鶴羽根の 空に山縣 豊太郎

明治31年(1898)、

広島は京橋生まれの山縣豊太郎。
上野にて、民間人初の宙返り飛行成功。
大正9年(1920)、

千葉県鷺沼上空、3回宙返り中、

右上翼が折れ、キリモミ墜落して、

22歳で散るとある。
JALは、折れない鶴の羽根を取り戻し、

世界の空を飛ぶ。

(鶴羽根神社に鳥人山縣の石像あり)

ススキ立て いまや明し 居待月

寝てみれば 雲の蒲団に 寝待月

戌五つ半、東の空にほぼ満月の居待月。
目覚めれば丑三つ時。

空は全面綿雲に、月は隠れて蒲団の中で寝てござる。

立待の 円月殺法 月の鍔

秋冷の群藍の空を渡る立待月。

鎬を削り横手から弧を描く切っ先。

夢想正宗の円月殺法。

眠狂四郎なら市川雷蔵。

気剣姿一致の美しい立ち侍の名月に、刃こぼれ無し。

鉄冴えて 十六夜の月 稲山に

時はプラント輸出の幕開け。

独禁法違反かと紙面を賑やかした後、

1970年に八幡と富士の合併で新日鉄誕生。
今はグローバル時代。

新日鉄住金誕生を、稲山嘉寛は、草葉の陰でなに想う。

栄光の マッターホルンに かかる月

大自然をまえにすると、

人間も一匹の猿にしかない。
イッテQのマッターホルン登頂、

イモトは、蟻か猿に変貌していく。

次の挑戦は、

アンナプルナかマナスルか。
動物にかえった人間に不可能はない。

十五夜の 雨降りお月 雲のかげ


雨降りお月さん雲の陰 

お嫁にゆくときゃ誰とゆく

ひとりで唐傘さしてゆく 

唐傘ないときゃ誰とゆく

シャラシャラ シャンシャン 

鈴付けた お馬に揺られて濡れてゆく

(野口雨情)

そんな風情の夜

名月や 下の嵐を 見てござる

同じ石でも、小石もあれば岩石もある。
月ほどの巨石の前には、全てが小石となる。
小事を解決するには、大事を用いればよし。
大局小局、碁盤の上。

天高く ユタの雲らが 駆けてくる

「兼高かおる世界の旅」で、ユタ州の雲が世界一美しいと言ったのを思い出させる秋の空。

ネズミやら蛇、サル・馬 それに、龍やトラまでが雲となって駆けている。

背後にはオスプレイも避ける台風17号の接近。

野分き巻き やがて静かな 西の海

♪誰もいない海という歌があったが、台風や時化では、船乗りでもなければ、船酔いしてゲロを吐く。

海はそうして、不逞の輩を拒んできた。

竹島や 独島マンボー 航海記

少年老い易く学成り難し。

墓堀人のような歴史より、経済こそ生きている学問と毒ずいた少年は、やがて守銭奴となり、いろんなものを買い込んだあげく、不幸まで買い込むこととなる。