頑張れ!中本健太郎~スポーツ紙は選ばれなかった選手より、選ばれた選手を取り上げるべき! | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

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医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は火曜日です。

本日の山口県西部、今朝は真冬のような冷え込みでした。日中も気温は上がりませんでしたが、昨日同様日射
しには恵まれ、爽やかな冬晴れの青空が広がる一日になりました。きっと、洗濯物がよく乾いただろうと思ってい
ます。

本日の「金沢守クリニック」の外来総受診者数は38名でした。

今朝は走りました。昨日、疲労抜きのジョグも出来ず、フラストレーションが溜っていましたので、いつもより30分
早起きして走り始めています。勿論フルマラソン終了後、2日目なのでスピードは出ません。今朝は距離を踏む
事を重視して走りました。

19キロを1時間28分38秒かけて走り、1187カロリーを消費しています。キロ4:40分のペースでした。ラスト1キロもキロ4:23分までしかペースを上げる事は出来ませんでした。3月の月間走行距離は161キロに達しています。
やはり、フルが1本入ると月間走行距離はグンと伸びます。

くすのきカントリーマラソンの正式結果がHP上で公開されていました。3時間10分37秒はフルマラソン男子750名
中の65位でした。ともかく上位1割に入っているのは喜ばしい事です。

颯爽と私を抜いていった、勝手にライバル視してるS先生。まだ3時間6分台にまだ留まっていました。あの日、
遠ざかる後ろ姿からはサブスリー達成を予感させるものがあったので、少し安堵しました。

くすのきカントリー実行委員会HP

今朝の日刊スポーツの一面を見ると、川内選手が取り上げられているのを見て驚きました。そりゃ、部数を伸ばしたいのは分かるけど…。補欠にも入らなかったし、もういいのではという意味での驚きでした。

落選川内 藤原新を合同練習で支援

ロンドン五輪男子マラソン代表に選出されるかどうか、注目の川内選手は結局落選しましたが、初代表に決まった実業団に所属していない藤原新選手の練習パートナーを志願したという事が取り上げられていました。

藤原選手も同調し、「川内魂」を引き継ぐ決意を示したとの事です。昨日、会見に臨んだ藤原選手の出で立ちは
グレーのスーツに、日の丸を背負う決意を示す真っ赤なネクタイでした。

「五輪では2時間7分半を狙う。タイムにこだわる。ロンドンはタフなコース、そのタイムに順位も付いてくる」。
今度は川内選手のように、はっきり記録を明言したそうです。

5月にはそろって仙台ハーフマラソンに出場する予定との事。私もエントリーしておけばよかったなと後悔する事
しきりです。

自らを「プロでなくプータロー」、「エースでなくジョーカー」と称する異端児・藤原新選手が、ライバル川内ととも
にロンドンに向けて闘うという話題は確かに面白いと思うのですが、それでも代表入りした面々を押しのけて
丸刈りの川内選手が一面に掲載されるのは、度が過ぎていると感じました。

さて、地方ローカルの話題で申し訳ないのですが、男子マラソン代表の第3の男として山口県下関市出身である
中本健太郎選手(29)が選出された事で、昨日の夕方から山口県は大いに盛り上がっています。オレンジ色に
燃えてますw。

中本健太郎選手が男子マラソン日本代表に

今日の山口新聞では何と中本選手の代表選出の知らせが一面に掲載されています。中本選手は下関市の
県立西市高から拓殖大を経て安川電機入りしています。2011年の世界選手権で10位に入賞。

五輪代表最終選考会を兼ねた3月のびわ湖毎日は、雨の悪条件下で自己ベストを38秒更新する2時間8分
53秒で、山本選手に次ぐ日本人2番手の5位に入賞したのは記憶に新しいところです。

安定性が評価されての代表入りだったようです。びわ湖が終わった時点で、彼の代表入りは確実視されていた
ので、サプライズではないと感じています。ただ、中本選手の心中を察するにびわ湖で最後に山本選手に交さ
れる事なく、日本人トップでゴールして選ばれた方がより嬉しかっただろうなと思います。

同じく代表入りが決まった藤原新選手は拓殖大の先輩にあたるよう。「尊敬でき、憧れの存在だが、同じ選手と
して勝ちたい。入賞ラインが一つの目標」と中本選手は意気込んでいるようです。

藤原新選手や川内選手に比べると中本選手にスター性が欠けているのは認めざるを得ません。藤原選手や
川内選手のような“ホームランランナー”ではなく、“アベレージランナー”といった堅実な走りが売りだと言わざる
を得ません。

私も輝きを放つアスリートのオーラ大好きです。川内選手しかり、野口選手しかりです。「持ってる」選手の魅力
にスポーツ紙のみならず、一般人も惹かれるのは仕方のない事だと思います。

でも、代表は昨日発表された6名に決まっているので、その6名を取り上げ、そして応援するような記事を掲載
して欲しいと切に願います。

中本選手、確かに派手さはないし、山口県以外での注目度は低いでしょう。私もさんざ悪く言ってきた実業団
所属のいわゆる陸上エリートです。

しかし、日本の代表としてロンドンに行くのだから、彼の地で彼が安全運転ではなく、ホームランと言える走りを
して欲しいと願う今夜の私です。