PC版アメーバピグ(pigg)は復活するのか? その4 | なんとなく、タコ

PC版アメーバピグ(pigg)は復活するのか? その4

PC版ピグでAmebaの売り上げになっていたのは、着せ替え・模様替えアイテム&ガチャの販売と、釣り・カジノのヘルプアイテム販売でしょう。

ただ、それ以外にも(特に初期と中期は)企業と組んだコラボ企画などもポチポチと行われていました。例えば、ペプシと組んだコラボイベント


【渋谷・代々木】ペプシネックスエリアOPEN
未設定

 

その2年後、コカ・コーラとコラボしたのはちょっと笑ってしまいましたが…。

 

☆新エリア☆コカ・コーラ オリンピック応援スタジアムが登場♪

 


 

初~中期のPC版ピグでは、こういった企業コラボイベントをたまにやっていたんですよね。正直、ガチャやアイテム販売はサブ的な売り上げとして、企業コラボを定期的に行った方がビジネスになったんじゃないかと思うのですが…。そして、それが軌道に乗っていれば(高い収益を上げていれば)Flashの終了程度でPC版ピグは終了していなかったはずです。

そんな中、ピグの可能性というか、今後大きなビジネスになりそうだな…と感じた企画がありました。PC版ピグではなく、そこから派生したピグワールドという街づくりゲームでの話になってしまうのですが、ローソンとのコラボ企画で自分の街にローソンを建てられるという企画があったんです。いや、ゲーム内でローソンを建てられるだけなら単なる1つの企画。が、なんとそのローソンをクリックすると現実のローソンで使えるクーポン券をもらえたんです

『ピグワールド』でO2O広告商品の提供開始…第1弾はローソン!

 

これを見た当時「Ameba凄いな。これはビジネスになる…」と感心した記憶があります。仮想空間である自分の街にローソンを建てられるだけではなく、クリックすると現実に使えるクーポンがもらえる…。

ピグワールドでは、スーパーやお肉屋さんといったお店をたくさん建てられました。例えばスーパーならどこかのスーパーとコラボするなり、肉屋さんならお肉はもちろん、ハンバーグとかソーセージの販売元と提携して通販したり。コラボでなくても、Amazonや楽天、ヤフーショッピングはアフィリエイトを行っているのだから、Amebaが各お店にアフィリエイトを使った商品を並べていればある程度の売り上げになったはずです。ピグワールドよりユーザーが多いPC版ピグで同様の企画(例えば商店街エリアを作る等)をしていたら、結構なビジネスになっていたんじゃないでしょうか?

私はPC版ピグでもピグワールドでも課金ユーザーではなかったので、Amebaからすれば「儲からない客」でした。ただ、ネット通販は頻繁に利用するので、もしAmebaのアフィリエイトリンクがあったらそこを経由して買い物していたでしょう。人間、お世話になっている人や普段から無料で利用しているようなサービスには、何かお返ししたくなるものです…。

話を戻し、結局ピグワールドのローソンでクーポン券が配られたのは数回程度。他にコラボが行われる感じでもなく、PC版ピグも同様でした。現実的にはいろいろ難しいこともあるのでしょうが、私のような素人が考えるビジネスの拡大が行われることはなく、ピグワールドやPC版ピグはガチャやアイテム販売のみ行う感じになってしまい、サービスも終了となってしまったのです…。


※ローソンの店員になってもらったピグ友さん。ピグワールドでは、ピグ友さんを住人にして仕事に就いてもらうことができました。これも画期的なシステムだと思います。

もしPC版ピグが復活したとして、またガチャやアイテム販売をするだけなら厳しいんじゃないかと思います。企業コラボを行って企業から利益を得る、通販のアフィリエイト提携により利益を得る、その上でガチャやアイテム販売による利益を得る。他にもリアルのイベント開催等いろいろあるでしょうが、開発者の方が書かれていた100年続くアバターサービスを標榜するなら、システム変更程度でサービス終了とならないような収益性が必要になることでしょう。

次回は、いよいよ「新ピグ」についての話です。

 

※その5に続きます。