脊柱管狭窄症入院、手術なのに


たしか…
父は、52歳くらいの時に、
自分の意思で手術を決断したはずだった。

存命であれば、85歳になり、
この脊椎管狭窄症手術をした、
父の年齢を超えた私になる。

父は、自動車教習所に
勤めていた会社員であった。
当時の日本は、
一家に1台、一人1台…と言われる、
現在の車社会とは異なる、
かなり前であり、
来たる!
自動車に乗る時代…到来に向け、
受講者が多く、
連日、遅い帰宅をする父だったため、
食事をともにしたのは、
日曜日くらいだ。

まだ、若かった父は、
教官と言われる立場で、
緊急停止用ブレーキ搭載の、
教習車の左助手席に乗る毎日である。
運転席側は教習生と言われ、
これから、車の免許をとるために、
教官の指導の元、
運転技術の、ノウハウを教えてもらう…
ということだが、
緊急停止用ブレーキ搭載車…ではあるが、
前後、
連なっての教習のせいであろう、
むち打ち、に、
なった回数は数えきれない、
と、
言っていた父の言葉を覚えている。

脊椎管狭窄症手術は、
その当時の著名な執刀医により行われ、
もともと、後ろの首の部分が、
若干、狭いようだ、と言う、
説明もうけているが、
外的要因である、
数えきれない、むち打ち、も、
多少なりとも、
影響があったのかもしれないと、
いま現在の私が思うことだ。

手術は、もちろん大成功したのだが、
病室に戻ってきて、
意識がハッキリとしてきた父の様子は、
この段階で、
あきらかな変化が見て取れ、
顔を歪め、
目つき鋭い顰め面になり…
全身麻酔が、
すっかり切れたころには、
痛い、
痛いんだ、を、連発し、
すぐさま、
ナースコールで、
痛み止め薬を要求する父となっている。

うつ病の知識がなかった…


この時点での父が、
完全な、
【うつ病】を、発症していたことを、
私達、家族は、
あとになって、
わかる程度の認識しか、なく、
思いかえせば…、
手術前の検査入院時より、
体が、動かない…
体が、動かせない…
と、言ってはいたが、
自分の意思で手術を決めたのに…
おかしなことを言うなぁ…と、
思いながら、
父の異変を、
さほど気に留めることない、
私達、家族だったはずである。

手術は大成功でも、
痛み止め薬が切れると、
連日連夜…、
明け方だろうが、
真夜中だろうが、
お構いなしのナースコールで、
痛み止め薬を要求していた父だったが、
術後の経過が良いのか、
ウンザリした病院側だったのか…
父の意思とは裏腹に、
退院を余儀なくされ、
自宅に戻らざるおえなくなったわけだが、
【うつ病】の状態は、
より、深刻に激化し、
ますます、
険しい顔つきの父となるまで、
そう、時間がかかったわけではなく、
検査入院から手術までの、
約一週間あまりで、
脊柱菅狭窄症症状というより、
【重度の、うつ病】を、
発症した父となっていた。

自宅での療養休養中となった父は、
日に日に、
日ごとに、
【うつ病】度を、
ひたすら更新し続け、
より顔を、歪め、顰め続け…
それは、
まるで、
別人のような、人相、形相になり、
【うつ病】となると、
必ず直面する症状である…
眠れない…
食欲がない…
歩けない…
と、覇気なく言い、
ベッドで、一日横たわり続け、
改善の兆しなど、
みえない日々を送っている。

この当時、

【うつ病】は、【心の、風邪】

と、言われていて、
家族の対応というのは、
寄らずさわらず的な…
対応をとることが、
一般論として定着していたようである。
それは、
いまでも言われるが、
「がんばって」などと、
言わないように…となるが、
ご存知のことではないだろうか。

  うつ病となった父への接し方…


二十代であった私は、
好きな車関係の仕事に就き、
その仕事上、
車の細かい整備はお手のもの、
もちろんのこと、
安全運転であり、
仕事に邁進し、
生き生きとしている姿の父を、
誇りにおもっていたようで、
【うつ病】となり、
さまざまな症状を、
見るにつけ、
聞くにつけ…、
落胆し、
まったく、理由がわからない…
という、
迷走と、憤慨に似た想いを抱き、
元々の生き生きとしていた、
父に戻ってほしい、
という、
強い強い気持ちを炸裂させ、
一般論として言われていた、
寄らずさわらず的な…とは、
逆療法である、

「お父さんには、」
「必ず、治ってもらわないと、困る!」

と、
激昂なる勢いのまま、父に伝えている。
すると…

「お前の、」
「お父さんではいられないから、」
「もう、」
「お父さん、って、呼ばないでくれ…」

と、
とても、
弱々しく、
力なく言い…
やっと、
絞り出した声で返答した父だった。

こんな父の状態に、
さらに、火がつきブチギレた私は、

「なにがなんでも、治ってもらう!」

と、言い返し、
より、強い口調で絶叫し、
徹底的に、
父の、【うつ病】と、
向き合う覚悟をすることになる。

  想いを、きちんと伝える…


一日中、横たわり続けていて、
眠れない…と、言いつつ、
日中にうたた寝をしていたのだろう。
昼夜逆転の父となっていて、
夜中になると、
寝ている私の部屋に来ては、

「死にたい…」
「一緒に、死んでくれ…」

と、
消え入るような声で言い、
首を絞める素振りも、され…
歩けない…と、言いながらも、
死にたい…という、
衝動のあまり、
階段を下り、
玄関を開け、
パジャマと、サンダル履きで、
ごくごく普通に、歩き、
自宅前の幹線道路を渡り、
河川敷方向に向かう真夜中の父であった。

カチャっと、聞こえたら、
(あっ、玄関開けた、)…と、
目を覚ます私も、
2階の部屋から飛び出して、
パジャマと、サンダル履きで、
幹線道路を渡りきり、
その先を、ズンズン歩く父に、
追いつき、
呼び止め、
連れ帰りながら、
先ほどの強い想いで、

「絶対に、死んでは、困る!」
「絶対に、死なせない!」

と、
真夜中に泣きながら、
絶叫するということを、
毎晩、毎晩、
繰り返しているうちに、
不眠状態に陥り、
私自身も、
安定剤、睡眠薬、頓服といった、
薬を飲みながら、
父の【うつ病】と、
私自身の、
【うつ状態】と、闘っていた。

  父のうつ病からの快方も、「脳」が決め手!


この状況を、
半年あまり繰り返したのち、
父は、精神病院入院となっている。

入院期間は、
それほど長くならず、
面会にも、
頻繁に行っていた…ある時、
とても、
スッキリとした、
以前のような顔の父を、
とても、
久しぶりに見たように感じた直後に…
驚くべき速さで、
快方に向かい、
父は退院の日を迎えることとなる。

この、父の高速的快方の理由とは、
こうだ。

いつものように、
食堂で朝ごはんを食べていた時に、

「あっ、」

「ここは、」
「オレのいる場所じゃない、」

と、
ふと、頭をよぎり、
閃きのように思ったそうだ。

今でこそ、ご存知かとおもうが…

【うつ病】も、
【脳、起因】の、発症原因となる。

よって…
【脳】の、病気であるため、
自分で、気づきさえすれば、
快方に向かいやすく、
ある時…、
黒が、白に、変わるように、
劇的に、
元の自分自身に戻りやすい。
しかも…
できれば、
強すぎる薬にだけに、
頼りすぎないことが、
尚、望ましいことでもある。

そんな父と、私は、
【とても、似ている…】と、
前々から、思っていたところが、
たくさんあった。
やや短気だし、
歯並びは、瓜二つ…
額の広さから、毛質毛量…などと、
まだまだある。

  【うつ病…】


この当時、
【うつ病】という、
症状も、知識、情報も、
具体的にも、
よくわからない時代でもあったので、
自分の、やる気次第…、
それは、
父の、気持ち次第で、
どうにか、
なりそうな病気のようであり、
とても、面倒な病気だ、
と、
私なりの解釈をし、
性格的にも、
身体的特徴も、
父に、そっくりであったため、
こんな、
厄介な病気に、
私もなるかもしれない…
遺伝性だったら、どうしよう…
と、
真剣におもうほど、
この当時の、
【うつ病】についての、
知識、認識は、
世の中レベルでも、
この程度であり、
私は、【うつ病】ということを、
深く、知りたい…
理解したい…と、
強く思うようになっていた。

  奇跡発動♪なぜか…なぜだか…


そんななか…
なぜか…なぜだか…。

思いもよらない、
ラッキーな朗報となる、
【ヒトゲノム解明】
という、
ビッグニュースが世界中を駆けめぐる。

「ヒトゲノム解明と、DNAと遺伝」


【うつ病】について…の、
症状、知識や、情報、詳細等々を、
知りたい、知りたい!
理解したい…と、
強く強く思っていたら、
この、
1990年代の

【ヒトゲノム解明】による、

【DNAにおける、遺伝子構造】を、

知り、
学び、
理解できたことにより、
ミラクル発動…と、いうべき、

【うつ病=脳、起因】についてを、

見て、聞いて、知ることが、
できたことで、

【うつ病=遺伝、遺伝性】を、

見事払拭でき、
完全に、振り払えた私となって、
今日に、至るのである。

  私のうつ病真逆対応策は有効


父が【うつ病発症】となり、
当時の、
私が、なにもわからずではあるが、
苦しいであろう父にむかって、
言い放った、
言動の数々は、
当時でも、
それは、
いま現在でも、
【言い過ぎて、間違っている】
真逆対応と、
みなされるはずだと思うが、
【うつ病】と、
なったとしても、
バカ…(すみません)に、
なったわけではなく、
本人は、
なんでも、わかり、
理解できる範疇にいるので、
家族として…、娘として、
父に対して、
本当に、大切な存在だ!との、
精一杯の想いを込めて、
苦しみの中にいる父に、
詰め寄り、
まくし立て、
思いのたけを、
全て、ぶち撒け、
勝手ではあるかもしれないが…
私の想いを、
きちんと伝えて、
父と、
全面真っ向対峙したにすぎない…。
そして、
この、世間一般論真逆対応は、
じつは…有効であった、
と、
いまの私が、言えることである。

【うつ病】となった、
父、本人が、
一番、
辛く、苦しいことも、よくわかる…。

では…
その、苦しみが、100…としよう。

大切な家族に、
何ごとかの病名がついた…
という、
現実に、打ちのめされてしまい、
無関心で、
平常心ではいられない性格の私は、
家族としても、
衝撃の苦しみは、
100…だと、
お伝えしたいのである。

病気となった本人の、苦しみが、100…
家族としても、苦しみが、100…
だと、いうことだ。

家族として、
同じ、苦しみの熱量を持ち合わせ、
【向き合うこと=闘うこと…】
によって、
【うつ病】は、
快方に向かいやすく、
最悪の事態を防ぎ、
克服できるものだ、
と、思っている。

そう…
【うつ病】の、快方は、
本人まかせに、しないことが、
有効的な、最善、改善策だと、
お伝えできることになる。

そのように、いつも思いながら、
父と対峙し、
連日連夜、
眠れなくなり、
強い、残薬のせいで、
居眠り自損事故を起こしたり、
円形ハゲができたり…
食べていても、
痩せてしまい、
私自身も、
父に負けず劣らず…
心身ともに、
ボロボロになり、
完全無欠な【うつ病】を、
経験し、
向き合ったからこそ、言えることだ。

もし、大切なご家族が、
なにかの、
キッカケで、
【うつ傾向、うつ病】となったとき…
病院と、
薬だけに、
頼ることは、オススメできない。
本人は、苦しみのなかに、いるが、
家族としても、
同じく…苦しみのなかに、
入りこむことで、
【うつ病】は、改善しやすい、
と、思っていることになる。

精神神経科などからの、
強い薬にだけ頼ることは、
人格障害や、
人格破壊になりやすく、
かえって、
長引きかねない、と、思うからだ。

  愛を持って、必ず聞いて!


そして、
これまた、
大事なこととして、

「いま、なにを、思っているの?」
「なにを、考えているの?」

と、
必ず、聞くと、良いと思う。

父は、自ら望んで、
入院、手術に踏み切ったわけだが、
すぐに
【うつ状態】となって、
【うつ病】への、
変化は、早かった、となる。

脊柱管狭窄症症状や、
術後の経過が、
【うつ】の、
キッカケ、かと、思いきや…

「オレがいないと、会社がダメになる」

と、父は、言ったのだ。

これには、
正直、とても驚き…

「オレがいないと、会社がダメになる」

と、
検査入院時より、
強く、強く、
毎日毎日、
思い込み、思い悩み、
思い詰めることによって、
【うつ病発症】と、なって、
【うつ病】は、
あっという間に、
父に、纏わりついたのだ。

  「便秘、便秘気味」も、要注意


【うつ傾向、うつ状態、】の、
初期症状である、
寝つきが、わるい…
眠れない…
と、いう、
段階から、
「便秘気味」などと、
言いがちになり、
「便秘気味」でも、
険しい顔つきになり、
その様子の変化も、
【うつ傾向、うつ状態、】の、
兆しとして、
わかりやすいと言えることにもなる。

今でこそ、【腸活】などというが、
それは、
【脳と、腸】が、
密接に関係し、
【うつ病】を、はじめとした
様々な不快症状から、
深刻な病気の原因になることは、
この時の、
父の【うつ病の経験の段階】で、
すでに、
理解したことである。

【うつ病も、脳】の、病気であり、
もう、
心の風邪…なんて、表現やめませんか?
と、
思ってしまう。

そもそも、
心…という名の、
体の、一部はなく、
感情も、
【脳】なのだから、だ。

私は、父、以外にも、
何人もの、親しく大切な方々の、
【うつ病】を、
知り、
見て、
聞いて、
泣いてきても、いる…。

ご本人は、もちろんのこと、
その、ご家族の、
お苦しみも、
痛いほど、よくわかっているつもりだ。

ブログをはじめたキッカケ…


最強で最高で最愛の母が、
認知症になったことは、
私自身に、
衝撃をもたらした事実になり、
【脳】という【存在】を、
再確認しなければならない事態と、
なっている。
お一人でも、
【うつ病】をも、
減らしたい、との、
切なる想いから、
私の人生に起きていた、
【脳、起因の、さまざまな出来事】
に対して、
どのように、
考え、感じ、想い…
そして…
どのように、
向き合いながら、
乗り越えてきたのかを、
お伝えすることが、
役割と想い、ブログをはじめている。

苦しく、重い想いは、
この世の中で、
私一人で、
じゅうぶんだ…とも、思う。
どうか、
父や、母、私達家族と…
同じ、
辛さや、苦しみ、
などを、
経験する人がいなくなりますように、
と、願い、思わずにはいられない。

  再発率60%?!


最後に、
【うつ病】は、
再発率60%などと、
言われていることを、知った。
しかも、
世界的な罹患者数は、
数億人規模となることも、
教えてもらった。
ご本人も、
ご家族も、
寛解の見通しがたったのに、
再発をおそれ、
毎日をビクビクと、
用心して暮らすことなく、
過ごしていけますように…
と、思わずにいられない。
なせなら…
【脳の、強靭化…の、可能性】
である…からだ。
とも、
お伝えし続けたい。

  「脳の可能性…」


そして…
またしても、
【うつ病】も、
【脳】であり、
【脳は、少しの負担で、強靭化される】
という、
スペシャルな構造体だ…
ということも、
人類誰もが、知るべきでもある。

【脳】は、
私にとって、
なぜか…なぜなのか…
とても、有効的で友好的である、
とても、
身近な構造体なのである。