富貴楼とは会席料理店でお倉はこの店の女将でした。



桜木町の駅は昔は横浜駅と呼ばれていて、尾上町5丁目、桜木町から大江橋を渡ってすぐのところ、指路教会と道を隔てた神奈川中小企業センターのところにありました。



明治の始めから20数年間富貴楼は店を開いていました伊藤博文、岩崎弥太郎から九代目団十郎まで多くの要人たちが足しげく通いました。



4794207441_2 “横浜富貴楼 お倉――明治を動かした女” 鳥居民著の本もありますので、お時間がありましたら読んでみてくださいね。



おのお倉が開港50年の年、当時の開港記念日7月1日にその想いを貿易新聞の取材に答えているようです。





昨年、開港150周年を迎えた時まさにその場である港のさん橋の上でこの開港当時ひたすら未来を夢見て生きた人々の志を描きたく「エンドレスドリーム ヨコハマの夜明け」を多くの人のお力をお借りして上演することが出来ました。



会場は三つの箱状の舞台をぐるりと360度客席が取り囲み、まさに海の中を突き進む一そうの船に見立て観客と共に歴史をタイムスリップします。



そのタイムスリップした時代に、現代のVOXRAYさんの透き通るようなハーモニー、PORIさんのタップ、山崎ハコさんの横浜ホンキートンクブルース・ヨコハマを芝居の中に織り込んだお芝居でした。



多くのこのふるさとに生きた先人達の葛藤、又それを乗り越えて今日まで導いてくれた
夢見る思いのすばらしさ、大切さを舞台にのせることが出来たのではないかともいます。
本当に応援ありがとうございました。



このお芝居はNHK BSでも放送され、お芝居に来られなかった多くの方にも見て頂くことが出来ました。



そして、それから1年後の開港記念の日にこのお倉の物語を語り伝えたいと強く思い、朗読と音楽で上演する運びとなりました。



是非、皆様と共に時を越え開港当時にタイムスリップし、明治を生きた女の心に触れてみたいと思います。



日時 2010年6月2日(水) 14時開演【13時30分開場】



場所 横浜みなとみらいホール(小ホール)



    横浜市西区みなとみらい2-3-6



料金 3000円



チケット 045-661-0623 横浜夢座事務局



皆様のお越しをお待ちしております。