羽生選手の4分30秒をYouTubeで見てほしい。
フィギュアをもう30年くらい見てきたが、ここまで全力の魂を傾けて、会場を巻き込んだスケートは見たことがない。不思議なゾーンに突入して、観客とともに見事な芸術が出来上がった。
映画やドラマを軽く超える感動がそこにあった。
ロミオとジュリエットを演じた羽生選手は、ロミオにしか見えなかった。
一緒に感情を重ね合わせて見てしまう。
現地にいた観客もそうだったんだろーな。僕はテレビですが、生で見れてよかった。本当によかった。
スポーツは筋書きのないドラマ、予測不可能な奇跡が時として起こる。だから感動する。でも、運動能力以外の総合芸術としての要素があるフィギュアでは、予想がある程度できてしまうんですが、羽生選手のロミオには予測不可能な奇跡的なドラマがあり、震える。
羽生選手の4分30秒を見てほしい。
心が震える。
植村好宏