お盆休みが明けて、
仕事が始まってしまうと、
いよいよ、
妻がいなくなった生活を感じます。
妻を通して関わっていた方達と、
疎遠になっていったり、
妻と話した会話ややり取りを、
たとえほんの少しずつでも、
忘れていってしまうことが、
とても寂しいです…。
最近見ているアニメで、
年越しのシーンがありました。
もし2024年になったら、
妻を2023年に置いてきてしまう…。
妻を置いていけない…。
そう思えて、
また涙が溢れてきてしまいました。
…ダメですね。
僕と妻は、
販売業に従事していた為、
年末年始はいつもお互い仕事でした。
なので、妻とゆっくり、
年越しをしたことがありません。
僕は転職をして、
妻は妊娠をして、
3人で、
これから毎年、
一緒にゆっくり年越しをするはずだったのに。
妻は、
世界中の誰よりも僕の味方だった。
世界がノーといっても、
絶対に妻はイエスと言ってくれる。
誰よりも愛してくれる妻がいたから、
どれだけでも頑張れた。
僕の帰りが遅くなるだけで、
事故してるんじゃないかって、
心配してくれた妻。
明日僕がいなくなったらどうしよう、
絶対に先に死なないでねって、
泣いてくれた妻。
病気が再発した時、
妻がこう言ってくれました。
「旦那さん…、もし私に何かあっても、
絶対に1人にならないでね…。
1人は寂しいから。心が壊れちゃうから。
旦那さんが心配なの…。
だから、お願い、
一人には絶対にならないで…」
自分のことだけで大変なはずなのに…。
僕は妻が病気になってから、
何もしてあげられない代わりに、
妻の体をさすってあげたり、
頭をいつも撫でていました。
だけど、妻には、
僕の頭を撫でて欲しくなかった。
妻に撫でられると、
安心してしまうから、
もうこうやって、
一生撫でてもらえないんだ…と現実を感じで、
泣いてしまうから。
けれど、ある時、
妻がふと僕の頭を撫でました。
「旦那さん…。
もしいつか旦那さんが病気になって、
私みたいになっても。
私はその時、
旦那さんのそばにいないの。
今の旦那さんみたいに、
こうやって、
旦那さんにしてあげられないの…。
旦那さんを助けてあげることが出来ないのよ…。
ごめんね…」
僕はその時、
妻に涙を見られないのに必死だった。
本当に優しい妻…。
もうこんなに優しい人に、
一生出会えることはきっとない…。
嫁さん。
この間、健康診断があったよ。
もちろん、何の問題もなかった。
嫁さんが、
いつも美味しいご飯を作ってくれてたからね。
嫁さんが心配しないように、
結果もちゃんと、
ここに置いておきます。
これで安心出来るね。
いつも心配してくれてたからね。
旦那は大丈夫だから。
仕事も昨日から頑張ってるよ。
周りも助けてくれてるから大丈夫。
心配しないで、
安心して眠ってね。
いつもありがとう。
今日も大好きだよ。嫁さん。