山岳グランフォンド吉野、ロングコース完走記~結果は不本意だったけど、大会が成立してよかった | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

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医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は日曜日です。

「金沢守クリニック」は休診です。私は奈良県吉野町を中心とした地域で開催された“山岳グランフォンド吉野、ロングコース”に出場しました。

結果は9時間49分程かけて完走する事が出来ました。6時スタートなのですが、スーパーロングコースの人達から順番にスタートして行くので、私がスタートしたのは6時15分頃だったと思います。そして完走制限時間は16時までだと思っていましたが、16時半まででした。

フィニッシュしたのが16時をほんの少し過ぎていたので、肝を冷やしました。

結果は必ずしも満足のいくものではありませんが、昨年完走する事が出来ず、非常に悔しい思いをした大会だったので、リベンジを果たす事が出来て、本当によかったです。

完走認定証なる物を頂きましたので、来年はスーパーロングコースに挑戦する事が出来ます。

昨夜は吉野山山頂にある花屋という旅館に宿泊しています。旅館のアメニティは決してよいとは言えませんでした。特に洗面台でお湯が使えないのには閉口しています。一応、グランフォンド吉野特別価格だったけど、宿泊料もそんなに安くはなかったです。

今回のグランフォンド吉野、昨日の時点では開催の方向でした。しかし、台風の接近に伴い、今日の5時半の時点で大雨警報が発令されていたら大会は中止になる事が決まっていました。

又、大会の途中で大雨警報が発令された場合も大会を途中で中断する事がある事も事前に決まっていました。

従って、吉野山まで来たけれども、何しに来たか分からないという可能性もあったため、DNSを選んだ人も結構いたようです。

今日の奈良県南部、雨はそこそこ降る時間帯もありましたが、少し日が差す時もありました。大会が終わる頃には幸い雨は上がっており、旅館に戻る時にずぶ濡れになるという最悪の事態は避ける事が出来ました。

レインウェアを使う程ではなく、薄手のウインドブレーカーで何とかなりました。

又、全ての部門で大会が開催されないとか、途中で中止になる事がなかったのは本当によかったです。土曜日の午後をお休みにしてまで、吉野に来た甲斐はありました。

私は途中まで非常に好調でしたが、奇しくも昨年、収用された103キロ地点で前輪がパンクしています。

私はチューブラータイヤを用いていたのですが、たまたま通り掛かった出場者の方が同じくチューブラータイヤを用いており、しかもチューブラータイヤのパンク修理に慣れている方だったので、随分助けて頂きました。

修理に伴うタイムロスも気になる程の時間は要しませんでした。

最終エイドでも特に問題はなかったのですが、その後、エナジージェルを補給する時にバンドル操作を誤り、ゆっくりとしたスピードだったのですが、ガードレールに衝突してしまいました。

この時に前輪のバランスがおかしくなり、ブレーキシューに前輪の片側が当たる状態が続いています。

走っている時に前輪で常にタイヤとブレーキシューが擦れる音がするのは、余り気持ちのよいものではなく、その後の走りに微妙な影響を及ぼしています。

そしてゴールまで後僅かと言うところで、私は2回ミスコースしています。1つ目のミスコースは大したものではなかったのですが、2つ目のミスコースはかなりの痛手でした。

吉野山の山頂にゴールがあるのだから、ひたすら山を登ればいいのに、私は中腹まで登った後、一旦下ってしまいました。

間違える筈がない箇所だと思います。完璧に自分のミスです。ゴール前の最後の登りが非常に辛いのですが、間違えて余分な距離を走った為、その辛さが幾分増しています。

私は今日の旅程を以下のように設定しています。

山頂駅 16:50→千本口 16:55(ケーブル)

吉野 17:04→阿部野橋 18:21

天王寺 18:32→新大阪 18:50

新大阪 18:59→新山口 20:58

これを逃すと山口に帰るのが、かなり遅くなってしまいます。

フィニッシュした後に振る舞われる豚汁やぜんざいなどを食す余裕はなく、一路宿泊していた旅館を目指しました。

旅館に向かう坂道も結構急でした。ゴール前に見せた粘りは、ここでは発揮する事が出来ず、バイクを降りて押しています。

今日の夕食は新幹線の車内で食べる駅弁になっています。

それにしても、グランフォンド吉野のロングコースを制する事は思いの外、骨が折れたなと思う今夜の私です。