第5回 物価が変わる時代に、私たちは何を基準にすればいい?

「昔は安かった」
「今は高すぎる」

ここまで、昭和・平成・令和の物価や暮らしを振り返ってきましたが、
最終的に行き着くのは、この問いではないでしょうか。

 

物価が変わり続ける時代に、
私たちは何を基準にお金を考えればいいのか?


「安い・高い」は、もはや基準にならない

昭和の100円、平成の100円、令和の100円。
同じ金額でも、できることはまったく違いました。

 

つまり、

👉 「いくらか」だけで判断する時代は終わった

ということです。

 

・安くても、すぐに消えてしまうもの
・高くても、長く使えるもの

今は、この違いのほうが重要になっています。


物価より先に変わったもの

実は、物価そのものよりも先に変わったものがあります。

それは、

  • お金の使い方

  • お金を払う感覚

  • 支出までのスピード

Amazonでワンクリック、
クレジットカードやスマホ決済。

 

👉 「払っている感覚」が、どんどん軽くなった

この変化が、
生活を苦しく感じやすくしている大きな要因です。


基準①「これは生活の土台か?」

物価が上がる中で、
まず考えたい基準はこれです。

👉 この支出は、生活の土台か?

  • 住む

  • 働く

  • 移動する

  • 健康を保つ

車や住居、通信費などは、
「贅沢」ではなく生活の前提になっていることも多い。

 

ここを「高い・安い」だけで切り捨てると、
無理が生じます。


基準②「これは“軽く”使いすぎていないか?」

一方で見直したいのは、

  • 何となく続いている支出

  • 便利だから払っている支出

  • 一つ一つは小さいけれど、積み重なる支出

👉 支出のハードルが下がりすぎていないか

 

昭和は現金の重みで自然にブレーキがかかっていました。
今は、意識しないと止まりません。


基準③「このお金は、納得して払っているか?」

最終的な基準は、とてもシンプルです。

👉 自分が納得して払っているかどうか

  • 使ってよかったと思えるか

  • 家族に説明できるか

  • 後悔よりも満足が残るか

金額の大小ではありません。


正解はひとつじゃない

昭和の価値観が正しいわけでも、
令和の感覚が間違っているわけでもありません。

 

大切なのは、

👉 「今の時代に合った、自分なりの基準」を持つこと

 

それがあれば、

  • 物価が上がっても

  • 周りと比べなくても

  • 不安に煽られても

振り回されにくくなります。


■ このシリーズの結論

物価が変わる時代に必要なのは、
節約テクニックでも、我慢でもありません。

**「判断する軸」**です。

  • 何を大事にするか

  • どこにお金をかけるか

  • どこは軽く考えるか

これを一度でも考えたことがあるかどうか。

それだけで、
お金との付き合い方は大きく変わります。


🌱 シリーズ完 🌱