四万十川ウルトラマラソン、100キロの部完走記~ただ16時47分発のあしずりに乗るために | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

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医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は日曜日です。

今日は「金沢守クリニック」は休診です。私は高知県四万十市を中心とする地域で開催された“第20回四万十川ウルトラマラソン”、100キロの部に出場しました。

結果は10時間25分02秒でした。狙っていたサブテンにはかすりもせず、2年前に同じ大会で自身が出した10時間04分台にも遠く及びませんでした。

原因ははっきりしています。8月24日に出場したアイアンマンジャパン以降、今日の四万十川ウルトラを含めると9週連続で大会に出場した事による疲労の蓄積だと認めざるを得ません。

100キロウルトラはそんなに簡単なレースではありません。記録を本気で狙うならば、ロング走を何度か行わねばならないと感じてもいます。

先月出場したしわいマラソンで走った91キロが唯一のロング走でした。

昨夜は中村市内にあるホテルクラウンヒルズ中村に宿泊しています。ホテルの直ぐ近くにコンビニがあるのが、このホテルの利点です。

ただ、未だに部屋が全室喫煙可能な事に関しては改善すべきだろうと感じています。

尚、本来なら9時前には床に就きたかったのですが、CSファイナルステージで阪神タイガースが奇跡としか言いようがない、敵地での4連勝を遂げ、日本シリーズ進出を決めた試合は最後まで見ました。

今朝は3時前に起床し、4時過ぎの循環バスでスタート会場である蕨岡中学校に向かっています。

余り早く着いても時間をもて余すので、少しゆっくり目に出発しましたが、もう少し遅めでも十分に余裕がありました。

レースに関しての振り返りですが、ウルトラの練習を全くやってなかった割には60キロ地点を通過した時点では、サブテンも夢じゃないと思える計画通りのレース展開でした。

計画に綻びが生じ始めたのは、60キロを過ぎてから現れた山登り区間でした。15キロから20キロにかけて存在する山登りの方が距離は長いのですが、60キロ走って消耗している足腰にはかなり堪えました。

70キロ地点、80キロ地点のいずれにおいても、10キロ1時間という計画が大きく狂っています。

サブテンは確実に無理、そして自己ベスト更新もまず無理となれば、モチベーションはがた落ちします。

2年前の四万十川ウルトラも暑かったのですが、今日は一段と暑かったような気がします。

緊張の糸が切れてしまい、正直何度ももう止めたいと思いました。しかし、リタイアするには些か早すぎる時間です。それにせめて完走証は後日郵送にせよ確保したいと感じています。

但し、走り続けるとしても、4時にはゴールしないと、中村駅を16時47分に出発するあしずり8号には乗れなくなる可能性が高くなるのです。

従って、歩きは厳禁でした。ランネットのランナーズアップデートで確認すると、ラスト20キロはペースアップしてました。

無事に4時5分前にゴールし、フィニッシュ後の写真を撮り、預けていた荷物を受け取って、循環バスの乗り場に向かっています。レースの余韻に浸る暇はありませんでした。

無事に中村駅に到着したものの困った事に売店の弁当が売り切れていたので、仕方なくパンと家族並びに診療所のスタッフへのお土産を購入し、あしずりに乗り込んでいます。

今日の私の旅程は以下のようになっています。

中村 16:47→高知 18:34

高知 18:37→岡山 21:10

岡山 21:31→新山口 22:38

もし、この電車を逃したら、山口の自宅に戻る頃には日付が変わってしまうので、間に合ってよかったです。

しかし、高知駅のホームにある売店は18時34分には早々と閉店していました。又、高知から岡山に向かう南風26号には車内販売がないため、岡山に着くまで夕食はお預けになっています。

100キロ走るのも辛いですが、その後にバンしか食べれないのは更に辛いなと思う今夜の私です。