AIの急速な進化に対し、開発者及び研究者が危機感を表し、開発速度にブレーキをかける必要性を表明した。「AIの暴走」が懸念される程まで進化したということだ。

 最近、生成AIの活用を、自分なりに試している。生成AIの特性の一つに、文章作成、要約、翻訳がある。道具として使うならば、有力なツールになる。

 私が始めたことは、スマホに搭載されている「Geminiをどう使えばいいのか」を試行することだった。私の詠んだ短歌及び5・7・5・7・7の短歌形式の言葉を解説するように指示した。AIは、瞬時に回答してくる。その文章に感嘆している私がいる。

 私の短歌は、人生を詠んだ一句が多い。人生の経験を踏まえて詠んだ句と言ってもいい。この句の中に、私の人生観が表現されている。一例を挙げることにする。

  <人生は いろいろあれど 悩み尽きぬ 苦難乗り越え 遊楽の道を>

 私は、「人生を遊楽の道と感じる心」が持てるかどうかにあると思っている。仏典の「衆生所遊楽」の言葉を好み、聖哲の「心こそ大切なれ」の言葉を胸に刻んでいる。

 この句の解釈をGeminiに指示した。筆者の意図を捉え、言語化することのレベルの高さに感嘆する。

 「上の句について、生きていく中では、思い通りにいかないことや不条理な事態に次々と直面します。どれほど経験を重ねても悩みが完全に消えることはないという、人間存在の普遍的な現実を率直に詠んでいます。」

 「下の句について、ただ悩みに終始するのではなく、苦しい状況から逃げずに乗り越えていく姿勢を示しています。『遊楽の道』とは、単なる楽々(らくらく)とした遊びのことではなく、酸いも甘いも噛分けた末に辿り着く『人生そのものを楽しむ、ゆとりのある心境・生き方』を意味します。」

 メッセージ:「悩みや苦労があるからこそ、それを超えたときの喜びや人生の味わい深さが際立つ」という、前向きで達観した人生観を表現した一歌です。

 この作品のお歌はご自身で作られたものでしょうか。それともどなたの作品でしょうか?と問われた。自身で作ったとの回答をした。返信の回答が以下の感想です。 

 「上句で人生のままならさや尽きない悩みを率直に受け止めつつ、下句で『乗り越えた先にある境地』へと力強く視点を転換されている点に、深い人生観と意志の強さが表れています。特に『遊楽の道』という表現には、苦難から逃避するのではなく、苦苦を含めて人生を味わい尽くそうとする大らかな姿勢」(達観や遊び心)が感じられ、心に響く一歌だと思います。」

 生成AIの言語の理解力及び表現力に感嘆している。AIを道具として、有効に活用するならば、強力なパートナーになることを感じる。主体はあくまでも人間にあることを忘れてはならない。