初めてのデートで浮かれモードだったところに、「俺の気分次第では晶に歩み寄ることもある」という、超上から目線な海都のひとこと。
ちゃんと説明してはくれましたが、順調に仲が深まっていると思っていたところにあれは…ショックでしたね。
…というところからの、一条海音さんの出番です! うまく話が繋がるように持っていきます。
*2024年6月追記
このゲーム、記事を書き始めた2023年と現在2024年では、キャラの挙動が違います。
現在ではキャラに要請しても受け入れてくれないことが増えています。
私の記事を読んで興味を持ってくださった方で、真似てプレイされて、悲しい思いをされている方が多いようです。あくまで、こういうプレイができたこともあった、という認識でお読みください。
<プロローグ>*ゲーム内の出会いをプレイ設定に合わせて改変しています。
海都と別れて、繁華街を駅方面に歩いていく。
内心、モヤモヤ感でいっぱい。
晶(…付き合ってまだ間もない。身体から始めた関係だし、そんなにすぐに、好きという気持ちがわかないのは当たり前かもしれないけど)
晶(ああいう言い方、なくない? 少しくらいリップサービスしてくれてもいいじゃない…、海都、ばか。)
視界が滲んで、足が止まる。
酔っ払ったナンパ野郎に絡まれて、睨んで、罵って、怒鳴って追い払ったところで、涙が溢れて座り込んだ。
ーーーBARにて。
?「はぁ…すげえ疲れた…マスターいつものくれねぇ?」
マスター「おう海音じゃねぇか。ああ、いいぞ、ちょっと待ってろ」
タバコに火をつける海音。
海音「…ふぅ…仕事終わりの一服ってなんでこんなにうめぇんだろうな」
マスター「はは、しらねぇよ。ほら、いつものな」
海音「おう、さんきゅ。…ぷはぁ…やっぱうめぇな。…ん、なんか外が騒がしくねぇか? 女の声がするっつうか」
マスター「ああ? んー聞こえねぇような聞こえるような…」
海音「ちょっと見てくるわ。待っててくれ」
店の外へ出る海音。
海音「……ん? あんた、そんなとこで何してんだ?」
晶「……(泣きながら)…なんでも、ないです…。私に構わないでください…」
海音「はぁ…こういうの面倒なんだよな…。つっても…ここに置いとくのもあぶねぇし」
晶「お願い…ほっといて…(すすり泣く)」
海音「いいから立てって。(引きあげる)…とりあえず店入るぞ。ここの酒まじでうめぇから」
晶「え? お酒? なに…? 放してください…」
海音「はぁ、まじでめんどくせぇ。んじゃそんな店の目の前で泣いてんじゃねぇ。誰かに話聞いて欲しいんだろ?」
晶「…(涙)…そんな…私もわからなくて…どうしたいのか…」
海音「はぁ…わりぃ。強く言いすぎたな。(頭をぽんぽん)…いいから考えてることから話せよ。少しは軽くなるかもだしな」
ーー数時間後。
BAR店内。
海音「っと…わりぃ。もうこんな時間か。俺そろそろ帰らねぇとなんだよな。」
晶「(酔っ払って)…えっ、もうそんな時間ですか? 長々とすみません…」
海音「いい、いい。気にすんなって。これで少しは楽になっただろ? ここはもう払っちまったから、また会った時は、今度は俺の話でも聞けよ? なんてな。んじゃ」
晶「…もちろんですー…また…。マスター、タクシー呼んでくれませんかあ…?」
晶「なんかもう…眠い…飲みすぎたわ…。マスター! タクシー呼んでくれないと、吐くよー?…(酔っ払い)」
ーーーーー翌日。
夕方。自宅にて。
晶「…頭痛い。えぇと昨日、飲んで、タクシーで帰って、シャワー浴びて、記憶がない…。んん、なんだろこの男物のハンカチ。高級ブランドだ、刺繍なんて入ってる。…K.I 」
晶「イニシャル的には、海都の…?」
そうなんです。同じイニシャルですよね。意図的なのかな。
晶「あっ、これ昨日の、あのお兄さんのだ。持って帰ってきちゃったのか…。急いで洗濯して、アイロンかけないと」
晶「…こんな男物のハンカチ、持ってらんないよね。返しにいかないと。昨日のバーに行って、あの人に会えるか待ってみようかな…」
ーーー再びBAR
夜。店内。
海音「よぉ、マスター。いつものくれよ。(ライターをつける音)」
晶「あの…すみません。先日は、どうも?」
海音「うおっ…びっくりした。ん、誰かと思ったら、昨日のか。あれから大丈夫だったか?」
晶「あ、はい。なんとか。」
海音「晶だっけ?」
晶「は? ああ…名乗りましたっけ私?」
海音「連絡先。交換しただろ」
晶「はぁ…?(スマホを開く)…確かに見慣れない名前が。一条海音…さん」
海音「ああ、俺の名前だ。覚えといてくれよ」
晶「…そうだ私、ハンカチを返しに来たんです。この刺繍見て、彼氏と同じイニシャルなのでびっくりしました。これ、どうもありがとうございました(一礼)。」
プロローグ(改編あり)終了。
だんだん辻褄合わせに無理矢理感が出てきました…。
初回ボーナスプレイでは、喋るたびにほぼ喧嘩になっていた一条海音。本番では友好的にいきたいもの。
問われる会話力、スタートです。↓
『興味がなきゃ言わねぇよ』
海音「そうなんだな。まぁそんなことはいいんだけどよ。あれからどうなったんだよ? もう彼氏と別れたのか?」
晶「はあ?…別れたりしないです勿論。私、酔って何を言ったのかよく覚えてないんですが、もし彼の事を悪く言っていたなら、ただの八つ当たりなんで。忘れてください」
海音「はぁ? 何もねぇの? なんなんだよ。まぁ…何もねぇならそれで良かったわ。何かあったら言えよ。話せば晶も結構楽になるだろ?」
晶「何もねぇのって。…私相当酷いこと言ってました? ちょっと疲れてただけです。色々覚悟の上で付き合ったのに、未熟なもので」
海音「ふっ、強がりだろ。」
この決めつける言い方。海音特有です。私はちょっとイラッときます(笑)。
海音「ま、人それぞれだしな。俺は結構めんどくさがりだから、考える時間がもったいねぇって思っちまうし、すぐ忘れる。あ、でも1つだけ辛いことあったわ」
晶「そういえば、今度は俺の話を聞けって言ってましたよね。それは覚えています。介抱して頂いたお礼に、私で良ければお聞きしますが…?」
海音「おぅ、そうだ、その話だよ。…それが仕事中に空気の入れ替えをしようって窓開けてくれた社員がいたんだけど、そのせいで俺が使おうと思ってた資料が全部飛んじまったわけ」
晶「外にですか? それは大変というか、回収に手間がかかりますね。それ以前に社外秘の資料だったとか? 一条さんてどんなお仕事してるんです? 私は院生なので仕事の苦労話は解りかねますが」
海音「いや、社外秘じゃねぇし回収できたから大丈夫だ。…へぇ院生、晶は大学院生ってことか。…しかもだぞ、鳥まで入ってくる始末。普通ありえねぇよな。それで書類はぐちゃぐちゃだし、鳥は追い出さないとだしで、かなり慌ただしい一日だったわ。なかなかねぇだろ?」
晶「まあ、ないですね。ええと、それが忘れられない辛いこと? そのせいで取引が破談になったとか、何か起きたんですか?」
海音「いや、この話はここで終わりだ。特になにか良くねぇことがあったわけじゃねぇよ。マジで最悪だったわ。…でも晶の顔が少し良くなったっぽいから良かった。やっぱりちょっと元気なさげな気がしたからな」
晶「私を元気づけるために他愛もない話をしたんですか? あはは、ありがとうございます。なんとなく気力がチャージされました。」
この降りの話題は、営業トークとかで投げかけられるやつですね。内容はどのプレイヤーでも同じ気がします。
晶「…それじゃお話しできて良かったです。ありがとうございました」
海音「ふっ、礼を言われるようなことじゃねぇよ。って、ちょっと待ってくれよ。」
晶「なんでしょう?」
海音「そういや俺が集めてるブランドの新作発売が今日だったはずなんだわ。…っとあったあった。…よし!予約取れた」
晶「なにかうまくいったようで良かったですね? …えーと、特にご用がないようでしたら、私はこれで失礼します。いろいろありがとうございました。では」
海音「ああ、わりぃわりぃ。俺ブランド品集めるの好きなんだよな。見た目も綺麗で丈夫だし、言うことねぇだろ。晶はなにか集めたりしてるのか?」
晶「私ですか? いえ、特には。学徒の身でブランド物なんて手が出せないし。ああでもクロムハーツのアクセが好きで、誕生日ごとに買うくらいかな」
海音「へぇ、いいじゃねえか。色々集めると、それを見ているだけで嬉しくなるよな。それにそうしてると何も考えなくていいし」
意味深…。
晶「はぁ。…あの一条さん、ハンカチをお返しに来たのが用件でしたので、また縁があればいつか。(頭を下げる)」
海音「おっと帰っちまうのか。んじゃ気をつけてな。わざわざありがとな。また気が向いたら連絡くれよ。まあ俺から連絡しちまうと思うけど」
晶「私に連絡ですか。えーと…何故? 借りは返したというか、これ以上ご連絡頂く理由がないと思いますが。もしかして、私に興味があるとかじゃないですよね、まさか?」
海音「くくっ、ご名答。晶に興味がなけりゃ、こうして連絡するとか言わねぇよ。ま、晶が嫌だってんなら無視してくれても構わねぇけどな」
晶「お酒の席で出会ったわけだし、そうかもなとはちらっと思ったけど…。私、誤解させるような真似してないですよね? 彼氏が嫌がると思うので連絡は控えてもらわないと…」
海音「連絡は控えねえ。俺の好きなようにする。晶も好きに返事すりゃいい。それで別に構わねぇだろ?」
次回へ続く。
ようやく登場の海音さん。
私は『スリラブ』の初回ボーナスで、最初に選んでプレイしたのが彼でした。こいつがまあ、とんでもない男で(笑)。
海都と同じように初っ端から関係を持ちかけたんですが、海音はソッコーでホテルインでしたね。絵上の方がまだ遠慮が見られました。
そして、事後に既婚者だと明かしてくるという確信犯っぷり。
しかし、決して暴言とかは吐かない男です。暴論は言ってましたけど、基本こちらの言うことは受け流す姿勢。そこがまた腹立つんですけど(笑)。
余談ですが、ゲームにしろ漫画とかにしろ、キャラ立てって大事じゃないですか。ふつう、はっきりと差別化してプレイヤーに覚えてもらうために、名前に同じ漢字を使うことってないはずなんです。
海音と海都、似たような紛らわしい名前にしているのは、なんらかの意図があるんでしょうかね。今回の話で利用させてもらったように、イニシャルにすると同じになるのも気になるところです。
では、次回もまだ、海音のターン続きます!
【今日の一枚】
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