診療所で迎える新しい一週間~医者とゆっくり話したければ午後受診すべし! | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

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医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日から新しい一週間が始まりました。

私は先週の水曜日に診療所をオープン致しました。木曜日と日曜日が休診日になっていますので、今日は実質
開業後4日目です。

これから開業医として過ごしていくうちに、月曜日から始まる一週間の新鮮さは次第に薄れていくとは思いますが、今はまだ全てが新鮮です。「今日、患者さん来てくれるんだろうか?」と、毎朝心の中で自分に問いかけて
います。

幸い今日も何とか20名の患者さんに来て頂く事が出来ました。病気と縁がないに越したことはありませんが、
どうしても病院なり、診療所に掛からなければならない方に選ばれる診療所でありたいと思っています。

様々な地元のメディアに取り上げて頂いたお陰か開業後、これまで診察させて頂いたことが全くない“関節リウ
マチ”ないしは“関節リウマチの疑い”の患者さんだけは日々途切れる事なく「金沢守クリニック」を訪れて下さい
ます。この点には喜びを感じています。

病院にせよ、診療所にせよ午前中に患者さんが集中する傾向は必ずと言ってほどあります。私のような駆け出し
開業医でさえ、午前中の診療時はかなり押し込まれる時間帯はあります。

しかし、午後の外来はゆったりした空気が流れている病院や診療所は比較的多いように思います。これから
肌寒くなり風邪やインフルエンザなどの感染症の流行期になれば、夕方に混雑する事もあると思いますが、
患者さんに接する態度に余裕はあります。

午前中はゆっくり患者さんのお話を聞きたくても聞けない時もありますし、どうかすると笑顔も消えているとも思い
ます。元来せっかちな方ですので、これはまずいなと我に返る事も既に度々あります。

患者さんとして病院や診療所を訪れる際、私は時間に余裕があれば午後からお伺いすると思います。絶食で
受ける必要のある血液検査や胃カメラ、腹部超音波検査などがあれば午前中に行かざるを得ません。

しかし、医師とゆっくり治療方針についての意見を聞いたり、検査結果や治療方針について深く話し合いたい
と思えば午後の方が望ましいと思います。ただし、大病院になれば、午前中しか外来をしていない名医の外来
に集中するでしょう。

明日も午前中が忙しいだろうけど、その忙しさの中で待ち時間を出来るだけ短縮し、患者さん達にこちらの慌た
だしさを感じさせない努力をしようと思う今夜の私です。