明日は四万十川ウルトラマラソン~私は決して負けるために四万十市に来たわけじゃない! | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

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医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は土曜日です。

山口県西部、朝の冷え込みは昨日にも増して厳しくなっていますが、今日も朝からよく晴れています。幸い明日もこの好天は続くようです。

私は明日開催される“第18回四万十川ウルトラマラソン”に出場するために朝から高知県四万十市に向かっています。

第18回四万十川ウルトラマラソン


FBでのカウントダウンもとうとう後1日になりました。



従って、「金沢守クリニック」は臨時休診でした。ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。

さて、今日の私の旅程を以下に記します。

新山口 9:36→岡山 10:48 のぞみ18号
岡山 11:05→高知 13:40 南風7号
高知 13:50→中村 15:31 あしずり5号

計6時間弱掛かります。しかし、今季は山梨県道志村や石川県珠洲市、最近では熊本県山都町など今回の遠征など比較にならない
ぐらいタフな遠征を幾つも経験していますので、さほど苦痛は感じていません。

誤算だったのは、高知発のあしずりの指定席が満席だったのは事前に把握していたものの、自由席が連休中の新幹線の自由席並みに混雑していた事です。1時間半立ちっぱなしはちと辛かったです。

中村駅に到着した後、四万十市内を無料で回ってくれる循環バスに乗り、先ずは受付会場に向かっています。バスの車窓から見える風景から四万十川ウルトラがこの街にとって一大イベントである事がよく分かりました。

受付を済ませた後に、今夜の宿であるクラウンヒルズ中村に向かい、チェックインを済ませています。今日、明日は大会のために運営されている循環バスに大いに助けられそうです。

ラッキーだったのは、当初二人部屋だと聞いていたホテルの部屋が個室だった事です。気分的に相当違います。尚、明日の朝はスタートラインに立つまで、結構混雑するようです。なるべく早い時間のシャトルバスに乗るための努力、即ち限界ギリギリの早起きをした方がよさそうです。

17時から始まっている前夜祭に出席すべく、現在循環バスに乗ってます。6時までに何とか到着したいと少し焦っています。60キロの部と100キロの部はスタート地点だけでなく、受付会場も前夜祭の場所も異なるのは、四万十川ウルトラの特徴だと思います。

さて、岩本能史氏著の「岩本能史コーチの100kmマラソンは誰でも快走できる」によれば、ウルトラマラソンの
タイムは、直近のフルマラソンのタイムから予測出来るそうです。「F×2.7」の公式と氏は名付けてます。

岩本能史コーチの100kmマラソンは誰でも快走できる

即ち、フルマラソン完走に要したタイムに2.7を掛けるとウルトラマラソンの記録が大体予想できるという
ものです。

直近のフルマラソンのレースでのフィニッシュタイムが4時間なら10時間48分、3時間30分の場合は
9時間27分となり、100kmウルトラでのサブ10は十分狙えると著者の中で岩本氏は語っています。

10月7日の筑後川マラソン2012、フルの部で3時間27分台での完走を果たしていますので、冷静にレース運びを行えば、サブ10いけると思ってます。

私の作戦ですが、先ずは前半飛ばしすぎない事です。勝負はラスト20キロにあると思いますので、60キロまで我慢し、80キロを過ぎたら勝負に出ます。80キロからペースを上げるのは難しいと思います。如何にペースダウンしないかが問題でしょう。

次にバッグパックを背負って走ります。四万十川ウルトラ、公設のエイドは沢山あります。自前の水分や栄養補給は必要ないかもしれませんが、フル同様ウルトラもタイムを縮めるためには、なるべくエイドに寄らない方がいいと思ってます。公設エイドを飛ばすために、ある程度自給自足します。

そして、中間地点のレストステーションにも寄りません。今年5月に出場した水都大阪ウルトラでは、中間地点のレストなど設置されていませんでした。当時は用意して欲しいなと感じましたが、今は水都大阪の大会運営に感謝しています。

宮古島ウルトラ、しまなみ海道ウルトラでは中間地点があり、両大会共にウェアを着替えています。水都大阪でウルトラのPBを大幅に更新する事が出来たのは中間地点でのタイムロスがなかった事も関係していると思ってます。

ウルトラはフル程のスピードは要求されません。しかし、レース全体を組み立てる脳力、そして最後まで折れる事のない強いメンタルが要求されます。

自分に負けるために高知県の端まで6時間掛けて来た訳じゃない、己の限界を超えるためにやって来たんだと思う今夜の私です。