今日は火曜日です。
山口県西部は朝からそこそこに冷え込んでいました。朝から曇っており、お昼過ぎには雨も降り始めています。
気温も上がらず終日寒い一日になりました。今日は雨の中を先日購入したNORTH FACEの方の雨合羽を着て
ミニベロで自宅に帰ります。
本日の「金沢守クリニック」の外来総受診者数は23名でした。
今朝はいつもより30分早起きして走りました。19キロを1時間24分39秒かけて走り、1181カロリーを消費しています。キロ4:27分のペースでした。ラスト1キロはキロ4:10分まで上げています。2月の月間走行距離は335キロに
達しています。
明日の朝も少し早起きして、今朝と同じ距離を走るつもりです。そうすれば、合計354キロとなり、350キロ少しだけ
超える事が出来ます。今朝は4時40分に起きて、5時過ぎから走り始めました。ちょっと尋常ではない頑張り方だと
自分でも思います。おやぢの意地ですw。
明日も同じ時間に起床します。月間走行距離にそんなにまでして拘る必要はないのかもしれませんが、手が届き
そうな目標には、少し背伸びしてでも届いた方がレースの終盤に頑張れる一つの拠り所になると信じています。
さて、私は今朝の日刊スポーツを見て、ようやく知ったのですが、川内選手が東京マラソンで不本意な成績に終わ
った事にケジメをつけるため丸刈りにしたとの報道に触れて、衝撃を受けております。
東京マラソン14位惨敗・川内、けじめの“五厘刈り”
「勝ったら五輪。負けたら五厘」。2時間7分台と言い続けた東京で、2時間12分51秒の14位に敗れた26日深夜に
川内選手は埼玉・久喜市内の自宅でけじめをつけたそうです。
母・美加さんに「頭をそってほしい」とバリカンを手渡した川内選手。「そこまでやらなくても…」と母は止めたそう
ですが、決意は固かったようです。川内選手も悔しかったし、惨めだったでしょうが、お母さんの心中察するに余り
あります。
学習院大3年以来となる丸刈り姿。高校の願書受け付け業務もあり、27日は朝8時30分に出勤。職場の同僚や約50人の報道陣も、公務員ランナーの変身に驚きを隠せなかったと報じられています。
敗戦より期待を裏切ったことを悔い「誠意を見せたかった。自分はさらし者になった方がいい」と目を潤ませた
そうです。泣けます【涙】。
残る男子の五輪選考会は3月4日のびわ湖だけです。代表への可能性はまだ残っています。レース直後は
「挑戦は終わった」と敗北宣言とも取れる発言をしましたが、一夜明け「声をかけてくだされば(代表を)受けたい」
と未練をうかがわせたそうです。そりゃ、当然の思いだと感じます。
あの“皇帝”ゲブラシラシエも川内選手の丸刈りには衝撃を禁じ得なかったようです。弱気な発言が続く川内選手に対して「諦めたらだめ。きょうがだめなら明日、次は来年と思ってやっていかないといけない」とのコメントを残しております。
ゲブレシラシエ、川内にエール
あのゲブラシラシエさえも驚かせた川内選手の丸刈り、世界でもちょっとしたニュースになっているかもしれ
ません。
確かに川内選手は自らが選んだ東京マラソンで結果を残す事が出来なかった。それは誰かに強制されたもの
ではなく、彼自身が選んだ選択なのだから、敗戦の責任を一身に背負うのも致し方ないかもしれません。
しかし、今の実業団選手の中にマラソンの代表選考レースで結果を残す事が出来なかったからと言って丸刈り
、しかも五厘狩りにする選手が果たしているでしょうか?恐らくいないと思います。実業団で飼い慣らされた飼い
犬の群れと言っても過言ではない選手達にはそんな男気は残ってないと考えます。
マラソンは孤独なスポーツです。その孤独を力に変える事が出来なければ、海外選手と勝負する事など出来は
しません。藤原新選手しかり、川内選手しかりです。一匹狼が42.195キロの孤独な旅を制する時代になっている
のでしょう。
二人の放つ圧倒的な存在感、そして身に纏うオーラの強さは孤独に打ち克つ者だけが有する独特のあくの強さ
に由来すると考えます。
瀬古選手、宋選手、中山選手、谷口選手らの時代の実業団には今の時代にはないハングリー精神が色濃く
残っていたのだろうと考えます。瀬古さんならマラソンの代表選考レースで結果を残せなかったら、丸刈りにしたかもしれません。
川内選手が今回結果を出せなかった要素として、レース前まで藤原新選手と口論寸前のバトルを繰り広げた
事が挙げられています。
曰く、『川内選手の発言は、間違いなく本人の自信から出てきている言葉だろうが、これを「驕り」と言っては怒られるかもしれないが、勝負に対する怖さや繊細さに欠けているように思えてならなかったのだ。』とあの青島健太氏
も語っております。詳しくは下のリンクからどうぞ。かなり興味深い内容です。
東京マラソン、藤原新選手と川内優輝選手の明暗を分けたものは何か
今朝走っていて感じたのですが、市民ランナーの多くは「ホームランか、三振か」という思い切ったレース運び
は中々出来ないと思います。目標があって、練習を積んでいるのは皆同じ。でも、時に過去の自分を超えられ
ず、ガッカリする日もあります。三振するほどかっ飛ばせない自分を恨めしく思うかもしれません。
普通の市民ランナーがホームランと言えるような凄い走りをしようと思っても、心肺機能をそこまで追い込めない
だろうと考えます。
ただし、あの日の東京の藤原新がそうであったように、フィジカル、メンタル、そして気象条件の全てが揃った時
に思いがけないタイムが出る事は確かにあります。
川内選手、東京マラソンではホームランの走りが出来ませんでした。しかし、彼が世に広く知られるようになった
のは僅か1年前の東京マラソンなのです。この1年間、彼の頑張りに励まされた市民ランナーの数はおびただしいものがあると感じています。
ホームランを狙わない選手をロンドン五輪男子マラソン代表に選ぶぐらいなら、勝負に敗れて丸刈りにする暑苦しさを持つ川内選手にチャンスをあげてもいいのではと思う今夜の私です。あの暑苦しさが今の日本男子陸上界には必要だと信じて止みません。