ヘンゾさんの思い出 その1 | 死して屍拾う者なし

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利いたふうな口をきくな~~~!!

時は2000年。

真夏の西武ドームで石澤選手がハイアン選手にKO負けして
かなりのショックをうけた2週間後、
会社の研修でニューヨークへ行った。

広告業の研修ツアーだったが、システム系の私には興味がなく本当は行きたくなかった。

しかし初の海外だしニューヨークは刺激的だし
「ここは楽しもう」と私は事前に宿泊場所の付近をチェック。

するとかなり近くにヘンゾ・グレイシーさんの道場があることが
かなり分かりテンションが上がったアップ

ヘンゾさんは西武ドームでのプライドに参戦して
桜庭選手にアームロックで敗戦、しかも肘を脱臼していた。
もしかして日本人を受け入れてくれないかな。という不安もあったりした。

そして研修当日になり渡米飛行機

他社の参加メンバーにW氏という格闘技好きの方がいたので
そのことを話すとノリノリで一緒に行くことになった。

ほとんどの参加メンバーはそれぞれの会社からひとりだけ参加なのだが
私の会社は女性含む複数参加して一緒に行動をするため
なかなかひとりの時間がとれなかった。


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幸いW氏はひとり参加で時間も取れるということで下調べをしてもらった。

W氏によると、なかなか番地がわかりにくく、
しかもちょっといやな雰囲気の路地裏で
怖かったらしいが柔術着を持って歩いている人を発見したので
思い切って「Gracie?」と声をかけたら「yes」といったので
一緒にビルへ行き場所を確認したとのこと。

さらに一緒にエレベーターの乗って道場の入り口までいったが
ヘンゾさんはいなかったらしい。

つづく。