WBC決勝戦、ベネゼエラがアメリカを破り初優勝した。ベネゼエラが強かったと言うことだ。野球ファンとして、ベネズエラの優勝を祝したい。チームとして素晴らしい戦いだった。準々決勝で、日本は5対8でベネズエラに負けた。紙一重の戦いだったが、ベネズエラが強かったとしか言いようがない。5回表、隅田投手が2ランホームランを浴び1点差に迫られた。6回表、伊藤投手が痛恨の3ランホームランを浴びて逆転された。日本は、4回裏から9回の裏まで5投手の継投で0点に抑え込まれた。投手陣のボールのスピードの差を感じた。ストレートで空振りを取れるか、打ち取れるかの差を感じさせられた。リリーフ陣の差が勝敗を決めたと言ってもいいだろう。侍ジャパンの課題が浮き彫りになった試合だった。
準決勝のイタリア戦に逆転勝利した。2回裏に2点を失ったが、3回から9回まで継投で失点0に抑えた。7回表、アクーニャ、ガルシア、アラエスの3者連続タイムリー逆転した。このリードを継投で逃げ切った。
アメリカとの決勝戦は、しびれる試合になった。ベネズエラが2点リードしたまま逃げ切るかと思われた。8回裏、マチャド投手がハーパー選手に2ランホームランを浴び同点に追いつかれた。延長戦も視野に入る展開になった。9回表、アラエス選手が四球を選び、代走が盗塁し、スアレス選手のタイムリー2塁打でリードした。9回裏、クローザー・バレンシア投手が3人を抑えて勝利した。この試合では、主砲のジャッジ選手が3三振の無安打に打ち取られた。アメリカは、2大会連続決勝戦で敗れた。
この大会を通じて感じたことは、メジャーリーガーのパワーとスピードだった。特に、投手力ではベネズエラが優っていた。代表チームとして、勝つことの思いの強さを感じる素晴らしいチームだった。ベネズエラが優勝したが、日本、アメリカ、ドミニカ、イタリアの5チームに力の差はほとんどなかったのではないか。勝敗を分けたのは、勝つことへの「チームの一体感」の差だったように感じる。
日本の敗戦の要因の一つとして、ピッチクロックの問題が言われている。あらゆるスポーツが世界に向いている現在、日本の野球も国際スタンダードにすべきだと思う。2年後に、ロス五輪がある。ルールがどうなるかわからないが、対応力が求められることは間違いない。次回のWBCに向けて、侍ジャパンがV奪還できるチームへと成長することを願う。