横浜ローザの舞台の上に「ミュシャの女神」の絵が舞台装置としてずっと飾られているのですがお気づきでしたでしょうか?



「ミュシャの女神」の絵は、GMビルのメリーさんの立つ螺旋階段の横に本当にあったステンドグラスを象徴的に置いていてずっと私を見つめてくれています。



そのミュシャ展が6月5日まで国立新美術館で開催されていて、つまりは横浜ローザ公演中も開催されていて・・・
開催されてると知ってもうドキドキが止まらなくなりドキドキしながら国立新美術館に行ってきました。



ミュシャはチェコに戻り故郷で迫害された人々を描き、戦争を描き、その絵の中の人々の眼差しが、80年の時代を超え、今を生きる人たちに問いかけています。
その「ミュシャの女神」の絵が21年間、ローザの傍らで見守るように見つめていてくれたのかと思うと不思議な思いと感動で胸がいっぱいになりました。



ミュシャ展ではひとつひとつの絵の前で体が動かなくなりました。
チェコで迫害に会い、戦の中でじっとこちらを見据える一人の女性の見開いた眼は衝撃的でした!
「戦争はいけない!」という警告を告げるその眼差しに胸が震えました。
このメッセージを絵として描いたミュシャの女神像がローザの芝居を舞台の上からずっと見守っていてくれていることに縁以上のものを感じずにはいられませんでした。



初演は45分だった上演時間が、舞台を通じて伝えたいことがたくさん生まれてきて今では2時間になりました。
これからも時代が進むと共に伝えていきたいことが増えていくのかな・・思う2017年6月の朝です。
横浜ローザに完結はありません。時代と共に生きていく「横浜ローザ」であるために。



今年の公演には大好きな加藤登紀子さん、山崎ハコさん、黒岩祐治神奈川県知事も観劇にいらして頂きました。
加藤登紀子さんは、「何度も泣いたわ お疲れ様」と抱きしめてくれました。
山崎ハコさんは毎年いらしてくれて熱いエールを頂いています。
鶴見の総持寺の皆様もいらしてくださいました。
Goodiesの皆さん若いグループですが感激してくれて本当にうらしかったです!公演のあとに若い人から見たこの芝居の感想も聞かせてくれました。



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「ローザは平和へのメッセンジャー」と言ってくれた人がいました。
とても嬉しい言葉でした。