ここ1ヶ月以上ブログの更新は止まっていた。
さぼっていたというより、書いては途中で止まって、書いては内容に自問自答するようになってしまい、結局最後まで書ききれず削除したり…。
だから今書いているこれも、果たして最後まで書き終えることができるのか?と思いながら綴り出しているわけだが…
最近は、色々な「インプット」をしていた。とくにビジネス関連の本をよく読んでいる。
あとは話題の「NIZIプロジェクト」「愛の不時着」「梨泰院クラス」など、人気の韓国コンテンツを総ざらい。
その中でも梨泰院クラスは、韓国ナンバーワン外食企業のトップに復讐を誓った若き飲食経営者のクライミングストーリーで、予想外に今の自分に大きく影響を残してくれた。こういう新しい出会いには脳が刺激されてとても良い。
改めて経営者としての自分の武器・財産は、なんといっても「タレントYO!YO!YOSUKE」のキャリアであり、人脈だ。
そのおかげで、芸能・声優プロダクション/養成所の経営もなんとか成り立っていると言っても過言ではない。
とはいえ、莫大な成功を納めているかといえば、全くである。
そんな中、とても尊敬している1個下の友人経営者がいるんだが、彼は名古屋に本社を置く世界規模で事業展開している会社の代表で、とにかく自分とは全く違うキャリア、感覚と視野、行動力、決断力を持っている。
まさに身近にいる唯一のスーパー経営者だ。
彼には自分の「経営者としての未熟さ」を隠すことなく吐露しているわけだが、とにかく次元が違い過ぎて「俺は今まで何をやってきたんだ。もう40歳なのに…情けなさすぎるだろ…。」という自分への失望と「年齢は関係ない!絶対に成功するんだ!」と奮起する自分とが、まさに50:50で混在する事がよく起こる。
でも、そんな友人がそばにいてくれることこそ、自分にとっての「幸運」だと感謝している。
そんな彼からはいつも「貴重な言葉」をもらう。
もらう度にその言葉が、自分の経営者としての指標となっていくことを実感する。
最近もらった言葉は「会社の大きさは、経営者の器の大きさだから。」という言葉。
なんて重くのしかかる言葉なのか…。
志を持って立ち上げた会社でも、今の自分の会社規模は本当に脆弱だ。
彼の器が「ズンドウ鍋」なら、僕の器は「おちょこ」だ。
正直、聞いた瞬間自信喪失したが、でも改めて自分に足りていない言葉だとも思った。
そして、もう一つ「とても重要な言葉」をもらった。
その言葉をつたえる前に、最近なぜSNSやブログを投稿するまでに至れなかったのか?について話そうと思う。
最近ではブログだけでなく、ツイッターもなかなか呟けていない。
呟こうとしても様々な雑念・邪念が頭をよぎり、削除してしまうのだ。
その大きな理由はやはり「コロナ」だ。
「コロナ」発生以降、SNSでの世間の批判が悪化しているような気がしている。
はじめにそれを感じたのが「木村花さんの自殺」の一件だった。
あの頃から度重なる芸能界の不祥事や事件が起こる度、SNSでの批判がエスカレートしているように思えた。
「見えない敵・コロナによるストレスの吐け口」としてSNSに罵詈雑言を載せ発散しているような感覚だ。
もちろん不祥事などは断罪されるべきだ。
が、有名人だからとはいえ、他人がどうこう言い過ぎではないか?
他人に言えるほど、自分は清廉潔白で、すべてを善に全うし、生きているのか?
どうやらコロナによって人の心がどんどん荒んでしまっていることを感じずにはいられなかった。
匿名性のものだからといっても、すでに市民権を得てしまったSNSでの批判の嵐は、ひと1人くらい簡単に死に追いやることもできれば、芸能界から追放することもできてしまう。
すでにSNSは「凶器ともなりうる力をもったメディア」となのだ。
そして、アンジャッシュ渡部くん。
12年前、名古屋のテレビ局で彼が司会を務める番組に、自分はレポーターとしてレギュラー出演していた。
おかげでよく彼とは名古屋で交遊していた。
その時の彼は、東日本代表のお笑いコンビとして名を馳せながらも、司会業をやることで「まわし」や「フリートーク」の技術を高め、その上、東京のお洒落ラジオ局「J-WAVE」でもソロで冠番組を持ち、「しゃべりの技術」を研鑽することに執心する「プロの芸能人の姿」を間近で見せてくれていた。
だからどんどん売れていく彼が僕にとっては「納得」の一言だったし、羨ましくもあり、そんな彼を知っていることを誇らしくも思っていた。それは今でも変わらずそう思っている。
そんな彼がしてしまったことは無論間違っていただろうし、それが明るみに出ることによって、色々な関係者にも迷惑をかけてしまったことだろう。さらに、そのNEWSを見て不快に思った人もいると思う。
でも、それで今までの彼が果たしてきた功績の何もかもを否定してしまえる権利は、僕ら部外者にはないと思う。
ただそれがSNS時代であり、生活の一部として強大な力をもってしまった今のありようだというのであれば、もうそれに従わざるを得ないだろうとも思う。
さらに最近では、悲しいことにJリーグの度重なる不祥事や伊藤健太郎さんのひき逃げ事件など、有名人による事件が後を絶たない。これが「コロナ」の影響かどうかはわからない。
でも、こういった事件を見ていると…「これって人ごとじゃないよな…」と警鐘が鳴る。
有名・無名にかかわらず、罪を犯す事は許されない。
とはいえ、有名人であればあるほど世間の注目はどうしても集まってしまう。
コツコツ何年もかけて積み上げてきたキャリアが、泡のように一瞬で弾けて消えてしまうわけだ…。
一つの判断ミス、一つの軽率な行動・言動で…だ。
芸能人にとって、それは仕事を失うのと同意。それも永遠に元に戻れないほどの。
中にはそれでもヘコたれずに芸能界復帰を果たす人もおり、それを見ると「ほんと、すげ〜な〜」とメンタルのタフさに脱帽してしまう。
こんな恐ろしいことが、もしも自分自身に起こったとしたら…そう考えるだけで戦々恐々となる。
そして今は「コロナ禍」だ。
自分がレギュラーをもっている某メディアでは「コロナにかかるのは罪」というような空気感が蔓延している。
批判しているのではなく、会社を守るためには仕方のないことだし、その徹底ぶりは同じ経営者として感心の一言。
たしかにコロナにかかってしまえば2週間は隔離生活。番組や仕事に穴をあけてしまう。
さらにそれだけでなく、濃厚接触者も現場にいけないという…個人だけの問題ではなく集団問題になる。
これは「インフルエンザ」以上に深刻である。
そう考えれば、以前のように人に会ったり、いろいろなところに行ったりすることに、少なからず「罪に意識」「後ろめたさ」を持って行わなければならない状況も仕方のないことなのかもしれない。
この「見えない足かせ」に、ほとほと嫌気がさしてはいるのだが、発信者として「責任」がそこにはある。
だから極力自粛するようにしている。
GoToトラベルなども情報は発信はしても、使おうとは思えないのである。
エンタメも観光も僕にとっては大事なフレームワークなのに、そこへ貢献ができない心苦しさは尋常ではない。
そんなこんなを考えていると、ツイッターで今までにように普通にあげていたつぶやきにもその都度「疑問」が生じてしまう。
まるで針の筵に自分を投げ込むような気がするし、いつ爆発するかわからない爆弾を自らセットするような気もしてしまって。
タレントプロダクションの代表でなければ…
タレントでなければ…
という無意味なことまで口にする始末・・・。
ことの他、重症である。
エンタメ人としてどうするのが正解なのか??
だれかこの問いに答えられる人はいますか????
ということで、答えがいまだに見つからない間は、仕事に関わるつぶやきだけになってしまっている。
…というわけだ。
とはいえ、所属タレントには「今こそSNSだ!」と言っているジレンマ。
ま、元々ウチの所属タレントたちは、概ねインドアだからうまくやっている。
だが、自分は外向きの活動が多かった分、非常に辛い。
ま、愚痴っていても仕方がないので、自分は仕事のやり方もライフスタイルも今に適応した形に変えていこうと今は躍起になっているわけだ。
世間は、アメリカ大統領選が注目を集めていたが、その中でトランプ元大統領はコロナ禍でもマスクをしないことで「コロナに負けるな!」という意思を誇示していた。
ある種の蛮行と一般論では捉えるのであろうが、そこには一定の支持者もいるわけで…。
小さく見れば個人的な価値観。
でも、影響力の強い人は、その価値観を他人の価値観に上書きする力も持っている。
これがいいのか悪いのかはわからない。
でも、タレント、経営者としてその強さに一種の憧れを抱いているのも事実。
なぜなら自分にはできないからだ。
いつになったら、今の世の中に適応した自分を作りだし、SNSと上手く付き合っていけるだろうか・・・。
さて、では話を元に戻し、僕のスーパー(超)経営者の友人のとても大事な言葉…それは…
『ジャンプの主人公とかって、絶対倒すの無理!っていう強敵に勝つために、馬鹿みたいに修行して努力して、最後は勝っちゃうわけだよね?それが一番ワクワクするっていう事をYOSUKE君は知っているはずなのに、なんでそれを実践しないの?』
僕のDNAには「DRAGON BALL」という作品が深く刻まれている。
孫悟空の口癖は「強ぇヤツと戦いてぇ〜、オラ、ワクワクすっぞ。」だ。
なのに全然、自分の人生に反映できてないじゃないか!!
いや…待てよ。
コロナ前の自分は少なからずそういう潜在意識はあったと思う。
そうなのだ…自分の気づかないところで自分はコロナという毒にしっかりと侵されいていたのだ。
気づかぬうちに「視野は狭くなり」「足元のことばかりに目がいき」「手堅い仕事だけをコツコツやり」「地元だけで完結できるビジネスを考えだし」…など、上げたらキリがないほどに、この言葉を言われた瞬間自分の内側から「膿み」のように溢れ出てきた。
彼は続けた…。
『YOSUKE君が本当にナゴヤ盛り上げたいなら、ナゴヤを見るんじゃなく、TYKの声優やタレントを全国区、世界規模のスターにすることだけを考えたほうがいいんじゃない?つまるところ、声優なら今は「鬼滅の刃」に出ることだし、タレントなら「ヒルナンデス」でしょ!ww』
ああ・・・。
言葉が出なかった。
『じゃあ、そういうのに出ることが無理だと思うのはなんで?手が届かなすぎるから?それなら、なんで無理なのか書き出して、その無理を一つずつクリアしていけば、その無理は無理じゃなくなるよね?』
『それにその無理が無理じゃなくなった時、最高に面白いよね。』
悲しいほどの経営者としての未熟さ。
そのことに気づかせてくれた友人がそばにいてくれて本当に自分は幸運だった。
いつの間にか「ウチの子たちをどうにかして食わせてやりたい!」という気持ちと、コロナによる閉塞した状況が、「夢のない考え方」をする脳へと自分を変えてしまっていたみたいだ。
もちろん今いただけている仕事は、どれも大切で、どれもが我々タレントにとっての生命線だ。
でも、エンタメ業界にいて、「夢」を失ってしまっては、それはもうエンターテイメントではない。
一番大事なことに気付かされた宝物のような言葉を友人は授けてくれた。
ありがとう。
やっぱりこんなコロナだとしても自分は会えるだけの人にはやはり会いたい。
「罪」にならぬよう最善の対応をしながらでも自分は動きたい。
コロナ禍の答えは、まだわからない。でも、コロナなんかのために人生を無駄にはできない。
最高にワクワクする人生を僕は仲間と共有していこうと思う。
「夢」
これこそ人生の活力剤だ。
と、やっと最後までとりあえず書き切れたので、投稿しようと思う。
そして最近自分が読んだビジネス書は以下の著作も挙げておく。
この作品のどれもが今の自分を後押ししてくれたし、新たな考え方を教えてくれた。
感謝すべき本たちだ。
YO!YO!YOSUKEのmy Pick