日々償却 | 御丁寧亭日乗

御丁寧亭日乗

やってます。

父の容態は、日に日に悪くなって来ている。背中の癌が痛いので、ベッドで寝ることができず、椅子で仮眠を取ることが多い。その椅子も、痩せ過ぎのため長時間座っていることがしんどいということで、しっかりした低反発の座布団を買い与える。夜中、突然起きて来て、椅子に座りぼんやりしていることもある。胃の逆流というより、咳のし過ぎで吐いたりする、その上血も混じることも増えてきたようだ。「むくみ」も出てきた。参考にはならないが、「むくみ」はかなり進行した状態らしい。心配だが、どうにもならない。

緩和ケアの資料を読んだりしたが、ターミナル期で考えると、父があんまりにも早く「受容」の状態まで行っているので、参考にならない。しかし、実際痛みがヒドくなったり、肉体による死へのカウントダウンが始まると絶対に取り乱すであろう。ただ、取り乱しても大したことはないだろう、体力も精神もだいぶ削がれている状態だろうから。

姉がなかなか来ないことでやきもきしているようだ。ここのところ、誰が父をどう思っていたのか、非常に分り易い図ができていると感じる。また、人というのは、一人の死に対して、どういう形で関わって行くのかというのも見える。

私は、父の死を傍観することで、何かを学ぶことができる、そんな立場にあるのだなと思う。

とりあえず、心の平穏を得るために、私は『不機嫌なジーン』にハマっている。
良い役者も多いし、向田邦子賞を受賞しただけあって、脚本が面白い。
不機嫌なジーン DVD-BOX/竹内結子,内野聖陽,オダギリジョー

¥23,940
Amazon.co.jp