選挙が終盤を迎えている。断じて許せない発言が出て来た。

東京13区自民党・土田慎(35歳・元財務大臣政務官)の青年会議所主催の候補者討論会での発言だ。日本の未来像について「国民の皆さまに汗を流してもらわないといけないかもしれないですし、場合っては血を流していただかないといけないこともあるかもしれません」という物騒な表現は、ネットやSNSで注目をあつめることに。(Yahooニュース)

 日本の将来を担う自民党の若手議員の発言に怒りを覚える。彼の本音が出た発言だ。「血を流す」は主に生命が犠牲になる場合の言葉であり、「戦争」をイメージする言葉だ。このような発言をする自民党議員に日本の将来を託していいのか。自民党支持者に問いたい。

 戦後80年、戦争を知らない世代が多くなっている。私のような団塊の世代も、直接の戦争体験があるわけではないが、戦後の国民生活の一旦を知っている。幼い頃、父と埼玉の田舎へとお米をもらい行きその帰りに、ヤミ米の警察の手入れが入り一斉に逃げていく光景を忘れることはできない、父と一緒に大宮警察署に連れていかれた。父が事情を説明してやっと解放された、その間、私は長い間ずっと待っていた。戦後の物のない時代も経験している。戦争は、人の命を奪うだけではない。生き残った人たちの生活を奪うのである。物質的な豊かな時代に育った若者には、想像もつかないだろう。ウクライナやガザ地区の理不尽な戦争の犠牲者を想像してほしい。命を奪われ、犠牲を強いられているのは、何の責任もない人たちだ。

 戦争の惨禍を二度と繰り返してはならないとの切実な思いだ。我が子や孫の大事な命を奪って欲しくない。戦争の悲惨さを味わって欲しくはない。私の世代は、もう先がない。これからの時代は、子や孫の時代だ。平和な国で在り続けることを心から願っている。