身体の炎症から来た急変。
「この今を、乗り越えられるかどうかが、
今後の分岐点です」
そう仰られた訪問ドクターは、
もう少しネガティブに考えてました。
「正直なところ、初めて〇〇さんとお会いした時は、7月を超えるのも厳しいのではと思っていたんです…。
ここまで来ているのは、〇〇さんとご家族が頑張らてるからだと思います」
と。
それなら、
まだ行けるはず。
大きい山は困難だとしても、
目の前の小さな山は、
家族の努力次第で越えられるはず。
そう思い直し、
介護休業と、
妻の為の介護生活がスタートしました。
全身状態の悪さから、
炎症を起こして意識が朦朧としてるなら、
逆に、炎症が治まれば、
全身状態と意識も少しは回復するはず。
ガンに悪い糖分はダメだ…!
なんて言ってたのに、
真逆のことをしていきます。
まずは、少量でもいいから、
戦うエネルギーを維持する為に、
糖分、カロリーを取ることを心掛けようと。
月曜日までは飲めていたジュース類は、
ストローを吸う力がないので不可。
食べやすいもの。
妻の好きなレディボーデン。
水分とクエン酸が同時に取れるアイスボックス。
フルーツの入ったヨーグルト。
好きなカフェオレのプリン。
今まではガンが熱に弱いことと、
痛みの緩和を目的で、
あずきのチカラをチンしてましたが、
一切使わなくなりました。
代わりに保冷剤を。
お腹の炎症は、パンパンで熱を持っていて、
冷やした方が楽になるので。
また、
以前、妻が「足がカッカすると眠れないの」
と言っていたのを思い出しました。
妻は眠る時、近距離で扇風機を当てるので、
身体を冷やし過ぎないか心配でした。
でも、「私は風が好きなの」と言う妻が、
快適になるように、
ストレスを溜めないようにと、
頭を切り替えます。
強過ぎないように、
サーキュレーターを購入しました。
あとは、深夜の姿勢ケアを行う為に、
訪看さんが来た間に自分は身体を休めます。
意識は朦朧としていて、
誰と会ったかも覚えていない状態でも、
幸い、
痛いことには「痛い!」と怒ってくれるので、
そこはある程度の対策が出来ます。
ただ、混乱することも多いので、
「どうして痛いことをするの!?」と、
オムツを替えたり、
着替えたりする際に、
泣かせてしまうのは辛いのですが…。
あとは、気持ちのケアも大切なので、
サプライズを。
妻に内緒で、
妻の地元の友人達に連絡をしました。
妻は私の地元へ来てくれており、
自分から友達に、
会いたいと言わないタイプなので…、
会うのは結婚式以来。
きっと、
みんながパワーをくれるはず!!
地元パワーを信じて頑張ります。