秋風に ご幣ひらひら 家囲い

細縄で町内の家々を繋ぎ、

その縄目にご幣を挟んで家内安全。

家の鎖ともいえるご幣縄の長さは、

ギネス並。
所変われば様変わり、

この因習は広島だけの県民ショーかも。

久方の 雨中に夢中 秋夜長


若い日の旅は、反復し増幅し、人生を遠くまで運ぶ。

若き日に、土砂降りの雨の中、傘もささず、ずぶぬれで歩いた経験が、一度でもあれば、それでOK。

ただ、今頃の若者は、酸性雨やらセシウムに注意か。

円高く 円は天から 降ってくる

海外進出には円高は欠かせないが、雲行きの怪しくなった昨今、今にも曇天が破れそう。
IMFの期待に応えて、季節外れの「福は内、鬼は外」を声高らかに唱える時か。
世話をする 秋の野良こそ 世話になり

名銚子 屏風ヶ浦に 犬吠埼

盃を 渡る風呑む 秋の燗

尖閣を 大風呂敷で 神隠し


森口氏が、ⅰPS臨床疑惑で時の人に。

虚言癖は医術には不要のものだが、

ちょっと待て。

公約を平気で覆す政治家は、

如何なものか。

(実存作家丸谷才一氏 87歳の生涯)

新米の 朝餉の湯気の 暖かさ

ほこほことした、朝ご飯の炊き上がる匂いが秋の深まりを教えてくれる。

松茸・栗・柿・銀杏・秋茄子・秋刀魚とうまい空気。

馬肥ゆる味覚の秋本番。

起きて寝て 秋冷の夜 夢の中

強いものは美しいか、いや美しくなければいけない。
守破離の伝統をもって道を究めれば、自ずと美しくなる。
日本社会は、よき会社ありてよき社会人ありから、
大きいことはよいことだに逆もどり。

異人館 鎖国の空に 風見鶏

鳥は自由に空を飛べるかわりに、どっしりと地に足が下ろせない。

烏合の衆は、見えない風を読み、方角を決めて飛んでゆく。

例えそれがドン・キホーテの風車であったとしても突進してゆく。

目洗いの 山の稜線 秋である

iである愛である。

研究の果てのアイデア。
徐福の不老不死の薬。

ジークフリートやアキレスそれに天野邪気の不死身の体。

そんなお伽のお話。
♪今は山中 今は浜 今は鉄橋渡るとぞ思うまもなく~
すぐそこかも。

人を見て 香り放つや 金木犀

香りがなければ、通り過ごすかも知れない金木犀。
その小さな黄色い花は、鼻から進入して、人をキョロキョロさせて楽しんでいるかのようだ。
この時期、鼻から目に抜ける一番の好い樹木。