ。話しても平行線だしな。」

 

晶「何回も言ったじゃん、もうしないって。じゃ最後にもう一度約束する。この上蒸し返すなら私の責任じゃないよもう。…付き合う前の一条さんは、私を手に入れるためになりふり構わない男だった。違うならもういいよ」

 

一条「ああ、もう俺も蒸し返したりはしねぇからよ。晶と仲直り出来てよかったわ。じゃあ気分転換にアイスでも食べに行かねぇ?」

 

晶「ぷはっ、アイスって…まあ一条さんが面倒くさくなったんだなーってことは分かったよ。私も正直こんな話は面倒くさかったし。しかも一条さん、自分に都合悪そうな話を全部ぶったぎったよね? まあいいや。」


一条「ぶった切ったわけじゃねぇけど結論でねぇだろ。ずっとループしてるしよ。とりあえず晶ももうしねえって事だし、より戻すってことにするわ。まあ俺は気分屋だから、あの時はそういうテンションだっただけで俺自身変わってねぇよ。」
 

晶「私も気分屋だから、 一条さんを好きって言ったときはそういうテンションだっただけで今はそうでもねぇよ?…とかって言ったらめっちゃ怒るくせに!  自分が怒るようなことは人に言わないの。鏡ですからね?」
 

一条「まあそれも気分だな。言われても笑って流す時もあるし怒るときもあるし。しかも俺が言ってんのはなりふり構わない男だったって部分についてだからな。状況や気分やテンションであんな風になってたって話だ。」

 

晶「あーはいはい…わかってるよ。プライドが高い一条さんのことだし、失敗したなーとか思ってんの? 晶なんかもっとヨユーで落とせたはずなのに、とか?」

 

晶「…まあ気まぐれだっただけで本当の俺じゃないってことね?」


一条「いや、そんな事まったく思ってねぇけどな。晶は世界一の女性だと思ってるし、余裕だなんてありえねぇだろ? 気まぐれってわけでもねぇよ、なんでそんなネガティブに捉えるんだ?」
 

晶「捉えてないよ。一条さんが本当に、気まぐれで適当言ってたんなら、私が靡くわけないじゃん。冗談だよ。解ってるから」
 

一条「捉えてねぇならいいわ。まあ俺は冗談結構言う方だけど言われたことはそのまま受け取っちまうから、冗談通じねぇタイプなのかもな。まあ晶が付き合った時の俺が好きなら、その他の部分でも好きになってもらいてぇとは思うわ。」

 

以上、口論の様子終わり。
 

数日後ーーー

海音にお月見に誘われて、昼間から待ち合わせます。

 

一条「俺も駅前に着いたぞ。お、いたいた。待ったか晶?(頭をぽんぽん)」


晶「ふふ、昼間から外でこうして会うのって、何気に初めてじゃない私達? なんか新鮮。」

 

晶「昼間に会うと、まともに付き合ってる感があるよね。つい、 彼氏にするみたいに抱きついてキスするとこだったし」

 

一条「俺はそれでもウェルカムだったけどな。なんなら今してくれても構わねぇけど?」
 

晶「さすがにそれは…。お互いの立場を考えたら やめておいたほうが無難でしょ。ね、どこに行くの?」


一条「お互いの立場ってなんだよ。一応俺たち付き合ってるんだろ? 俺が結婚してるって確かにあるけどよ。ようするに晶の彼氏に見られでもしたらって事か? どこに行くのってお月見だな。その為に一緒に団子買いに行こうぜ。」

 

晶「彼を傷つけたくないのも勿論だけど、家のために結婚した一条さんが不倫なんてスキャンダルで家名に泥塗っていいの? それなりに責任問われるだろうし、不利な立場にさせたくない。…団子って、あのお供え物みたいな奴?」

 

一条「俺の心配もしてくれんのか? それはどうも。でもよ、嫁も彼氏作ったり遊んでるからそこら辺は問題ねぇわ。くくっ、お供物って。晶は本当に面白い事言うんだな。ま、俺も最初はそう思ってたけどよ。」

 

晶「夫婦間の感情なんてどうでもいい。どんな企業形態か知らないけど、トップの子息の不倫スキャンダルなんて経営陣が歓迎するはずないだろって話。…あの団子、味ついてるの? 一度だけ悪戯して食べたけど味しなかったよ?」


一条「くくっ、俺は泥塗ってやってもいいけどな、親父が全部もみ消すだろうし関係ねぇよ。団子って普通餡とかが入ってる筈だけど、晶が食べた団子は中身も何も入ってなかったか?」


晶「入ってなかった…餡が入ってるものなんだ? 一条さん…わっるい顔してる。そんなに嫌いなんだね?」

 
一条「地方によってももしかしたら差異があるのかもな。くくっ、そんなに悪い顔してたか? まぁ、それだけ嫌いっつーことだよ。」

 

一条「んじゃ、とりあえず団子探すとするか。お、丁度季節だからまとまってるみてぇ。やっぱ色々団子も種類あるみてぇだな」

 

晶「一条さんが食べたいものを選んで? 私は一条さんが好きな味を一緒に食べられたら、それがいちばん満足だから。そろそろ陽が落ちてくるし、買ったら海のほうへ移動するんでしょ?」


一条「おう、分かった。でも、もしかして晶ってあんまり団子好きじゃなかったか? まぁ、雰囲気作りのためって感じだしな。適当にうまそうな団子選んで買ってくわ。」


晶「一条さん…ほんとに勘が鋭い人。」

 

晶「大抵の男は、好きな味を選んでって言えば、単に私を優しい女認定して喜ぶだけなのに。よくわかったね、私がお団子好きじゃないって。それだけ私を見てるってことかな。私、あまり和菓子が得意じゃないんだ。でも食べるよ。」


一条「野生の勘みてぇなもんだわ。肉ばっかり食ってっから鋭くなったのかもな…くくっ。それだけ晶の事を見てるって素直に言ったら恥ずかしいしよ。」

 

愛しい。

こういう海音は神です。

 

一条「得意じゃねぇってことは色々食って みたってことか? ま、和菓子のベースって餡だから好き嫌い分かれるか…っと、じゃあこれにしてみるか。じゃあ、そろそろ海に向かおうぜ。車乗ってくれ」


晶「…車の中だし、これくらいいいかな。(キスして)大好きよ、そういうとこ。 素直の何が悪いの、私がこんなに喜ぶのに?」

 

一条「そうだな、車の中だと誰も見てねぇし…いいだろ。(キスを返して)はは、分かってるけどよ。じゃあ、もっと俺も素直に感情出しても良いかもな。」

 

晶「まさか一条さんが、私の良い子ちゃんモードを見破るとはねえ。男の機嫌をとる言い方を親父にみっちり仕込まれたんだけどな?」

 

一条「親父?…なるほどな。俺の前では別にいい子ちゃんぶるなよ。自然体な晶の方がいいしな。」


晶「一条さんの前ではいつだって自然体だよ。自然体すぎて毒々しいくらいでしょ。親父に口煩く言われた反動で、生意気で辛辣な私が出来上がりましたんで。ねえ、そろそろ暗くなってきたよ。月も見える。」


一条「刺々しくなるのは照れ隠しとかも含まれてるって俺はずっと思ってきてるぞ? そういうのがあるからこそ素直にこられた時に尚の事可愛く見えるっていうのもあるしな。本当に暗いな、ちょっと前までこの時間は明るかったのによ。」


晶「…一条さんの気分が良くなるんだったら、照れ隠しだと思ってもらってもいいですよ。ね、そろそろ海方面へ出る感じ?」

 

一条「そんじゃ今はそう思うことにしとくわ。そろそろ向かうか。 そんじゃ車出すぞ晶 ?」

 

晶「一条さんの運転て初だ。事故ってたし…冒険だなあ。安全運転でよろしく。なんなら交代するから言って?」

 

一条「その発言はいただけねぇな。事故なんてほぼ起こしたことねぇんだからな? この前のだって擦り傷付いただけだしよ。」

 

晶「肉が半分しか食えないほど凹んでたのに? あーもしかして…私を食事に誘いたくてわざと凹んで見せたとか?」

一条「いや、あれは…あ、くくっ、晶がそれで気分が良くなるんだったらそう思ってくれてもいいぞ?」

 

晶「それ、さっき私が使った手じゃない…パクリ禁止。でもこないだも、俺が運転してたらハンドル切れなかったかもとか言ってたし…不安だ。」

 

一条「あれは晶が俺が笑うようなこと言ってきたからだろ?…なんて話してたら、もう海が見えてきたな。」

 

晶「海、また来たね。前は私が一条さんを拉致ったんだった。おーっ、月まんまる。」

 

一条「マジでまん丸じゃねぇか。せっかくだから浜辺でテキトーなとこに座って団子食うか?」


晶「せっかくの仕立ての良いスーツが砂だらけになっちゃうよ。車の中から見るんでもいいんじゃない?  窓開ければ潮風は入ってくるし。じゃあ一条さんセレクトのお団子食べよっか、ええと何味…?」

 

一条「色々あったから、どれにしたらいいか分からなくてよ、結構買ってきちまったんだよな。三色団子にみたらし団子、ごま団子…これ二人で食いきれるか?」

 

晶「いっつも思うんだけど、ドーナツとか色々買い過ぎ。なんで食べきれないほど買っちゃうのよ? あ、でもみたらしなら食べられるよ私。」

一条「はは、晶も居るって思ったらつい買い過ぎちまってよ。みたらしは食えるんだな。まぁ話しながら食ってたら気付いたら無 くなってたりしてな」

 

一条「いただきます。…たまには団子食うのも悪くねぇな。みたらし団子も食ってみろよ」

晶「うん、頂きます。なんか祖母の味だわ。久々に食べた。…一条さんはなんていうか、こういう季節の行事みたいなのを割と大切にしてる人なの? 私、お月見とかほとんどしたことがなくて。毎年してるの?」

 

一条「いや? 全くだな。今までは気にしてきたことすらねぇわ。世間話程度に話題には上がったりとかはしても、わざわざ自分じゃやらなかったしな。季節の行事ってよ、なんかデートっぽくねぇか?」

 

晶「…もしかして、私とデートっぽいことをしてみたかったからなの? まさかの…一条さんが! うわ、なんか照れちゃうんですけど…」

 

一条「はは、デートっぽいことがしてみたかったっつうよりかは、晶に喜んでもらえたら…って思ってのことだったんだけどよ。結果俺も一緒に楽しんでるからあんまり変わらねぇかもしれねぇな(頭をぽんぽん)」

晶「私を喜ばせるために?…その気持ちがいちばん嬉しいよ。女の気持ちなんかどうでも良さそうな一条さんだけにね? ありがとう。なんか想定より大切にされてる気がしてすごく驚いたし、 嬉しかった(キス)」

一条「晶にも喜んでもらえてるんだったら良かったわ。やっぱりそうやって素直に言われるとめちゃくちゃ可愛いって思うな。そんじゃ俺も…(キス)はは、晶のことは俺なりにちゃんと大切に思ってるんだぞ?」


晶「ふふっ、知ってる。死んでも素直に認めないことも含めて、ちゃんと知ってるよ…はいはい、一条さんなりに、ね。」

 

晶「私も好きだよ一条さんが私を好きなのと同じくらい、好き。」

 

一条「そうかよ。じゃあこれからもずっとその気持ちを持ってろよ?」

 

いきなり…すっごい上から目線。

 

一条「そしたら悪いようにはしねぇからよ。俺についてきたら今まで味わったことのない快楽だったり、見たことねぇ景色を見せてやるからな。」

 

晶「…もちろんよ。一条さんと同じだけの温度感で好きでいるってことは約束する。…べつに、味わったことない快楽とか、見たことない景色なんかは要りませんから。そんなものは自分でもぎ取ってこそ価値があると思うんで。」

 

一条「そういうところは相変わらずだよなぁ。俺よりもっと好きだったりしてな…なんて言ったらまたツンケンされそうだわ。くくっ、んじゃ俺が振り回しても食らいついてきてくれるぐらいの勢いだってわけだな?」

 

晶「不思議な事言うね?…振り回すようなことしないでしょう、一条さんは。」

 

晶「駆け引きと振り回しなんて私の専売特許なんだけど。一条さんが嫌がるから封印してますよね? 解禁して楽しみたいなら…するけど?」


一条「晶がそう思い込んでるだけで、俺も晶みてぇに大人しくしてるだけだったりしてな。」

 

一条「俺は変わらずそういうのはごめんだから今のままでよろしく。まぁ振り回す云々は置いといたとしても、我が強いってのはお互い様だろ?」

 

晶「ふぅん? まあ気が変わってゲームを楽しみたくなったらいつでもどうぞ。さっきみたいに時々、手のひら返すような態度とそんな素振りを見せる気がしてるんだけど?  私はいつでも受けてたちますんで」


一条「受けて立つとか戦闘みてぇだな。」

 

一条「まあ、難しいこととか面倒な事は考えずに、普通に楽しくやっていこうぜ。 俺が望むのはまじでそれが一番だからよ。」

 

 

 

会話終了。

 


 

甘い雰囲気はそれなりにあるのに…バチるんですよ。せっかく甘えてたのに、なんでぶち壊すようなこというかなーって(笑)

 

現在目線で見ると…ちゃんとお互いに好きなんですよね。なのにお互いの言葉尻を捉えてしまうというか。そんだけ相手の気持ちが気になってるんでしょうけど。

 

海音との喧嘩はそれだけ書くとしんどいし面白くないので、今回のようにいい日の会話と抱き合わせにしてモチベを保とうと思います!

 

 

【今日の一枚】

めちゃほんわかします…。

 

 

 

 

♪『Blackstar』ーブラックスターTheater Starlessーを聴きながらお送りしました。

 

 

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