──「二人で組む住宅ローン」は本当に安心?

 

こんにちは😊
50年住宅ローンシリーズ、第3回です。

 

前回は
「50年ローンのメリット・デメリット」
について整理しました。

 

今回は、最近とても増えている
「ペアローン」 という選択肢について、
メリット・デメリットを冷静に見ていきましょう。


🌱1|ペアローンって、そもそも何?

ペアローンとは、

👉 夫婦(またはパートナー)がそれぞれ住宅ローンを組む方法

のことです。

よくある形は、

  • 夫:住宅ローン①

  • 妻:住宅ローン②

というように、
1つの家に対して、ローンを2本組む イメージです。

 

最近は共働き世帯が増えたこともあり、
「一人では借入額が足りない」
「希望のエリア・広さをあきらめたくない」
という理由で選ばれるケースが増えています。


🌸2|ペアローンのメリット

まずは、メリットから整理しましょう。

✔ 借入できる金額が増える

収入を合算できるため、
単独ローンより高い金額を借りられるのが最大の特徴。

 

都心部や人気エリアでは、
ペアローンでないと物件価格に届かない
というケースも珍しくありません。


✔ 住宅ローン控除を「2人分」使える

夫婦それぞれがローンを組むため、

  • 夫:住宅ローン控除

  • 妻:住宅ローン控除

それぞれ適用できます。

世帯全体で見ると、
税制上のメリットが大きくなる場合があります。


✔ 「家を一緒に持つ」意識が高まりやすい

金銭的にも責任を分け合うため、

  • 家計を一緒に考える

  • 将来設計を話し合う

きっかけになる、という声もあります😊


🌿3|でも、デメリットはかなり重い

ここからがとても重要です。

ペアローンは
「二人で支え合える前提」が崩れた瞬間に、リスクが一気に表に出る
という特徴があります。


離婚・別居時の整理がとても大変

ペアローンは、

  • ローンは2本

  • 不動産は1つ

という状態。

 

離婚や別居になった場合、

  • 家を売る?

  • どちらが住み続ける?

  • もう一方のローンはどうする?

と、感情+お金+法律が絡み合い、
非常に複雑になります。

「話し合いで解決」が難しいケースも多いのが現実です。


どちらかが働けなくなるリスク

出産・育児・病気・介護などで
どちらかが収入を減らす・辞める可能性は十分あります。

 

その場合でも、

👉 ローンはそれぞれ全額返済義務がある

という点が、意外と見落とされがちです。


団体信用生命保険(団信)は“別々”

ペアローンでは、原則として

  • 夫のローン → 夫の団信

  • 妻のローン → 妻の団信

となります。

つまり、

  • どちらか一方に万一があっても

  • もう一方のローンはそのまま残る

という点は、しっかり理解しておく必要があります。


🌼4|「ペアローン向き」の家庭・向かない家庭

ここで、一度立ち止まって考えてみましょう。

◎ 比較的向いているケース

  • 共働きが長期的に続く見通しがある

  • 収入差が大きすぎない

  • 将来の働き方について話し合えている

  • 万一のときの対応を想定している


△ 慎重になったほうがいいケース

  • 出産・育児でどちらかが長期間休む予定

  • 収入差が大きい

  • 「今は仲がいいから大丈夫」という感覚だけで決めている

  • 返済額に余裕がない

ペアローンは
「今の収入」ではなく「10年後・20年後」を想像できるか
が分かれ道です。


🌈5|ペアローンは“悪”ではない。でも「覚悟」が必要

ペアローン自体が悪いわけではありません。

ただし、

「借りられるから借りる」
「周りがやっているから」

という理由だけで選ぶと、
後から「こんなはずじゃなかった…」となりやすいのも事実。

 

大切なのは、

  • 単独ローン

  • 収入合算

  • ペアローン

それぞれの特徴を知ったうえで、
自分たちの暮らし方に合う形を選ぶことです。


🍀まとめ

ペアローンは、

  • 借入額が増える

  • 税制メリットがある

一方で、

  • 将来の変化に弱い

  • 離婚・休職時のリスクが大きい

という「両刃の剣」

住宅ローンは
“今の夢”だけでなく、“将来の生活”を守るための契約です。


次回はいよいよシリーズ最終回。

▶ 第4回

「賃貸 vs 住宅ローン」本当に得なのはどっち?
──数字より大切な“生活の安定”という視点

をお届けします😊