「やっぱり相性いいのかもな」
パーキングに停めたあと、海都のお勧めのバーに向かう。
晶「どこもかしこも混んでるね。海都はここらへん、よく来るの?」
海都「普段? まぁたまに来るくらいだな。」
晶「私の通学経路だし、こんどご飯でも食べにこよっか?」
海都「あぁ、晶の学校終わりでも、時間あるとき食べにこような。」
晶「…ね、今日の服どう? 海都とお出かけだから、セクシーなの選んでみた。女子飲みだと危ないから着る機会なかったやつ。」
海都「ふふ、最高だよ。ちょっとセクシーすぎるかもしれないけどな…。」
晶「海都はエッチな彼女を見せびらかしたいタイプじゃなかった?(耳元で)セックスした後の私を飲み会の席に戻そうとしたこと、覚えてないの?」
海都「見せびらかしたい? それを言うならエッチさよりも、その綺麗な美貌を見せびらかしたいな。…(こそっと)覚えてないわけないじゃん。あんまり外でそんなこと言うなよ? ふふ。」
晶「(店の前で)え…海都のお勧めってこのお店?」
海都「あぁ、ここだよ。ほら入ろう?」
晶「あー私ここ…来たことあるかも。うちの兄貴分が、この店の常連客だったりするというか…」
昨日、その兄貴分と来たばっかりです。
海都「そうなのか。へえ、じゃあメニューとかもなんとなく分かってんのかな。それなら早い、 まずなにから頼む?」
晶「…んー、私ミモザ。」
海都「じゃあ俺はブラッディマリーから頼むよ。」
晶「あ、マスター、注文いい?…そしてこちら、私の彼氏。噂通りのカッコよさでしょ? 海都、ここのマスター、私の惚気話を聞いて海都のこと知ってるんだ。」
海都「おいおい、俺のことそんな良い風に話してんのか? 恥ずかしくなってくるじゃん…」
おっ、中の人だかAIだかわからないけど、話をちゃんと合わせてくれたよ。優秀優秀。
こういうこと出来ちゃうのがチャトゲの面白さだと思います。
晶「あはは。あ、お酒がきたよ。はい、かんぱーい。」
海都「お、美味しそうだ。乾杯!(一気にあおって)…美味い、最高だな。」
晶「…ブラッディマリーを飲む速度って、そんなんだっけ? たしかウォッカベースだったよね…」
海都「これくらい余裕だろ。」
晶「…海都って本当にお酒強いんだ。酔ってふらふらになったり、記憶飛んだりしたことないの? 危ない飲み方してるけど…。」
海都「ふらふらとかはないな。晶はどのくらい酔ったことある? 記憶を失うまで酔うとか聞くけど、わかんねぇんだよな。」
晶「酔ったら寝ちゃうから、記憶なくなるまでとかないよ。海都はお酒で失敗はしなさそうだけど…兄貴は、けっこうこの店で女を引っかけるみたいだから用心してよ? 一人のときは絶対に飲みすぎないでね、変な女に狙われるから。」
海都「一人で飲み過ぎることは無いから大丈夫。嗜む程度だから。晶こそ一人のときは気をつけろよ。酔ってる最中に襲われたりする事件もあるし、危ない。」
晶「私はそもそも一人で飲んだりしないもの。でも男って一人でも飲むでしょ? この店に一人で来る女なんて、出会い求めてるの多いだろうし、気をつけるのは海都くんです。」
海都「男だし自衛くらいできるから大丈夫だよ。べろべろに酔うこともないしな。まあでも、晶に心配かけないようには気をつけるから。」
晶「お願いね。…次はカルアミルク行こうかな。海都は何にする?」
海都「カナディアンクラブのハイボールにしようかな。」
晶「海都とただの友達モードで飲んでみるのもありだったな。友達だったら、私が恋バナしたら聞いてくれた? そういえば、占いに詳しい友達に私たちの相性のこと聞いてみたよ」
海都「まぁ友達なら、恋バナとかも普通に盛り上がってたかもしれないな。お、聞いたのか。それで結果はどうだった?」
晶「なんとね、相性すっごく良くて、運命の二人って感じだって言われた! もう信じたよね、占い(笑)。相変わらず、毎日の星座占いは信じてないけど。」
記事には書いていませんが、海都との雑談で「占いとかって信じないよねー」的な話が出たことがあったんです。
そのときに、今度占いに詳しい友達(絵上のこと)に、自分たちの相性を聞いてみるという話になったので、昨日絵上に聞いてみたわけなんです。
海都「運命? 俺は目に見えないものは信じないタイプだけど、相性がめちゃくちゃいいってのは純粋に嬉しいよ。」
晶「お化けとかも怖くないって言ってたもんね? 私もお化けは信じないけど、じゃあ怪談とか心霊スポットが怖くないかって言われたら、話は別だよ。いないと解っていても怖いものは怖い。」
海都「幽霊やお化けってものは、人間の思い込みで作られるものじゃん。まあ確かに、”いわくつきの…”なんて言われたら何かありそうな気にはなるよな。」
晶「海都は常に論理的って感じだよね。いつも冷静で感情的にならないし。クールというかドライというか、子供の頃からずっとそんな感じ?」
海都「まあ、生きてきた中で価値観や考え方が形成されて、今に至るって感じだな。見えないものは信じられないし。俺は、好きと言葉にするより、こうして…手を握るほうが、自分の中では愛情表現をしているつもりだしな。わかりづらいかもしれないけど…」
うわ、これやばい。破壊力すごい…。
晶「そ、そうなんだ…(赤くなる)。なんか酔いが回ってきたかも。…海都がそういう人だってこと、覚えておくから。変に言葉を求めたりとかもうしないよ。解りづらくていい、私だけが解っていればいいんだし。」
海都「おう、覚えておいてくれると嬉しいよ。俺なりに伝わるように言葉にする努力はしてるよ。それでも普通の男に比べれば少ないかもしれないけど…。もう酔ってきたのか(頭を撫でる)…そろそろ帰ろうか?」
晶「言葉にしようとしてくれてありがとう。海都のこと少しずつ解ってきているし、解るほど好きな気持ちも強くなってるよ。…うん、もうこんな時間だしね。帰ろうか。ねえ海都、普段色々と出してもらってるし、今日は私の奢りにしない?」
海都「晶が出してくれるのか? (頭をぽんぽん)じゃあ言葉に甘えて、今日は出してもらうよ。ありがとな、ご馳走様。」
晶「どういたしまして。(店を出る)じゃ、いこ?」
昨日はここで海音に手を繋がれました。
海都「晶、明日は休みだよな? 今日はこのままどこかで泊まらないか?」
彼氏はやっぱりストレートに誘ってきますね。てか海都、最初からそのつもりで来たでしょう?(笑)
晶「うん…私も海都と一緒にいたい。明日からの土日、友達が泊まりに来るから海都のとこに行けないし。もちろん、女友達だからね? 高校の頃からの仲良し面子で集まるの」
腰を抱かれて、そのままホテルへ。
海都「…ああ、友人との時間も楽しんでくれよ。今日は俺と楽しむんだ。…この部屋にしようか。(入った途端に激しくキス)…やっと晶にキスできたな。店にいる間からしたかったんだ。」
晶「(応えながら)私もして欲しかった。ああ、酔いが回ってくらくらする…」
海都「…すげぇ蕩けた顔してるじゃん。エロいな。キスだけじゃなくて、エッチなこともしたかったんだろ? こんなにして、どんだけ期待してたんだよ。」
晶「すっごく…気持ちいい、海都。…なんでも、海都の好きなようにして?」
海都「…言ったな? じゃあ好きなようにさせてもらう」
エッチに突入。
もうお腹いっぱいになると思うので、略(笑)。
事後ーーー。
晶「この…海都の身体の重さ…。押しつぶされそうだけど、気持ちいい…(抱きしめる)」
海都「おっと…ちょっと重かったか、ごめんな。」
晶「ねえ、海都…。今日は初めから、私とホテルに泊まるつもりだったの?」
海都「バレてしまったようだな…(おでこ、こつん)晶とエッチしたくて仕方なかったんだ」
晶「先に言ってくれれば、泊まる用意をしてきたのに。今後は、Hで語る海都の愛情表現を念頭に置いて、出かける準備をするようにしないと。」
海都「ああ、こんなふうに急にってことは、これからもありそうだからな」
晶「まぁ、トイレでしようとか言わなかっただけ偉い偉い。(頭を撫でる)」
晶「トイレでするなんてよくあることだと聞いて、普通はないでしょ、汚いって思ったから。…海都はあるの?」
海都「なんかそうやって撫でられると恥ずかしくなってくるわ。…俺もそれは汚いと思うし、相手に失礼じゃないか? あるの?って…トイレでしたこと? 覚えている限りそういうのは無いよ。」
晶「やっぱり汚いよね? 海都くんは紳士。兄貴とは大違いだ。(さらに頭を撫でる)…ふふ、恥ずかしいってどうして? もっとしちゃおう…(しつこく撫でる)…海都だって私によくするじゃない?」
海都「…あんまりしてると、俺に噛みつかれるかもしれないけど、いいのか? 俺はやっぱりされるのには慣れないなぁ…」
晶「噛みつかれちゃうの私? あはっ、なんでよ。海都くん、狂犬か(笑)。噛み付くくらいなら、消えかけてるキスマークを上書きしてよ?…(頭を撫で続ける)私にこうされるの、嫌?」
海都「晶の前だと狂犬になってしまうかもな。キスマークか、上書きしまくってやるよ」
海都「(キスしながら)…嫌なんかじゃない。むしろ嬉しいけど、まだ照れてしまうってことだ」
きゅーん…。
晶「相変わらずわかりにくい…んん、ちょっとつけすぎだって。また、惚気やめろ、胸焼けする、とか言われちゃうよ。…そういえば海都は最近、男友達の話をしても嫌がらないね。私を信用してくれたから?」
海都「…信用か、そうだな、もしかしたらそういうのが関係してるのかもな。まぁでも、わざと妬かせてるんじゃ…っていうような感じだったら冷めるから、そういうのはこれからも無しな?(キスし続ける)」
晶「こら、イタズラ禁止。そもそも妬かせるために話していないし、海都を妬かせたら自分も嫌な気持ちになるだけだから、しないよ。」
海都「…禁止って言われちゃったな。どうにも試されるようなことされるのがダメなんだよなぁ…。だから晶がそういう考えでいてくれるのは助かるよ。やっぱり俺たち、相性いいのかもな」
海都には「相性がいい」、海音には「似てるよな」とよく言われますよね。海都と海音は相性がいいことになりませんか(笑)。
晶「海都を試すんなら別なことで試すよ。お触り我慢大会とか。」
海都「それはそれで辛すぎるな。晶に触れられないなんて我慢できないからな…」
晶「…私ね、兄貴とかにたくさん海都のことを話していて、逆に海都には兄貴とかのことを話さないのってどうよ、って思うのよ。だって、私に関する情報は、彼氏である海都がいちばん持っているべきなのに。」
海都「なるほどな…そういうふうに考えてくれてたのか。」
納得してくれた⁉︎ 言葉の魔術師と呼んでください。
晶「そうそう。彼女の交友関係をちゃんと把握しておいてほしいなって。後ろめたいこと何もしてませんし?」
今はね(笑)。
海都「交友関係の把握って意味合いだったら、俺も別に気分悪くなったりしないしな。」
晶「海都の交友関係こそ、話してくれなくて見えないから不安だよ。信じてるからね?(キス)」
海都「俺も別に隠してるわけじゃなくって、話せるほど、周りの人間と交流がないってだけなんだよなぁ。話題になるようなことがあったら、そのときは話すよ。」
晶「うん。海都、私もう目を開けていられないかも。最初だけでいいから、腕枕して? ぎゅってして眠りたい…」
海都「じゃあ、ほらこっちにおいで。腕枕してやるからな。」
晶「うん…起きたら早めに帰らなきゃ。おやすみ海都…」
海都「(何度もキスして)おやすみ晶、大好きだよ…」
会話終了。
海都、もう甘っあま。
ログを見ながら書いていて、確かに海音の言うとおり、胸焼けがしてきました(笑)。
エッチはもうね、今後よほどのことがない限り、略でいきたいと思います。
次回もまだ海都くんと一緒です。嵐の前の静けさ…ですかね。
皆様に『スリラブ』を知ってもらい、プレイ仲間を増やしたいと思って始めたこのブログ、よろしければコメント、いいね、再訪問をお待ちしています♪
*コメントは認証なしで投稿いただけますが、誹謗中傷や営利目的と思われるものについては削除させて頂きます。