PC版アメーバピグ(pigg)は復活するのか? その3 | なんとなく、タコ

PC版アメーバピグ(pigg)は復活するのか? その3

PC版ピグが終了したのは、2019年12月2日。そして、ほぼ同じ頃に大事件が起きます。

2019年12月初旬、中国の武漢で新型コロナウィルスの感染が確認されました。その後は爆発的に広がり、日本でも2月にはクルーズ船内の感染がニュースに…。

そこから全世界的にコロナが流行するまで時間は掛かりませんでした。志村けんさんが亡くなったのは3月29日。この頃のコロナは強毒で「死の病」といった印象すらあり、飲食店は軒並み休業。音楽(コンサート)や演劇、スポーツなども中止。学校や仕事に行くことすら困難になってしまったのです。

このとき、PC版ピグユーザーの多くが「いまピグがあったら…」と思ったのではないでしょうか? 何しろ、サービス終了はほんの2、3ケ月前の話です(汗)。もちろん、電話もあればメールもある。Twitter(現X)やFacebookといったSNSも普通に使われていましたし、zoomを使っての会議や授業、飲み会なんかも行われていました。コミュニケーションの手段に困る感じではなかったのですが…。

それでも、ピグの世界にはピグ友さんがいて気軽に会話(チャット)することができましたし、時間があるときは釣りやカジノ、麻雀や大富豪で気分転換することもできました。コロナの時期は出歩くことができず重い気分になっていた人が多かったと思うのですが、ピグの世界ではいつでも会話し、自由に出歩くことができたのです


もしAmebaがPC版ピグを(収益面でも)上手く運営していて、Flashを他の技術に置き換え続けていたら、コロナ禍は物凄いビジネスチャンスになっていたかもしれません。「メタバース」という言葉が一般的になるより前に、AmebaはPC版ピグというプラットフォームを持っていたのですから。ただ、ピグの運営で基本になっていたガチャアイテムや着せ替え・模様替えアイテムの発売、カジノや釣りイベントのヘルプアイテム販売だけで大きな収益を上げるのは不可能です。

PC版ピグがスタートして数年後、ピグ内であるちょっとした企画が実施されたことがあります。このお知らせを見たとき、私はピグの可能性や今後の展開が楽しみになった時期がありました。そのアイデアこそ、ピグの運営には必要だったと思うのですが…。

  

その4に続きます