皆様、コロナ禍、そしてお足元の悪い中劇場まで足をお運び頂いて有難うございました。

皆様に支えられ、25年目のローザの命を蘇らすことが出来ました。

お陰様で満席となりキャンセル待ちをして下さった方もいらっしゃいました。

8月12日から17日まで緊急事態宣言、雨、台風と重なり6日間の公演が心配でしたが良い意味で覆されました。


また、公演を観ていただいた後にTwitterやFacebookで感想を書いてくださった方が多く反響を呼びました。

ありがとうございました。


アンケートを見ると初めて観てくださった方がたくさんいらっしゃいました。

中には16年ぶりの方もいらっしゃって「2回目のローザ、是非子供を連れてきたいと思っていて今年15歳と12歳の子供と一緒に来ました。」というメッセージに胸が熱くなりました。


何かの節目に会いに来られる方、毎年自分自身に出会うために会いに来られる方、などアンケートを読みながら25年の月日を思いました。


又、15日公演には今年も立教大学砂川ゼミの学生さんたちが20名ほど来てくださり、昨日感想文が届きました。

この感想文の中に「僕たちが生まれる前からやっている横浜ローザという芝居は、戦争というものを机の上でしか知らなかった僕たちに生身の息遣いで語り、ひとりの女性の「それでも生きる」というたくましさにハっとさせられました。」

「今、僕たちはどう生きるべきかと戸惑っている時心に強く響く一人芝居でした。」「感動しました」というメッセージに次へと向かう力を頂きました。


今年は「どんな状況になっても人は生きる!」「生きることの大切さ」などを噛みしめ舞台に立ちました。

演出も大きく変わりました。


目のご不自由な方々もご来場くださり、しっかりとこの物語を聞き取ってくださったことに感謝です。



舞台は終わりましたが22日から29日まで配信でご覧いただけます。

たくさんの方にローザに会っていただけたら嬉しいです。

そして、来年は又、舞台でお目にかかれますことを心より願っています。

最後になりましたが、皆様のご健康を心よりお祈りしております。

心より感謝いたします。

令和3年8月19日   五大 路子