真のレジェンドがソチに舞い降りた!~メダルを獲れないのではと少しでも思った自分が恥ずかしい | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は日曜日です。

本日の山口県西部、朝は放射冷却の影響でかなり冷え込みは厳しかったです。しかし、日中は今日も好天に恵まれ冬晴れの青空が広がっています。洗濯物がさぞやよく乾いたのではと想像しています。

今日は「金沢守クリニック」は休診です。私は宇部市の休日夜間診療所に9時から21時までの間、外科医として執務する事になっており、現在も仕事中です。

普段は内科系の患者さんの診察を行う事が多い私ですが、今日は外科医として働きますので、主に肉食系の診察を行っております。インフルエンザが流行しており、内科系の先生はとても忙しそうです。

今朝は3時に起床して、ジャンプ男子ラージヒルを見ています。注目は今回で何と7回目のオリンピック出場となる葛西紀明選手でした。

大会前からレジェンドと呼ばれていた彼が真のレジェンドになった瞬間を見る事が出来ました。特に2回目のジャンプは距離、飛形、着地の全てが完璧で、とても美しいと感じています。

【ソチ五輪】銀メダルの葛西「まだまだ金を目指してがんばる」

(AFP=時事)

レジェンド葛西紀明選手、銀メダリストになっても決して燃え尽きてはいないようで、金メダル獲得を目指して
まだまだ頑張る気でいるようです。凄いなと思います。

金メダルを獲得したポーランドのストフ選手との差は本当に紙一重だっただけに、負けず嫌いな葛西選手のハートの火はまだ燃え続けているのでしょう。

ソチでは10代の天才達が初出場のオリンピックでさらりとメダルを獲得しており、それも素晴らしいと思いますが、41歳のオジサンが7度目の挑戦の末に勝ち取ったメダルはそれ以上に煌きを放つと思います。

葛西選手のジャンプに触発されて今朝は走りました。11.5キロを57分39秒22かけて走り、531カロリーを消費しています。キロ5:01分のペースでした。

平均心拍数151bpm、最高心拍数192bpm、ラスト1キロはキロ4:27分まで上げています。2月の月間走行距離は163.7キロになりました。

ジャンプ女子ノーマルヒルで圧倒的な金メダル候補だった高梨沙羅選手ですら4位に終わっていたので、私は葛西選手が本当にメダルを獲れるのだろうかと正直懐疑的になっていました。

又、今日のソチの風は気紛れに変化しており、1回目の成績がよかった選手達が2回目のジャンプで距離を
伸ばせない状況を見ていると、葛西選手もダメなのではと不安を抱いていました。

しかし、葛西選手は私の不安を心地よく裏切り、メダルを決定づける大ジャンプをみせています。

この時に日本のジャンプ選手が葛西選手に駆け寄るシーンを見て、長野オリンピックのジャンプ団体で日本が金メダルを獲得した時の事を思い出した人はきっと多いでしょう。

私は長野オリンピックのメンバーに選ばれず、オリンピックのメダルに無縁だったからこそ、彼が今日まで頑張れたのではないかと想像しています。

日本中が歓喜に湧こうとしていたいたあの時、何と葛西選手は「飛べ、ではなく、落ちろと思っていた。金メダルを取るな」と考えていたそうです。

葛西選手は「不撓不屈」という言葉を座右の銘としているようです。年齢に屈する事なく、不撓不屈の精神でこれからも市民アスリートとして少しでも成長したいと思う今日の私です。