君と僕の真ん中で | 青い嵐

青い嵐

恋愛詩、人生の詩、日常のことなど、徒然なるままに書き綴っていこうと思います。

     君と僕の真ん中で

 

 

いつの間にか夏が姿を消し

一瞬の冷たい風が頬を撫でる

 

これから抱き合おうかとためらう

君と僕の胸の間で

風が行き場を迷う

 

戻ろうか

進もうか

 

決して愛し合っているとは言い切れない

君と僕の真ん中で

気持ちが揺れ動く

 

唇を重ねようと

顔を近づけてみると

一瞬うつむくその瞳に

僕は嫉妬する

 

腰に回した手を

そっと離そうとすると

君のその手が僕の手を握る

 

 

 

どっちなんだ

 

 

 

君と僕の真ん中で

恋心が行ったり来たり