2014ユニセフカップ神戸バレンタインラブラン完走記~ソチで頑張るアスリートに思いを馳せる | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

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医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は日曜日です。

首都圏を中心に記録的な豪雪から一夜明けたものの、今朝のニュースを見る限り、まだまだ雪の影響で多くの人達がお困りになっている事だけは確認出来ました。

今日は「金沢守クリニック」は休診です。私は兵庫県神戸市で開催された“2014ユニセフカップバレンタインラブラン”に出場しました。

今日の神戸は少々寒かったですが、朝から好天に恵まれています。バレンタインラブランのメイン会場となった国際会議場周辺には大勢の人が朝から詰めかけていました。

完走証明は当日頂く事は出来ません。後日郵送されてきます。

あくまでも手元のGarmin610での記録ですが、20.9キロを1時間28分19秒かけて走り、1363カロリーを消費しています。平均ペースはキロ4:13分でした。

神戸バレンタインラブランのコース、ハーフマラソンの正確な距離に若干足りないようです。

月間走行距離に拘りすぎてはいけないと感じ、金、土の二日間を完全休養して挑んだ大会で久しぶりに昨年の自分超えをほんの僅かながらも果たせた事に大きな価値はありました。

正確な記録はまだ分かりませんが、最近、めっきり記録が伸び悩んでいた私にとっては、ほんの少しでも記録を伸ばせた事は大きな喜びでした。

気温はマラソンに適していたものの、海沿いを走る箇所ではかなりの向かい風を受けています。風は皆に等しく吹くものです。しかし、風に心が折れるかどうかは、人によりけりです。

正直、港神戸を見渡せる一番景色のよい箇所での向かい風に影響を受けて、今日の最遅ラップを刻んでいますが、その後は盛り返し、ラスト1キロ弱はキロ4:10分を上回るペースで走り、フィニッシュゲート直前でも一人抜く事が出来ました。

木曜日の練習で出現した右臀部の違和感は今日のレースの11キロ付近で出現しています。気にはなりましたが、走り続けているうちに、さほど気にならなくなっています。

まだ安心はしきれませんので、今後も休足を重んじながらトレーニングを続けなければならないし、違和感が増悪するようなら、MRI検査を受けようと思っています。

レースが終わった後は、神戸に住む母と待ち合わせをしていたので、三ノ宮駅近くのホテル内のレストランにランチを食べに行きました。

パンとケーキが食べ放題のランチだったのですが、来週以後もレースが続く私は程々にしています。

さて、日本時間では今朝の未明に行われた、ソチオリンピック女子モーグル決勝、今回が恐らく最後のオリンピックになる上村愛子選手は残念ながら、前回のバンクーバーに続いて4位に終わっています。

「なんで一段一段なんだろう」と言う、心に滲みる名言を残している上村選手は、もう一段を上る事は出来ませんでした。

オリンピックでのメダルに縁がある選手と、縁がない選手は確実にいます。上村選手は縁がない選手に属します。対して、里谷選手のようにいきなり金メダルを獲得するシンデレラガール、或いはボーイのような選手もいます。

今日の結果が5位とか6位だったら、これ程熱く上村選手の事を書いてないと思いますが、4位という順位に私は因縁めいたものを感じずにいられません。

端正で可愛い顔立ちとは裏腹に負けず嫌いで、努力家の上村選手、私はとても好きでした。恐らくアンチ上村派なんて存在しないような気がします。

自分で勝手に組んでいるレース日程とはいえ、4週連続レースとなった今日のレース中、「今日は調整レースなんだから、そんなにむきになる必要はない」等と弱気な自分が顔を出しました。

でも、今日のレースで手を抜く事は上村選手に対して失礼だと勝手に思い込み、最後までファイトさせて頂きました。今日、私が頑張れたのは上村選手のお陰です。

彼女が今後も競技者として現役に拘るのか、それとも指導者や解説者としての道を歩むのか分かりませんが、彼女の人生が幸多いものになる事を切に祈ります。

大会前日のステーキ、そしてラブラン、レースが終わった後の母との昼食は私が走り続けている限り、2月の年中行事になりそうだなと思う今日の私です。