みなとみらい ー大桟橋横浜港が一望でき、右手にはガンダムが街を見下ろしているー
そんな山下町のメルパルクでモンテンルパ帰国70周年の会が催されました。
世代を超えお孫さん、当時に関わった方から貴重なお話を伺い、横浜夢座ドラマリーディング「奇跡の歌姫、渡辺はま子」のミニバージョンをバイオリンの後藤泰観さんにも力を借りて上演しました。
25年前、御存命だった皆様から託された「伝えること」を、これからは高校生や中学生にも伝えていこうと心に強く思いました。
7月22日は今から70年前の1953年モンテンルパに戦犯死刑囚としてとらわれていた皆様が終戦から8年ぶりに横浜港に入港、帰還された日です。
私は皆様がお元気でいらしたときにお訪ねして、たくさんのお話を伺いました。
独房で作られた歌への思いを渡辺はま子さんがレコーディングして世に広め、
フィリピンのキリノ大統領の心を動かし、「憎しみの連鎖は何も生まない」の言葉と共に解放されたこと。
その影に、たくさんの人が動いたことも知りました。
そして、2001年に「奇跡の歌姫 渡辺はま子」 (山崎洋子脚本)を上演いたしました。
横浜夢座の舞台として初演、それ以降いろいろな形で、皆様に伝えて参りました。
今は出会った皆様は旅立たれましたが、
「私たちがいなくなっても、夢座の皆さん語り伝えて伝えて下さい」
の言葉が今も胸に響いています。
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