縄文時代は、約1万6000年前から約3000年前まで、約1万年以上続いた時代です。

世界史的にも非常に珍しく、本格的な農耕を行わない「狩猟・採集・漁労」を中心の暮らしでありながら、「定住生活」と高度な「土器文化」を発達させたというユニークな特徴を持っている。自然の恵みを分かち合い、調和を重んじる精神的な基盤があり、身分差がなく「平等な社会」だったと考えられている。従って、1万年以上大きな戦乱がなく「平和な時代」が続いたとされている。

 

  <主な特徴>

 1. 土器の発明と「縄目模様」

 表面に縄を転がして「縄文土器」が作られた。土器の登場により、煮炊きや食べ物の保存が可能になった。

 2. 移動生活から「定住生活」へ

 竪穴住居を作り、集落を形成して暮らすようになった。代表的な遺跡である「山内丸山遺跡(青森県)」のように、長期的にわたって計画的に作られた大規模な集落も存在した。

 3. 自然と共生する「獲得経済」

 農耕が本格化する前の時代ですが、自然の恵みを利用していた。

 ①    狩猟:弓矢を使ってシカやイノシシを獲る。

 ②    漁労:釣り針や網を使い、魚類や貝類を摂る(貝塚の形成)

 ③    採集:ドングリ、クルミを保存・調理して食べる。

 4. 精神文化と豊かな信仰

 自然のあらゆるものに神や霊が宿ると考える「アニミズム」が根付いていた。

 ①    土偶:豊作や子孫繁栄、病気平癒などを祈る道具として作られた。

 ②    屈葬:遺体を丸めた状態で埋葬する。

 

 次の弥生時代に入ると、大陸から「水稲耕作(米作り)と金属器(青銅器・鉄器)が伝わり、貧富の差や階級社会へと大きく変化してことになる。