2020年から全世界で猛威を振るう「新型コロナウィルス」。

これにより大打撃を受けたジャンルの一つ…エンターテインメントシーン。

 

コロナ襲来から1年半が経った今も、その猛威は衰えるどころか勢力は増すばかり。

 

興行(イベント)の目的は「人を集める」だ。

まさに今のコロナ禍においてご法度ともいえる行為でもある。

 

そこで去年浸透した手法が「リモート配信」による興行だ。

誰もが「リモートイベント・ライブ」の可能性を信じてトライアンドエラーを繰り返し、

徐々にひとつのエンタメとして確立をしていった。

 

さらにリモート参加の場合、強力なコンテンツであれば、施設収容型の従来の興行より青天井で集客することもできる・・・まさに「リモート配信」は、このコロナ禍において「救世主」かと思われた。

 

・・・が、そうではなかった。

 

リモート配信が普及し1年半が経ち、今や「リモート配信」は、イベントやライブの常識となっており、その必要性と魅力は確固たるものにはなってきたが、2021年になり、あることに気づいてしまったのだ。

 

「リアルイベントほどの充足感を味わうことができない。」・・・ということを。

 

イベントというのは、その会場で起こる出来事はもちろん、そこに至るまでの準備や道程、イベント前後の思い出など、その全てを含んで「イベント」なんだと気付かされたのです。

イベントには「体感」であり「思い出づくり」「共感」が必須なのだと。

 

たしかに「何もない」よりは「リモート配信」であってもエンタメが発信される方が嬉しい。

でも、決して「リモート配信」がリアルイベントで得られる満足感を与えてくれることはないのだと、気づいてしまったのも事実だ。

 

「エンタメシーン」は、いまだ大きな逆風の中にいる。

 

そんな中、エンタメのチカラを実感したことがあった。それは東京2020オリンピックだ。

 

開催前も開催中も色々な賛否両論が飛び交う異例の大会だったが、僕にとってはある確信を感じた。

人はやはり感動によって元気や勇気、希望がもらえるということだ。

 

無観客であり、TVやネットでの配信でしか閲覧できなかったわけだが、大会が始まってしまえばメディアも「コロナ報道」ばかりだったものが「●●選手、金メダル獲得!」などの明るいニュースが流れ、この大会のために必死に人生を賭けてきたアスリートの喜びや悔しさに全世界が涙し、感動しました。

 

さらに、ここ近年のSNSを見ていると「人のあげ足取り」「誹謗中傷」「アンチコメント」が以前以上に横行しており、明らかに人々の心が「荒んできてしまっているな」と心底感じます。

 

そんな時だからこそ、ストレスや鬱憤を開放する「エンターテインメント」が必要なのではないか?と僕は強く感じました。 

そして、僕には年明けから抱えている大きな課題があります。

 

それは「若い声優・タレントたちの表現する場所の喪失」です。

コロナは「若者が育つための環境とチャンス」をものの見事に奪っていきました。

 

これは「コロナだからしょうがないよね」なんていう言葉で納得しちゃいけない。

待っていたら状況がよくなり、活躍の場が戻ってくるかといえば、企業もこんな不安定な状況だとイベントを開催することよりもリスクが最優先となり開催自体を控えたり見送ったりと・・・いつまで待てばいいのかわからない状況に陥ってしまいました。

 

そこで、僕は決意しました。

 

他人が場を作ってくれないなら、僕がやるしかないだろ!と。

 

そこで、あの手この手「なにを始めたらいいか?」を探っていたところ、色々な縁に恵まれ、課題に向け、新たなチャレンジをすることができそうなんです!!

 

大きく分けて2つあります。

 

1つ目は、「声優アフレコ体験イベント」の開催です。

 

これは、イオンさんなどの商業施設で行うイベントで、すでに始動しお客様に楽しんでもらいながら「シキザクラ」と「ナゴヤセイユウ」を知ってもらえる良い機会となっています。

 

目標は、北は北海道、南は沖縄まで!全国の商業施設でアフレコ体験を楽しんでもらい、イベントを通して「ナゴヤセイユウ」を知ってもらえるよう頑張ります!

 

 

そして2つ目。

それが、ナゴヤセイユウたちの発信拠点《テンパクベース》の誕生です。

 

昨年末でクローズした「旧・サブリメイションカフェ」跡地を再利用し、TYKが管理する新たなイベントスペース「テンパクベース」として生まれ変わる予定です。

 

開催するコンテンツも今まで名古屋にないエンターテインメントを画策中です。

 

もちろんそこでは「ナゴヤセイユウ」が大活躍します。

でも「ナゴヤセイユウ」はまだまだ無名です。

 

なので、「ナゴヤセイユウ」の魅力を知ってもらうためにも「コンテンツ自体の魅力」でお客さんに来てもらえるような企画をいっぱい考案中です。

 

とはいえ、名古屋に今までないものだし、このコロナ禍でのチャレンジなので、逆風の方が強いと思います。

絶対成功するとも正直言えません。

 

でも、エンタメって挑戦と失敗の連続でしか育たないと思うんです。

 

だから僕は、自分の一生を賭して挑戦を繰り返していきたいと思います。

 

 

是非、これからも41歳いまだ想いだけで戦っているおバカ名古屋人にご注目ください!!