連日、選挙報道がされている。直近の世論調査では、自民党・維新与党で過半数、自民党・単独過半数超えか。高市人気が高い。新党「中道」伸びず。参政党の躍進。と報道されている。自民・維新・参政の極右派勢力の伸長に、<日本の針路の危険性>を感じている。
「平和国家・日本」が揺らいでいる。高市首相は、「日本を強い国にする」と声高に言う。軍事力の強化を目指していることは明らかだ。高市首相は、故安倍首相の悲願を継承すると言うことではないか。憲法施行70(2017)年、安倍首相が第9条に「自衛隊を明記」と表明した。憲法改正の具体論に踏み込んだ。「日本の国の在り方」としての憲法論議の深化は必要だと考える。憲法9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文化する考え方には賛成する。自民党の憲法改正草案の2項を全面的に改めて「国防軍」とすることには反対だ。自民・維新では、2項(軍隊の不保持と交戦権の否認)の削除に合意している。自衛隊は、災害活動及び専守防衛と国際平和協力に従事する実力組織として根付き、国民の理解は深まっている。新党「中道」は、自衛のための戦力としての自衛隊を合憲と認めている。
唯一の被爆国である日本は、自国ファーストの流れの国際社会において、「核廃絶と平和主義」を国是として堅持すべきである。非核三原則(持たず・作らず・持ち込ませず)を見直しには、断固反対する。
「森友学園問題」が風化している。私が関心を持ち続けているのが教育内容である。塚本幼稚園は、園児に「教育勅語」を唱和させている動画や運動会での園児たちの宣誓で唱えた政治的な言葉に唖然とした。このような国家主義的な教育をする小学校設立に「賛同する力」が働いたことに危惧を抱いている。「教育勅語」は戦前の天皇を神格化した「国家主義」イデオロギーを想起させるものだ。
2017年4月の毎日新聞「時代の風」に、作家の中島京子氏が寄稿した文章の一部を引用する。「森友学園=塚本幼稚園を支えてきたのが、戦時中の思想に帰ろうとする政治運動であることは、いまやもう誰も否定しないだろう。団体名も出た。『日本会議』だ。現閣僚のほとんどが参加している政治団体ということだ。」「私が恐ろしいのは、戦時中の思想に帰ろうとする政治運動に賛同している人たちが、日本の教育を変えようとしている事実、そのものだ。関与が取りざたされた政治家の誰一人として、『教育勅語』を否定しなかった。」「国家主義的な思想を持つ人々の悲願『道徳の教科化』がなり、検定教科書にイデオロギーを盛り込むことができるようになった」と書いている。
「日本の針路」を左右するのは、軍事力だけではない。日本の教育の転換を危惧している。日本の教育を戦前の軍国教育に回帰させてはならない。この衆議院選挙において、自民・維新の与党及び参政党の議席を増やしてはいけない。日本の針路を考えるならば、「中道」勢力の議席を増やす選択しかないと私は考える。