7月24日、2012年の夢座の公演「野毛 武蔵屋」でお父さん役の児玉泰次さん、そして喜久代役の私、妹冨久子役の判美奈子さん、妹役の福田麻恵さん、高橋和久さん、まいど豊さんらと武蔵屋さんに行ってきました。
今月末で閉店してしまう武蔵屋ファンとしておばちゃんにどうしても感謝の気持ちを伝えたくて・・・。
おばちゃんから取材した内容の話を入れミニ芝居をして感謝状と花束贈呈をさせて頂きました。
おばちゃんは泣いていました。
涙するおばちゃんをみながら、寂しい気持ちと「おつかれさま、旅行に行ったり、ゴロンと横になってテレビを観たり。
いっぱい働いてきたのだから今度は自分のために時間を使ってほしいなあ」と思っていました。
感謝状
武蔵屋 木村喜久代殿
木村富久子殿
あなた方はたくさんの人たちに、愛と笑顔と元気と生きる力を与えて下さいました。
お二人の微笑はこれからも私たちの生きる礎となってゆくでしょう。
お二人のこれからが健康で笑顔多き日々でありますよう、祈りを込めここに感謝状を送ります。
武蔵屋ファン 五大路子
児玉泰司
伴美奈子
福田麻恵
高橋和久
まいど豊
この感謝状を送る時おばちゃんの好きな故郷の歌と劇中に歌った「野毛 武蔵屋」を大合唱しました。
[E:notes]ここは武蔵屋3杯屋~ 1杯目は一日の疲れを癒すため
2杯目は明日への力を培って 3杯目は己を陽気に人を楽しませ
ここは武蔵屋3杯屋~[E:notes]
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終戦直後このあたりは、闇市でごった返していたこと。
昭和21年に出来たこと。(約70年武蔵屋はありました。)
店の横のシュロの木は、おじいちゃんがお店を開くときに植えたこと。
喜久代さん、富久子さん、松江さんの3人姉妹だったこと。
おばちゃんから伺ったたくさんの話は、私の記憶からなくなることはありません。
人情と思いやりと温もりのこもった小さな7坪の店、
ここで、これまでにどれだけたくさんの人の心を癒し、元気を与えてくれたことでしょう。
私たち横浜夢座も4年前にお芝居にさせて頂きました。
喜久代さんのお誕生日を舞台上でお祝いしたこともついこの間のように思えます。
喜久代さんは神奈川学園の卒業生で、私の先輩にもあたります。
そのことを知ったとき不思議なご縁に驚きました。
7月31日で閉店ですが。その心は私たちの心にしっかりと残り小さな輝きを放ち続けることでしょう。
本当にありがとうございました。
感謝を込めて。