私のブログを読んでトライアスロンを始めた人~又、来年どこかのトライアスロン会場で) | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は月曜日です。

今日から又新しい一週間が始まりました。土曜日からは9月に突入します。1日が土曜日、2日が日曜日という奇跡の巡り合わせに感謝している子供達が多いような気がします。

本日の山口県西部、お昼から雲の多い空模様に変わってきましたが、終日残暑の厳しい一日でした。夕方になると風がかなり強くなり、少し雨も落ち始めています。台風の影響が意外に早く出ているのに驚いています。

本日の「金沢守クリニック」の外来総受診者数は47名でした。

今朝は岡山駅の目の前に位置するビジネスホテルで目を覚ましました。不本意ですが、昨夜の内に岡山
まで辿り着けただけでもよかったと思わなければなりません。

6時26分発のこだまに乗り込み、新山口駅を目指しています。月曜日の始発という事もあるのでしょうが、
こだまは想像していたより混雑していました。

さて、昨日開催されたトライアスロン珠洲大会のバイクトランジションで私がバイクやランの準備をしていた時に、一人の男性が私に話しかけてきました。

その人は私に「あの、金沢さんですよね。私、金沢さんのブログを読んでトライアスロンを始めたんです。」と
私に話しかけてきて下さったのです。

仮にAさんとその方を呼びます。Aさんも私と同じで水泳が苦手のようです。そして、昨日の珠洲トラでは
タイプBに出場していました。トライアスロンを始めて2年が経ち、珠洲は自身3回目のトライアスロンだと話していました。

どうやら私が以前に山口県から珠洲トラに出場するのは私一人だと知ったAさん。その文章を見て私の
レースナンバーを見付けて、わざわざ私を探してくれたようです。

AさんもタイプBとは言え、珠洲トラのタイプBは普通のショートとは訳が違うと思います。自分も結構なプレッシャーを感じていたはずです。そんな中、私に会いにきてくれたのにはかなり感激しました。

そして競技中もスイムから上がってへとへとになっている私が「大分出遅れてしまいました」と言うと、
「まだまだ大丈夫ですよ。大谷峠2周行きましょう!」と檄を飛ばしてくれました。

“大谷峠”、走る前からその名前に押しつぶされたら負けやと思い、私はバイクコースに向かっています。
Aさんの励まし本当に有り難かったです。

そして、私がフィニッシュゲートを越えた時にAさんが待っていてくれたのです。タイプBに出場したAさんは
既にゴールして何時間が経過していたと思います。私の完走を信じて待っていてくれたのかもしれません。

Aさんに完走を祝福して頂き、がっちり握手したのはよかったのですが、Aさんに「完走おめでとう」を言えなかったのが悔やまれます。

まあ、表情から完走した事が分かったので、確認する必要もなかったのですが、私だけが祝福してもらった事を少し後悔しています。Aさん、ごめんなさい。

Aさんの名前、住んでいる場所などを聞けなかった事も悔やまれます。しかし、トライアスロンを続けている
限り、又来季もどこかの会場でAさんに会えると思います。

トライアスロンをやるのに才能なんて必要ないと思います。そりゃオリンピックに出場したり、エリート選手
になるには才能が必要だと思います。

でも、トライアスロンという競技を始め、完走する事を大きな目標とする市民アスリートであれば、特別な
才能がなくたってなれるのです。

私のブログを読んで一人でも多くのトライアスロンを始めてみようかなと思っている人達が、来季に向けて
準備を始めることを祈る今夜の私です。